佐伯真洋「月へ帰るまでは」をKaguya Planetで公開
SFメディアのバゴプラが運営するSF短編小説のオンライン配信プロジェクト Kaguya Planet にて、2021年1月の作品として、佐伯真洋「月へ帰るまでは」の先行公開を開始しました。12月の4作品に引き続き、カバーイラストは浅野春美さんが手掛けています。
佐伯真洋さんは2016年に初めて書いたSF小説「母になる」が第4回日経星新一賞で最終候補に選ばれると、同年から3年連続で同賞の最終候補に選出されました。2020年には「青い瞳がきこえるうちは」が第11回創元SF短編賞の最終候補入り、同年夏に開催された第1回かぐやSFコンテストでは「いつかあの夏へ」で読者賞を受賞。同年12月には、Toshiya Kameiさんが英訳した「母になる」のWelkin Magazineへの掲載が決定するなど、今注目の若手作家の一人です。
今回の「月へ帰るまでは」では、“植物船”が行き交う世界を舞台に、巨大な植物船コロニーに乗る主人公たちの物語が描かれます。梅の民・トーリャと柳の民・リョウの二人が出会ったものとは……。
Kaguya Planetは、海外のようにオンラインでSF短編小説を公開していくことや、日本SF界のジェンダーバランスの是正といった目標を掲げてスタートしたプロジェクトです。月500円で「応援」の登録をしていただくと、先行公開作品を読むことができるようになります。
以下の先行公開作品は、Kaguya Planetにご登録頂くと読むことができます。
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佐伯真洋「月へ帰るまでは」
そこは“植物船”が行き交う世界。船は都市となっていた。巨大な植物船コロニーに乗る梅の船の民・トーリャと柳の船の民・リョウは、ある日、思いがけない出会いを果たす。
プロフィール
1991年生まれ、大阪府出身。仕事と育児をしつつ大学で勉強中。2016年、初めて書いたSF小説「母になる」が第4回日経星新一賞で最終候補に選ばれると、同年から3年連続で同賞の最終候補に選出された。2020年には「青い瞳がきこえるうちは」が第11回創元SF短編賞の最終候補入りを果たす。同年夏に開催された第1回かぐやSFコンテストでは「いつかあの夏へ」で読者賞を受賞。筆者名を伏せた状態で実施された読者投票で最多票を獲得した。同年12月には、Toshiya Kameiが英訳した「母になる」がWelkin Magazineに掲載されることが決定し、英語誌でのデビューが決まった。国内外で活躍の場を広げる次世代注目のSF作家。
バゴプラでは、第一回かぐやSFコンテストで読者賞を受賞した「いつかあの夏へ」を無料で公開しています。
また、1月のKaguya Planetでは、勝山海百合さんのロングインタビューを先行公開中です。勝山海百合さんは2020年、佐伯真洋さんが読者賞を受賞した第一回かぐやSFコンテストにて「あれは真珠というものかしら」で大賞を受賞。佐伯真洋さんが読者に選ばれ、勝山海百合さんが審査員に選ばれる形となりました。佐伯真洋さんと同様に海外にも活躍の場を広げる勝山さんが激動の2020年を振り返ったインタビューをお楽しみください。
また、12月に先行公開を開始した揚羽はな「また、来てね!」、藤井太洋「まるで渡り鳥のように」、正井「宇比川」、蜂本みさ「冬眠世代」の四作品も先行公開中。
今Kaguya Planetに登録すると、インタビュー一本と短編SF小説5編を先行公開で一気に読むことができます。まだ登録されていない方は、この機会にぜひお試しください。
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