『モータルコンバット/ネクストラウンド』続編はある?
2026年6月5日(金) より日本で公開された映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』。米国で5月に公開された本作は、2021年に公開された前作『モータルコンバット』の興行収入約8,440万ドルを大きく上回るヒットを記録している。
映画「モータルコンバット」シリーズは、人気ゲームシリーズの実写映画作品としてサイモン・マッコイド監督が指揮を執る。同作は過去にも実写映画化されており、1995年に『モータルコンバット』、1997年に続編『モータルコンバット2』が公開。しかし、その後は続かず、2021年に現在のシリーズにリブートされている。
気になるのは映画『モータルコンバット3』がついに実現するのかどうかという点だ。そもそもリブートされた映画「モータルコンバット」シリーズは、「トーナメント前」「トーナメント中」「トーナメント後」を舞台として3部作として構想されている。順当にいけば『モータルコンバット/ネクストラウンド』の続編制作は既定路線ということになるが、実際のところはどうなっているのだろうか。
『モータルコンバット3』脚本は制作中
『モータルコンバット3』の構想が制作陣によって語られたのは第1作目公開時の2021年のこと。『モータルコンバット』の共同脚本を手がけたグレッグ・ルッソが米Colliderに第3作目はトーナメント後の物語を描きたいと語ったのだ。
その後、『モータルコンバット/ネクストラウンド』の制作が進められていた2025年には、10月開催のニューヨーク・コミコンで、同作の脚本を手がけたジェレミー・スレイターが第3作目での続投を表明。すでに開発に入っていると発表した。
同時期に米Deadlineは、プロデューサーのトッド・ガーナーが『モータルコンバット3』で続投すると報じている。一方で、第3作目のストーリーや公開時期については何も明らかになっていないとしていた。
2026年5月8日に『モータルコンバット/ネクストラウンド』が全米公開を迎えると、脚本家のジェレミー・スレイターが米Varietyで第3作目とスピンオフの構想について語った記事が5月11日に公開された。
まずジェレミー・スレイターは、リュウ・カンを第3作目でカムバックさせることは最初から決まっていると語っている。『モータルコンバット/ネクストラウンド』でリュウ・カンに何が起きたのかは、『モータルコンバット3』で掘り下げると話しているのだ。
その上で、ジェレミー・スレイターは『モータルコンバット3』の脚本については以下のように語っている。
まだ完成はしていません。色んな要素を試しに入れてみて、何が響いて何が響かないのかを見るために、探究用のドラフトを書きました。(製作会社の)ニュー・ラインのデイヴ・ノイスタッターと、プロデューサーのトッド・ガーナーというとても頼れるクリエティブ面の相談相手がいます。私たち3人で初期の草稿を見て、「ここは機能している」「ここは手を広げすぎているかもしれない」と確認しています。
今は、ファンの皆さんが第2作目を観てどう反応しているかを見ているところです。第2作目が第1作目の強みを活かす形で作られたのと同じように、第3作目も第2作目の強みを活かしたいと思っています。そして、うまく機能している要素をさらに前に推し進めたいんです。もうすぐ、かなり手応えのある第2稿を書き終えるところです。ただ、最終的にはニュー・ラインとワーナー・ブラザースの判断に委ねられることになります。
最後は製作会社のニュー・ライン・シネマと配給会社のワーナー・ブラザースに委ねられるとしつつも、脚本家のジェレミー・スレイターは脚本自体の執筆は進んでいると明かしている。
スピンオフの可能性も?
また、ジェレミー・スレイターはスピンオフの制作にも前のめりで、「モータルコンバット」で独自のユニバースを作り出すことにも言及している。原作ゲームでは別の世界や未来、ユニバースのリブートという要素も取り入れられたが、現状は今の世界観のキャラクターやトーンをファンが気に入ってくれているとした上で、スピンオフを見てみたいキャラとして以下の名前を挙げている。
ジョニー・ケイジとカノウ、つまりカール・アーバンとジョシュ・ローソンは本当に相性が良いんです。あの二人を組ませるというアイデアは面白そうですね。もちろんクン・ラオとリュウ・カンは大人気のキャラですし、キタナとジェイドもそうです。ヴィラン側の層も厚いですよね。
これは一人のファンとして熱く語っているだけですよ。私はスコーピオンとサブ・ゼロが大好きです。スコーピオンの人生全体を描く物語があれば素晴らしいと思います。バラカは私が一番好きなキャラクターなので、彼をもっとこのユニバースに出したくてたまらないですよ。
これはあまり答えになっていませんよね。つまり全員と言っているようなものですから。ジャックスとソニアの『スペシャル・フォース』もできます。『デッドリー・アライアンス』も『シャオリン・モンクス』もできる。引き出せるキャラクターや題材が本当に豊富にあるんです。
ジェレミー・スレイターは、原作ゲームにもスピンオフがあり、そのどれもが実写化できる可能性があるとも語っている。仮に映画の第4作、第5作、第6作目を作る時のためにまだ温存しているキャラもいるとも。一方で、「公式な計画があるわけでも、具体的に決まっていることがあるわけでもない」と留保を入れた上で、「ただ、成功すれば可能性は無限に広がります」としている。
サブ・ゼロ役俳優が語ったスピンオフの可能性
ここでも名前が挙がったサブ・ゼロことビ・ハンだが、同役を演じたジョー・タスリムは、サブ・ゼロを主人公にしたスピンオフ企画について語っている。実はサブ・ゼロのスピンオフ企画については第1作目が公開された当時から噂されていたものだ。
『モータルコンバット/ネクストラウンド』にもサブ・ゼロが登場したが、2026年6月4日公開された米ScreenRantの記事によると、ジョー・タスリムはサブ・ゼロのスピンオフ企画について初期の話し合いがあったことを認めたという。一方で、それ以降の話は耳にしていないといい、以下のように話している。
話し合いはありました。そうですね。でも、(スピンオフが制作されるかどうかは)状況次第です。まずシリーズ自体が生き残らないといけません。その上で、もし何らかの形で……こちらは何も聞いていませんが、もし次に進みたいということになれば、その物語を描ける可能性はあると思います。
やはり「まだ何も決まっていない」というのが実際のところのようではあるが、ジョー・タスリムがサブ・ゼロ役の続投に前向きであることは分かる。原作ゲームでは、主にサブ・ゼロとして知られるのはビ・ハンの弟のカイ・リャンだが、兄弟のストーリーが描かれる可能性もあるだろうか。
なお、2021年には、映画の成功を受けてジョー・タスリムは「モータルコンバット」の4本の続編に関する契約にサインしたと米Varietyのポッドキャストで語っている。続編とスピンオフの話題が絶えない同シリーズだが、『モータルコンバット/ネクストラウンド』の公開を受けてどんな展開を向かせるのか、注目して見守ろう。
映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』は2026年6月5日(金) より全国公開。
前作『モータルコンバット』は4K ULTRA HD&ブルーレイセットが発売中。
Source
Collider / Deadline / Variety1 / ScreenRant / Variety2
【ネタバレ注意】映画『モータルコンバット/ネクストラウンド』ラストの解説&感想はこちらから。
