ドラマ『ホークアイ』の時系列が判明、MCUで最も未来描く フェーズ4のタイムラインをおさらい&解説 | VG+ (バゴプラ)

ドラマ『ホークアイ』の時系列が判明、MCUで最も未来描く フェーズ4のタイムラインをおさらい&解説

© 2021 Marvel

ドラマ『ホークアイ』はいつが舞台?

2021年11月よりDisney+で配信を開始したドラマ『ホークアイ』は、映画『エターナルズ』に続くMCU作品。映画『マイティ・ソー』(2011) で初登場を果たしたホークアイことクリント・バートンと、本作より新たに登場したケイト・ビショップを主人公に据えた作品だ。

コロナ禍に見舞われた2020年は、2009年以来となる“MCU作品が公開されなかった年”に。だが、2021年に入ってからの勢いは猛烈で、1月配信開始の『ワンダヴィジョン』を皮切りに、3月配信の『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』6月配信の『ロキ』と、立て続けにドラマシリーズを公開。8月には、初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』のシーズン1も配信された。

映画シリーズも7月に『ブラック・ウィドウ』でカムバックを果たすと、9月に『シャン・チー/テン・リングスの伝説』11月に『エターナルズ』が公開され、米では12月に『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』(日本では2022年1月7日(金)公開)が公開された。

怒涛の勢いで進んでいく『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) 後のMCU。だが時折追いきれなくなるのが、その時系列だ。そんな中、新たに配信を開始したドラマ『ホークアイ』はタイムラインの中でどの位置にあるのか、本作の監督を務めるリース・トーマスが明かしている。

ドラマ『ホークアイ』舞台は2024年12月?

Game Readerのインタビューに答えたリース・トーマス監督は、ドラマ『ホークアイ』で描かれる物語について、以下のように話している。

クリントは、これまでの映画作品では十分に描かれてこなかった人物です。(本作では)『エンドゲーム』の出来事から二年後の彼の現在地を知ることができます。そして、彼が何をしていたのか、自分の過去とどのように向き合っていたのかが分かります。

ドラマ『ホークアイ』はクリスマスの6日前から物語が始まるため、舞台になった月は12月であることは確かだ。今回、リース・トーマス監督が本作の舞台を「『エンドゲーム』の出来事から二年後」と明言したことで、『ホークアイ』は2024年12月あるいは2025年12月が舞台になっていることが明らかになった。

だが、問題は2024年なのか、2025年なのかということ。ファンの間でも混乱を生んだこの問題について、11月末にリース・トーマス監督は改めて自身のTwitterでこう発信した。

2024年です。一時期は(『エンドゲーム』から)2年先、つまり2025年に設定しようとしていたのですが、それでは皆さんを混乱させてしまいます。実際には1年先です。

『エンドゲーム』で描かれた出来事は2023年10月。『ホークアイ』は1年後の2024年12月が舞台になっていることを監督が認め、MCUのタイムラインはとりあえず安定を取り戻した。

『エンドゲーム』後のタイムラインをおさらい

ネタバレ注意
以下の内容は、『ホークアイ』までのMCUフェーズ4全作品およびMCUフェーズ3の『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の内容に関するネタバレを含みます。

ここで確認しておいた方がよいのは、『エンドゲーム』後のMCUのタイムラインだ。フェーズ3最終作の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019) からフェーズ4にかけての作品を時系列順に並べると以下のようになる。

2023年10月 『アベンジャーズ/エンドゲーム』で人口復活
2023年11月 『ワンダヴィジョン』のワンダ事変
2024年4月 『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で二代目キャプテン・アメリカ誕生
2024年4月 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でテン・リングス復活
2024年6月 『エターナルズ』でティアマット《出現》未遂
2024年6月-7月 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でスパイダーマンの正体暴露
2024年12月 『ホークアイ』でクリントとケイトが出会う

ドラマ『ワンダヴィジョン』と『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の時系列の説明はこちらの記事に詳しい。

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、清明節の日にター・ローの村への道が開かれるという設定になっていることから4月5日頃が舞台と考えられる。映画『エターナルズ』はプロデューサーのネイト・ムーアが『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と同じ時期と説明しており、『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』はアメリカの高校の学年末ということで、6月が舞台ということになる。

また、『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』は人口復活から8ヶ月後とされているため、逆算すると、『アベンジャーズ/エンドゲーム』 での出来事は2023年の10月だったことが分かる。映画『ブラック・ウィドウ』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016) の間に起きた出来事。『ブラック・ウィドウ』の時系列については、こちらの記事で詳しく解説している。

なお、ドラマ『ロキ』は2023年10月の 『アベンジャーズ/エンドゲーム』に端を発するが、2012年のロキが時間の流れが異なるTVAに出向くため、タイムラインからは除外した。アニメ『ホワット・イフ…?』では、『ロキ』でタイムラインの分裂が制御できなくなったことから、様々なタイムラインで分岐が発生する様子が描かれた。

2022年1月7日(金) 日本公開の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』の直後が舞台とされているため、『ホークアイ』よりも前の2024年7月-8月頃と予想できる。

ホークアイは何をしていたのか

ここまで見て分かるのは、『エンドゲーム』の後から『ホークアイ』に至るまで、MCUの世界では様々な事件が発生していたということである。人口復活直後、ニュージャージ州ではアベンジャーズのメンバーだったワンダが一般市民を巻き込んで暴走。ナターシャを失ったクリントとヴィジョンを失ったワンダはトニー・スタークの葬儀で声を掛け合っていたが、クリントはワンダ事変の現場には姿を現さなかった。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では、海外の他、ニューヨークも戦いの舞台になった。サム・ウィルソンのスピーチは全米に放映されたはずだ。『シャン・チー』ではキャプテン・マーベル、ハルク、ウォンの会合に登場せず。アベンジャーズからは完全に身を引いたのだろう。『エターナルズ』ではティアマットの《出現》未遂という大事件が発生し、ティアマットの姿はテレビでも報じられていた。

『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』ではスパイダーマンの正体がピーター・パーカーであると暴露され、スパイダーマン は殺人犯というフェイクニュースも流された。クリントがニューヨークを訪れるわずか数ヶ月前の出来事だ。

これまで、クリントの家はアメリカ中部のミズーリ州にあるという設定になっていた。西海岸で起きることにも、東海岸で起きることにも目を瞑っていたのだろうか。そうだとしても、今近くに家族がいるクリントにとっては無理のない判断だろう。

気になるのは、ドラマ『ホークアイ』では、バートン一家にとって2024年の12月が数年ぶりに家族で過ごすクリスマスとされていることだ。第1話ではカットされていたが、予告編ではクリントの娘のライラが中華料理店で「数年ぶりに一緒に過ごすクリスマス」と話している。サノスの指パッチンで消えたクリントの家族は2023年10月には戻っているはず。2023年のクリスマスは何をしていたのだろうか?

リース・トーマス監督が「彼が何をしていたのか、自分の過去とどのように向き合っていたのかが分かる」と語る通り、『ホークアイ』ではこの空白期間の謎が明らかになるのだろうか。

引き続き、MCUのタイムラインの中でそれぞれのキャラクターがどのように描かれていくのか、注目しよう。

ドラマ『ホークアイ』は2021年11月24日(水)より、Disney+で独占配信中。

ドラマ『ホークアイ』(Disney+)

原作コミック『ホークアイ』はKindleで日本語訳版が発売中。

『ホークアイ』第1話のネタバレ解説はこちらから。

タイムラインと共にスパイダーマンが本作に登場するかどうかの考察を行った記事はこちらから。

第1話に登場した「サノスは正しかった」という落書きについての考察はこちらの記事で。

第2話のネタバレ解説はこちらから。

第2話で判明した、ケイトがウエストコースト・アベンジャーズのリーダーになる可能性についての考察はこちらの記事で。

『ホークアイ』第3話のネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『ホークアイ』のヴィラン候補まとめはこちらから。

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映画『ブラック・ウィドウ』のポストクレジットシーンの解説はこちらから。『ホークアイ』には、エレーナの登場が期待されている。

映画『エターナルズ』のポストクレジットシーンの解説はこちらから。

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のポストクレジットシーンの解説はこちらから。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編解説と考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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