第2話ネタバレ解説! ドラマ『ホークアイ』ラストの意味は? ボスは誰? 流れた曲は? あらすじ&考察 | VG+ (バゴプラ)

第2話ネタバレ解説! ドラマ『ホークアイ』ラストの意味は? ボスは誰? 流れた曲は? あらすじ&考察

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ドラマ『ホークアイ』配信スタート

2021年にフェーズ4から幕を開けた、Disney+配信のMCUドラマ第4弾『ホークアイ』が、11月24日(水) より配信を開始した。『ホークアイ』は、MCUの初期からアベンジャーズの一員として活躍してきたホークアイことクリント・バートンと、フェーズ4から新たに登場するケイト・ビショップの物語を描く。

ドラマ『ホークアイ』は、ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) と同じく、初週に第1話と第2話の配信を開始。アメリカでは一年の間で最大のホリデーシーズンにあたるサンクスギビング・ホリデーを迎えており、家族でまとめて観るという人も多いはずだ。日本のファンにとっても、二話まとめて観られるのはありがたい限りだ。

第1話のネタバレ解説はこちらで配信している。

今回は、『ホークアイ』第2話のネタバレ解説を各シーンを振り返りながらお届けする。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ホークアイ』第2話の内容に関するネタバレを含みます。

第2話「かくれんぼ」のネタバレあらすじ&解説

過去のケジメ

ドラマ『ホークアイ』第2話の冒頭は、ケイト・ビショップがホークアイに憧れるようになったきっかけ=自分を鍛え始めるようになったきっかけが映し出される。

前回のあらすじシーンでは、クリント・バートンがデシメーション(サノスの指パッチンによる宇宙人口半分の消滅)から戻ってきた家族とクリスマスを過ごそうとしていること、ケイトの母エレノアが「あなたの留守の間に変化が」あったと話していたこと、エレノアには裏の顔がありそうであること、ローニンの刀がジャックの手に渡り、ケイトがローニンのスーツを拾ったこと、アーマンドが殺され、ローニン復活がニュースで報道されたことを振り返っている。

偽ローニンのケイトを追い詰めたクリントは、あっさり自己紹介をするケイトに「まだ子どもだ」と言い放つ。ベテランの殺し屋やスパイではなく、模倣犯だと判断したのだろう。スーツの出所を聞くクリントだったが、ケイトは憧れの存在を前にして声も出ない。サイレンが鳴り始め、二人はとりあえずその場を離れるが、このシーンに映っているゴミ箱に日本語で「アキナ(ヌキナ?)」と書かれているのが気になる。

クリントは歩きながらケイトに質問を始める。かなりあっさりと害はないと判断したようである。なお、クリントはかつて脅威と見られていたブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの暗殺指令が出された時も、殺さずにS.H.I.E.L.D.に誘っている。

一方で、クリントはケイトを子ども扱いしてもいる。5歳で武術を習い始めたというケイトに「一年前か?」と嫌味を言うほどだ。一方で、クリントのすべての行動から学ぼうとするケイト。クリントは“ローニン復活”の真相を知り、ドッと疲れが出たようだ。それもそのはず、ニューヨークに来てからのミュージカル、トイレ、レストランでの出来事、そしてホテルで見たローニンのニュースはすべてクリントの過去という同じ軸から生じたものだからだ。

クリントと家に帰ったケイトは、ローニンのスーツを返すことに。ローニンのスーツを手に入れてからやったことは、悪者を倒して、犬を助け、不法侵入すること。クリントは「22歳のヴィジランテ」と漏らす。“ヴィジランテ”とは“自警団”という意味だが、スーパーヒーロー用語では、自分の正義に従い、法の外で正義を遂行する人物を指す。マーベルでは法が裁けない犯罪者を標的にするデアデビルが代表的な例で、ドラマ『デアデビル』(2015-2018) は映画『アベンジャーズ』(2012) 後のニューヨークが舞台になっている。

スーツを返したケイトは、クリントにサインをねだる。ホークアイは憧れだと伝えるが、この日だけでも何人ものファンと会ってきたクリントからすれば、その内の一人でしかないのだろう。クリントは第1話で闇オークションを襲撃したトラックスーツ・マフィアの名前を挙げるが、字幕では「ジャージ・マフィア」に、吹き替えでは「スポーツジャージ・マフィア」になっている。英語では「トラックスーツ・マフィア」と呼んでいる。

ここでケイトは「母の婚約者のおじを殺したのも奴ら?」と尋ね、第1話で殺されたアーマンドがジャックのおじであることを明かしている。「顔を見られたか」と聞くクリントにケイトは「ずっと覆面してた」と答えるが、英語では「プロのようにマスクを外さなかった(Kept the mask on like a pro.)」と言ってドヤ顔を見せており、ヒーローのルールを守ったことに胸を張っている。

そんなケイトをよそに、クリントはローニンのスーツがジャージ・マフィアも含む多くの人から恨まれていることを明かす。そして、ケイトはつけられていたことが明らかに。ジャージ・マフィアが火炎瓶を投げ込むが、クリントはそれをキャッチして投げ返すというプロフェッショナルな動きを見せる。ケイトも負けじと投げられる前の火炎瓶を矢で射ると、流石のクリントもその腕前に感心する。

クリントはここで燃えそうになるローニンのスーツを心配している。血に濡れた過去を背負ったアイテムだが、ケイトがローニンだと思われてしまった今、その潔白を晴らすために残しておきたいということだろうか。

モイラ・ブランドとは

犬を連れて脱出した二人は、非常口を使い、チェンバーズ・ストリート駅へと逃げ出す。マンハッタンのチェンバーズ・ストリート駅が最寄り駅ならば、やはりケイトはなかなかの良い場所に住んでいる。

物資を調達すると言うホークアイに、ケイトは“アベンジャーズの物資”を期待するが、実際にはネオスポリンという鎮痛効果のある抗生物質軟膏や綿棒、消毒用アルコールを買い集める。ケイトは更にアベンジャーズ・タワーへ行くことを期待するが、クリントはタワーは数年前にトニー・スタークが売ったと教える。

アベンジャーズ・タワーの前身であるスターク・タワーは、『ホークアイ』第1話でもケイトの家から見えていた。『アベンジャーズ』でスターク・タワーが破壊されたことで、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014) ではアベンジャーズ・タワーに改築された。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015) でアベンジャーズ・タワーは事件の発端の場所となり、それもあってか『スパイダーマン: ホームカミング』(2016) の時にはスタークはアベンジャーズ・タワーの売却を完了している。原作コミックでは様々な重要人物がオーナーになるのだが、MCUでの現在の所有者は不明のままである。

ケイトを”しまっておける”安全な場所を求めるクリントを、ケイトはモイラ・ブランドンという人物の部屋に案内する。モイラ・ブランドンは原作コミックにも登場した人物。元ハリウッドスターで、ウエスト・コースト・アベンジャーズに基地を提供した。MCUではケイトのおばという設定のようだ。冬はフロリダにいるとのことで、『ホークアイ』第2話には登場しなかった。

原作でのモイラ・ブランドンの設定と、ウエストコースト・アベンジャーズ結成についての経緯と考察はこちらの記事にまとめている。

クリントは家に着くなり、ケイトを置いてスーツを取り戻しに出かける。クリントはスムーズに消防士になりすまし現場に忍び込む。まさにプロの技だ。しかし、ローニンのスーツは見当たらない。何者かが持ち去った後のようだ。クリントは消防車に「NYC LARPERS」と書かれたステッカーが貼られているのを見つける。字幕は「ライブRPG(ラーパーズ)同好会」となっている。

ライブRPGとは、ライブアクション、つまり実写でRPG(ロールプライングゲーム)を楽しむことだ。“Live Action Roll Playing”の頭文字をとって“LARP”と言い、LARPを楽しむ人々をLARPERS(ラーパーズ )と呼ぶ。この場面のクリントは、ファンタジー風味のあるローニンのコスチュームをRPGファンが持ち去ったと推測したようだ。

モイラ・ブランドンのアパートに帰ったクリント。ケイトは犬に“ピザ・ドッグ”というあだ名をつけている。クリントはケイトに傷の治療方法を教える。これがクリントがケイトに初めて教えたことになる。消毒の仕方、絆創膏の貼り方……地味だが、本来のヒーローというのはこういうものなのだろう。傷を負うのは一瞬だが、それよりも長く向き合うのは治癒のための時間だ。

クリントはSNSでローニンのコスチュームを自慢するNYC LARPERSのアカウントを発見。日本語では「お前はもう死んでいる」となっているが、英語でも「お前はもう死んでいる(You’re already dead.)」と言っている。『北斗の拳』(1983-1988) のケンシロウの決め台詞の英語版だ。

次の日の朝、クリントはローニンのスーツを取り戻すために、子ども達を空港へと送り出す。末っ子のネイトは手話を覚えており、クリントは嬉しそうにしているが、娘のライラはクリントの顔にできた傷を心配している。「クリスマスは一緒に過ごせると思ったのに」と言うライラに、クリントは「クリスマスには帰る」と約束をする。続いて「本当に仕切るのはお前だ」と声をかけ、子ども達を見送る。クリントは約束を守ることができるのだろうか。

ヒーローとしてのブランディング

ケイトのローニンは、競売会場の爆破とアーマンド殺害に関与した可能性がある不審人物だと報じられていた。ケイトはファーの付いた良い部屋着を着ている。このシーンのクリントは半袖姿で、左腕にはローニンになった時に入れたタトゥーが見える。

そしてクリントの背後に飾ってあるポスターは『クリーチャー・オブ・ダーク・ギャラクシー』と言う架空の映画のもので、主演俳優としてモニカ・ブランドンの名前が記されている。コミック版と同じくモニカ・ブランドンは元ハリウッドスターという設定のようだ。なお、もう一人の主演俳優の名前になっているルーク・バラードはマーベル・スタジオのスタッフの名前である。

ニューヨークの街を歩くクリントは、ケイトの右側に立つ。補聴器を入れている左耳でケイトの声を聞くためだという。クリントが補聴器をつけるようになった理由を聞かれると、過去にロキから受けた攻撃や、大爆発など、ダメージを受けた数々のシーンが映し出される。クリントの耳が聞こえにくいのは生まれつきではなく、戦いの中で聴力が低下したという設定のようだ。

路上で「ヒーローだ」と喜びながら、弓を持つ女性の元に走っていく子どもを見て、ケイトは「あなただ」と言うが、クリントは冷静に「カットニスだ」と訂正する。カットニスとは、スーザン・コリンズの同名小説を原作にした人気映画シリーズ「ハンガー・ゲーム」の主人公で、映画版ではジェニファー・ローレンスが演じた。ジェニファー・ローレンスといえば、20世紀フォックス版の映画「X-MEN」でミスティーク役を演じたが、MCUへの参戦もあるのだろうか。

アベンジャーズの中では目立たない法ではあるホークアイについて、ケイトは「ブランディングが問題」と言い放つ。「売り込むのが難しい」と話すケイトだが、英語では「全体的に地味だから、売るのが難しいブランド (Your whole thing is that you’re low-key. It’s a very hard brand to sell.)」と話している。クリントの「何も売るつもりはない」は見事な切り返しだ。

一方でケイトは、アベンジャーズの時代で恐ろしい体験をした人々は「冷笑的でクールなもの (cynical, cool thing)」を求めていないと分析。独善性ではなく誠実さが求められていると的確な助言をする。ケイトがアベンジャーズに加われば、市民感情にも配慮した活動が可能になるかもしれない。

更にケイトは、クリントに対して「心を隠している」と言い放つ。クリントに自覚はないが、人々にインスピレーションを与える人物として存在しているのに、後世を育てたり、新たなヒーローを生んだりすることに向き合っていないと言いたいのだろう。クリントはここでお別れだと言うが、ケイトはまだ何も教わっていないと食い下がる。

なんとか電話番号だけで二人は繋がるが、クリントは「緊急時だけ」とキャプテン・マーベルことキャロル・ダンバースがニック・フューリーに言ったセリフを放つ。ただし、英語では「or I’ll block and delete you.(さもなければブロックして消す)」と付け加えており、相当に念を押している。

vs ラーパーズ

ケイトが「職場」と話していた会社は“ビショップ警備”という名前。母のエレノアは警備会社の社長なのだ。そこにいたのは、おじが死んだのに元気そうなジャック。ケイトの父になろうとするジャックは、パタナリズム全開でマウントを取ろうとしている。だが、ケイトは食事中の話題は自分が決めるという条件で今夜の夕食の約束をする。

一人になったクリントは、NYCラーパースのイベント会場へ。すぐさまローニンのコスチュームを持ち去った人物を発見するが、コスチュームを着ていないクリントは門前払い。しょうがないのでゲームに参加することに。登録にあたって名前もメールアドレスも残さないクリント。確かにケイトの言う通り、心を閉ざしているのかもしれない。会場には、なぜか「富治林」というのぼりが立っている。

甲冑を着けてLARPに参加したクリントは、すっかり役割をこなし、遂にローニンのコスチュームを持ち去った人物に到達する。この趣味を「理解できない」と話すクリントだったが、相手がホークアイだと気づき、「せめて(ゲーム内で)殺させてくれ」と懇願するその人物に付き合うことに。

ケイトは「エマージェンシーオンリー」と言われていた電話番号にあっさりテキストメッセージを連投。電話がかかってくるが、その相手はニューヨーク市警のカードル刑事だった。カードル警部は本ドラマの原作であるコミック版の『ホークアイ』(2012-2015) で登場する。ケイトと因縁の深い刑事だ。「誠実さが求められている」と言ったケイトは嘘をつくのが苦手なのか、自宅の火事について聞くカードル刑事にめちゃくちゃ怪しい返答をして、明朝に警察に出向くことになる。

一方、見物客に囲まれたクリントは、空想の魔法瓶に入ったポーションを断り、スーツを巡る決闘の舞台に。クリントが対峙するのは過去の自分の姿をした敵。バイキングのコスチュームを着た人物はクオリティの高い効果音を聞かせてくれている。約束通り“負け役”を演じたクリントは、無事にスーツを返してもらう。不器用ではあるが、一般市民であるグリルズと会話を交わすクリント。LARPもやった「甲斐はあった」と否定しない。不器用だが悪い人ではないのだ。

こうしてクリントのクエストは終了。この日の飛行機には間に合わず妻のローラに電話するが、なんとクリントはジャージ・マフィア(トラックスーツ・マフィア)とケリをつけるというのだ。ローラも奴らのことは知っているらしい。クリントはおびき寄せる作戦をとると話し、ローラは「ナターシャの得意技」と答える。仕事の話も共有してきたのだろう。クリスマスまで残り5日だ。

ジャックの秘密

ケイトは、エレノアとジャックと三人で夕食を食べていた。ケイトは刀剣愛好家というジャックを挑発し、フェンシングで一戦交えることに。ジャックは左利きの剣士のようだ。二度の州チャンピオンというケイトに対して防戦一方のジャックだったが、ケイトはジャックが明らかに手を抜いていることを見抜いていた。

ケイトは、アーマンドが剣で殺されたことと結びつけて語ろうとするが、エレノアは踏み込むと「大怪我する」と、第1話に続いてケイトにブレーキをかけようとする。大学卒業後にはエレノアの会社で働くというレールの上を歩ませようとしているようだ。その直後、ジャックはアーマンドの家に置いていたキャンディをケイトに差し出す。やはり、ジャックがアーマンドの家に侵入した犯人だったのだろうか。

トラックスーツ・マフィアをおびき寄せたクリントは、わざと捕まりアジトに行く作戦をとる。マフィアの中心事物は「生け捕りって命令だ」と言っているが、英語では「She wants him alive.」と話しており、主語が「彼女」となっている。マフィアのボスは誰なのだろうか。

動揺したケイトは家を飛び出し、クリントに電話をかける。クリントが危険な状態にあることを察知したケイトは、ビショップ警備のサービスを使ってクリントの携帯を追尾する。第1話でも親の会社のサービスを使ってアーマンドの家を見つけ出していたのだ。これは違法な追跡手段だが、ニューヨークの街でどんな人間でも追跡できるというのは、キャラクター設定としては面白い。

最後に登場したのは…

わざと捕まったクリントはマフィアの面々と話そうとするが、一向に話が噛み合わない。「責任者と話したい」と言うクリントだったが、マフィアのメンバーはしつこくケイト・ビショップの居場所を聞き出そうとする。クリントが「あいつが責任者か?」と聞いた人物は第1話でも登場したカジだ。手錠を簡単に解いたクリントだったが、その時、天井から降ってきたのは紫のコスチュームを身にまとったケイトだった。改めて二人は捕まってしまい、ボスの登場を待つ。

そして画面に映し出されたのは、スピーカーの音を掌で感じている人物。アラクア・コックスが演じるエコーだ。エコーは、原作コミックでも人気のキャラクター。映画『エターナルズ』(2021) のマッカリと同じく、耳が聞こえない。ネイティブ・アメリカンという設定もあり、ドラマ『ホークアイ』でエコーを演じるアラクア・コックスも耳が聞こえず、ネイティブ・アメリカンである。

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エコーの本名はマヤ・ロペスで、第2話のクレジットも「Maya Lopez」となっている。コミック版では『ブラック・ウィドウ』(2021) のタスクマスターのように相手のスキルをコピーする能力を持っているが、MCUではどのように描かれるのだろうか。なお、耳が聞こえないエコーは読唇術を身につけており、最後のシーンでマフィアのメンバーがエコーに話したことは伝わっているものと思われる。

そして、エコー登場シーンから流れている第2話のエンドクレジットソングは、イングランドのデペッシュ・モードによる「Christmas Island」(1986) というインスト曲だ。ドラマ『ホークアイ』では徹底してクリスマス関連の曲を選曲して流しているようだ。

ドラマ『ホークアイ』第2話考察

ドラマ『ホークアイ』第2話では、遂にクリスマスまでのカウントダウンがスタート。ローニンのスーツを取り戻すという目的は達成したクリント・バートンだったが、このままではケイト・ビショップがマフィアに狙われてしまうという心配があったのだろうか。ジャージ・マフィアと決着をつけるためにわざと捕まるという作戦をとった。

ローニンとしての過去の活動がローニンに対する恨みを生み、ケイトがローニンの正体だと勘違いされた今、クリントは自身がローニンであると告白するつもりなのだろうか。そして、ジャージ・マフィアはやはり誰かに雇われているだけで、より大きな存在の意思が働いているようだ。

気になるのは、それはエコーなのか、ということだ。こちらのヴィラン予想記事では、エコーとカジは原作コミックではキングピンという大物ヴィランに雇われていたことを紹介した。それにエコーはDisney+で単独シリーズ『エコー(原題:Echo)』が製作されることが発表されている。『ホークアイ』では大元のヴィランではなく、誰かに雇われているだけという可能性もあるかもしれない。

そのようにして“元請け”を辿っていくと、アーマンドが第1話で頼りにしていた「力のある友人」にたどり着くのではないだろうか。とすれば、おそらくアーマンドを殺したジャックはその元締めの敵ということになるが、権力を狙う人々でひしめき合うニューヨークらしい展開になる。

果たして、アーマンドを殺したのはジャックなのか。そして、ジャックの剣技のルーツはどこにあるのか。ジャックとエレノアは何を隠しているのだろうか。そして、『ブラック・ウィドウ』でヴァルからクリントを狙うよう指示を受けたエレーナはどこで登場するのだろうか。

次々と謎を提示するドラマ『ホークアイ』だが、第1話と第2話が同時に配信され、これで全6話のうちの3分の1が終わったことになる。次週からは1話ずつの配信となり、12月22日(水)に最終話第6話が配信される。次の展開を楽しみに待とう。

原作コミック『ホークアイ』はKindleで日本語訳版が発売中。

ドラマ『ホークアイ』は2021年11月24日(水)より、Disney+で独占配信中。

ドラマ『ホークアイ』(Disney+) 

第3話のネタバレ解説はこちらから。

第1話のネタバレ解説はこちらから。

第1話に登場した「サノスは正しかった」という落書きについては、こちらで詳しく考察している。

ドラマ『ホークアイ』のヴィラン候補まとめはこちらから。

MCUの時系列における『ホークアイ』の位置と、フェーズ4のタイムラインについての解説はこちらの記事で。

スパイダーマンが本作に登場するかどうかの考察はこちらから。

 

ドラマ『ロキ』のネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『ワンダヴィジョン』のネタバレ解説はこちらから。

映画『ブラック・ウィドウ』のポストクレジットシーンの解説はこちらから。

映画『エターナルズ』のポストクレジットシーンの解説はこちらから。

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のポストクレジットシーンの解説はこちらから。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編解説と考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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