中国初のSF大作『流転の地球』VFXメイキング映像に注目VG+ (バゴプラ) | VG+ (バゴプラ)

中国初のSF大作『流転の地球』VFXメイキング映像に注目

via: Screenshot on PIXOMONDO YouTube

壮大な映像美を生み出したVFXに注目

中国史上初のSF大作映画『流転の地球』

中国史上最大の規模で製作され、大ヒットを記録しているSF映画『流転の地球 (原題: 流浪地球, 英題: The Wandering Earth)』。ハリウッドに見劣りしないクオリティのSF大作として注目を集め、2019年という年を“中国SF映画元年”として歴史に刻みこもうとしている。

ニュージーランドのウェタがスーツを制作

映画制作の中心となったのはフラント・ゴゥ監督率いる中国内の撮影チームだが、その裏には様々なスタジオの協力があったことも忘れてはいけない。『流転の地球』でスーツの制作を担当したニュージーランドのウェタ・ワークショップによるメイキング映像も公開されており、同作は国際的な協力を得て制作されていたことが分かる。

VFXを手がけたドイツのピクソモンド

更に、『流転の地球』のVFXを手がけたピクソモンドもメイキング映像を公開している。同作のVFXは、アジアを拠点とする複数のVFXスタジオによって手がけられたが、ピクソモンドはドイツのスタジオだ。同スタジオは、ウェタ同様、制作の過程を動画と公式サイトで公開。過半数が重要な場面を占める216ものシーンでVFXを手がけたその裏側が明らかになっている。

「前代未聞の作業量」

ピクソモンドが手がけたシーンの内、50以上のシーンがフルCG映像になっているという。巨大な渓谷、上海の街に氷壁、そしてドローンに至るまで、ピクソモンドが作り上げた作品だ。氷壁の高さは400メートル、45キロメートルにも及ぶ範囲をカバーしており、この巨大な世界を描き出す為に、新たなシステムを構築する必要があったという。もちろん巨大な環境を作り出すだけでなく、細部を磨き上げ洗練することも必要な作業だ。画面に映る窓ガラスは全て、異なる表現が施されている。『流転の地球』のVFX制作は、同スタジオにとっては「前代未聞の作業量」だったという。

未知の領域に挑んだピクソモンド

また、ピクソモンドは未来の上海の街を完全に再現する為、上海にチームを派遣した現地調査も実施している。『アイアンマン2』(2010) や『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-)のVFX制作を手がけてきた同スタジオをもってしても、中国史上最大規模のSF映画『流転の地球』での作業は未知の領域だったのだ。ピクソモンドが見事に作り出した壮大にして精緻な世界観を見逃す手はない。同作の配信が予定されているNetflixでの公開を待とう。

『流転の地球』(Netflix)

Source
PIXOMONDO

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