『ホークアイ』最終回第6話 氷上の戦いに新たなトリックアロー 続きはスピンオフ? 予告編&ポスター公開 | VG+ (バゴプラ)

『ホークアイ』最終回第6話 氷上の戦いに新たなトリックアロー 続きはスピンオフ? 予告編&ポスター公開

© 2021 Marvel

ドラマ『ホークアイ』最終話へ

2021年11月24日(水)より配信を開始したドラマ『ホークアイ』が早くも最終回を迎える。10年前にMCUに初めて登場したホークアイことクリント・バートンが初めて主人公に据えられた作品で、新たなホークアイになる(であろう)ケイト・ビショップが紹介された作品でもある。

初週に二話同時配信となった『ホークアイ』は12月22日(水)に最終話となる第6話を配信する。配信直前に公開された予告編と、今後の展開を予期させる特別ポスターを見てみよう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ホークアイ』第5話の内容に関するネタバレを含みます。

予告編&ポスター公開

まずは最初に公開された最終話第6話の予告を見てみよう。

なんとこの予告はYouTubeで200万回再生を突破している。そして冒頭から登場したのは「STARK」という文字が入ったトリックアローである。トリックアローといえば、第3話でクリントが使用した“巨大化弓”が印象的だった。そちらはピム粒子を用いたもので、「アントマン」シリーズのハンク・ピム博士が開発したことをうかがわせる描写になっていた。

しかし、こちらのトリックアローはトニー・スタークのスターク社製ということになるのだろう。トニー亡き今、このトリックアローが再生産できるのかどうかは不明だが、これまで使ってこなかったことからも、クリントにとっては最後の切札のような存在であると予想できる。

クリントは「君の準備ができているかどうかを知りたい」と言い、ケイトは「準備はできてる」と答える。引っ張りに引っ張られたスケートリンクでの戦闘シーンも最終回で描かれるようだ。豪快なアクションを見せるエレーナはメイクを変えて違う雰囲気を見せている。また、後のシーンではエレーナがかつてナターシャも使っていたウィドウ・バトンを取り出すシーンも。

そして、杖と共に映し出される足元。キングピンである。杖と足が映っただけでヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンだと分かるのだから大したものだ。エレノアもケイトも驚きの表情を見せているがその対象は一体誰なのだろうか。

最終話配信直前にTwitterで公開された15秒バージョンの予告編では、クリントの「トップに立つ人間がいる」「ずっと懸念してた奴だ」というセリフが前半に来てキングピンの存在が強調されている。

そして、シーズンフィナーレ用に公開されたポスターにも注目だ。

© 2021 Marvel

ここには一見キングピンの姿はないように思われるが、よく見るとその巨大な影が背後に存在していることが分かる。また、エレーナがウィドウ・バトンを両手に持つ姿と、第5話で退場したかに思われたジャックが剣を持つ姿も。第2話では只者ではない剣技を見せていたが、やはりもう一つの顔を持っているのだろうか。なお、ジャックはケイトとフェンシング対決をした際には左手で剣を操っていたが、このポスターでは右手で剣を持っている。ジャックの利き手は右手だったのだろうか。

紫の新コスチュームに身を包むクリントとケイトに加え、注目したいのは腕を組んでこちらをまっすぐ見るマヤ・ロペスの姿だ。このポスターの中心人物と言ってもいい。予測だが、これは『ホークアイ』の物語が、マヤ・ロペスを主人公に据えるスピンオフ『エコー(原題)』へと続いていくことを示唆しているのではないだろうか。

第5話では、クリントはマヤの父を殺した件について、キングピンから依頼を受けたと話していた。このポスターのマヤは巨大な影が写っている人物=キングピンを睨み付けているようにも見える。その後ろのカジはバツが悪そうに背を向けている。各キャラクターの思惑がすれ違う中で、『ホークアイ』はどのような結末を迎えるのだろうか。

エレーナの特別映像も

なお、最終話を前にしてエレーナにフォーカスした特別映像も公開されている。

エレーナを演じたフローレンス・ピューは、「MCUに戻ってきて(クリントと)対峙することになるとは思いませんでした。とてもいい展開ですよね」と話している。第5話でのエレーナとケイトとの食事シーンの後、改めてフローレンス・ピューは以下のように話している。

『ブラック・ウィドウ』が終わった時は、ずっとスカーレット(・ヨハンソン)と一緒で、彼女は私をMCUに優しく迎え入れてくれました。そして、彼女のパートナーの世界へ飛び込むことができたのは本当に素敵なことでした。MCUでの最初の二年は、とても良い二年になっています。

そう語る背後ではクリントとエレーナが氷上で戦うシーンが映し出されている。エレーナは『ホークアイ』最終話でクリントへの敵討ちを達成することになるのだろうか。

“観ておくべき作品リスト”も公開

更に『ホークアイ』のTwitter公式アカウントでは、最終話の前に観ておくべき作品リストも公開されている。

『マイティ・ソー』(2011)
『アベンジャーズ』(2012)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
『ブラック・ウィドウ』(2021)
『ホークアイ』第1話〜第5話

意外にも『シビル・ウォー』が入っていたり、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018) が入っていなかったりと意味ありげなリストにも見える。だが、実際のところはホークアイがカメオも含めて登場した作品を並べているだけのようである。今回のドラマ作品でホークアイのことをもっと知りたいと思った方はこのリストを参考にして過去作をディグってみてもいいかもしれない。

どんな展開が待っているのか全く予想できないドラマ『ホークアイ』第6話。最終話もしっかり見届けよう。

ドラマ『ホークアイ』は2021年11月24日(水)より、Disney+で独占配信中。

ドラマ『ホークアイ』(Disney+) 

シーズン2&スピンオフについてはこちらの記事で。

第5話のネタバレ解説はこちらから。

第5話でキングピンが登場したことについて、監督はMCUと過去のドラマシリーズにつながりが生まれることを明言。詳細はこちらの記事で。

第5話でエレーナを通して描かれた“エンドゲーム後”のもう一つの側面はこちらの記事で。

第1話のネタバレ解説はこちらから。

第1話に登場した「サノスは正しかった」という落書きについては、こちらで詳しく考察している。

第2話のネタバレ解説はこちらから。

第2話で判明した、ケイトがウエストコースト・アベンジャーズのリーダーになる可能性についての考察はこちらの記事で。

第3話のネタバレ解説はこちらから。

第3話に隠されていたカジの過去についてはこちらの記事で。

第4話のネタバレ解説はこちらから。

エレーナの登場シーンで判明した4つの事実については、こちらの記事にまとめている。

エレーナ登場の裏側について製作陣が語った内容はこちらの記事で。

ドラマ『ホークアイ』シーズン2の可能性についてはこちらから。

 

MCUの時系列における『ホークアイ』の位置と、フェーズ4のタイムラインについての解説はこちらの記事で。

スパイダーマンが本作に登場するかどうかの考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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