ネタバレ解説『ブラック・ウィドウ』の時系列はどうなってる? ラストシーンもまとめて解説 | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ解説『ブラック・ウィドウ』の時系列はどうなってる? ラストシーンもまとめて解説

© 2021 Marvel

映画『ブラック・ウィドウ』の時系列はどうなってる?

MCU映画第24作品目にあたる映画『ブラック・ウィドウ』が2021年7月8日(木)より劇場公開された。翌9日(金)からはDisney+プラミアアクセスでの配信が始まる。『ブラック・ウィドウ』はすでにSNSを騒がせており、やっとMCU映画が帰ってきたという気持ちをファンにもたらしてくれている。

映画『ブラック・ウィドウ』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後を舞台にするという触れ込みで公開された。では、作中の時系列はどのように構成されていたのだろうか。今回は、『ブラック・ウィドウ』の時系列を解説していこう。以下の内容はネタバレを含むため、未見の方は必ず映画を観てから記事の内容をチェックしていただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『ブラック・ウィドウ』の内容に関するネタバレを含みます。

『ブラック・ウィドウ』の時系列を解説

冒頭の舞台は1995年

『ブラック・ウィドウ』の冒頭は1995年のアメリカはオハイオ州から始まる。1995年といえば、映画『キャプテン・マーベル』(2018) の舞台になった年だ。『キャプテン・マーベル』の舞台になったのは西部のロサンゼルスや南部のルイジアナ州で、ナターシャ達がいたオハイオ州は中東部にあたる。接触する機会はなかったと思われるが、同じ時代にナターシャとキャロルのオリジンがあったことには新鮮な驚きがある。

なお、映画『インクレディブル・ハルク』(2008) では、後のハルクことブルース・バナーが恋人になるベティ・ロスと学部で出会ったのも1995年のこと。奇しくもベティ・ロスの父であるサディアス・ロスは『ブラック・ウィドウ』でナターシャを追う立場として登場している。

主な舞台は2016年

そして、『ブラック・ウィドウ』のメインの舞台は21年後の2016年に。触れ込み通り、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後にあたる。同作ではナターシャはソコヴィア協定に賛同するも、トニーチームとスティーブチームの戦いにおいてスティーブをサポートする動きを見せた。これによりトニー・スタークから「二重スパイがDNAに染み付いてるのか」という暴言を吐かれた上、これからロスに追われることになると告げられる。ナターシャが足止めしたティ・チャラが、ロスにナターシャの“裏切り”を報告したためだ。

『シビル・ウォー』の映画としては全体の3分の2が過ぎた頃だが、ナターシャ視点の『ブラック・ウィドウ』の物語はここから分岐して進んでいくことになる。アベンジャーズのメンバーが大西洋に浮かぶラフト刑務所に行ったり、シベリアの地下にあるヒドラの秘密基地に行ったりしている間、ナターシャは”家族”とのリユニオンと自身の過去に向き合う『ブラック・ウィドウ』の物語を進めていたのだ。

なお、ドクター・ストレンジもこの頃、同時進行でニューヨークからネパールのカトマンズへ修行に出て、香港でゼロッツと決戦を繰り広げるなどしている。

最後にナターシャがいたのは?

映画『ブラック・ウィドウ』で、最後にナターシャはレッドルームを撃墜したことを材料に追ってくるロスと交渉しようとする。その結果が描かれることはなく、次のシーンではナターシャの髪の毛は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018) でお馴染みの金髪ボブになっている。ナターシャは、調達屋のリック・メイソンから買い付けたジェット機で友人を脱獄させると言い残して飛び立っていく。この時に、お馴染みのアベンジャーズのテーマ曲が流れる。

そう、これは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のエンディングでクリント・バートンとスコット・ラング、そしてサム・ウィルソンをスティーブ・ロジャースが脱獄させる流れに繋がる。『シビル・ウォー』の終盤では、ロスからトニー・スタークへ「ラフト刑務所が破られた」との報告が入る。その後、ラフト刑務所に破り入ったスティーブの姿が映し出されて『シビル・ウォー』は幕を閉じるが、この時に“足”を用意したのはナターシャだということになる。

こうして時間軸をよくよく考えていくと分かるのは、『ブラック・ウィドウ』のストーリーは全て映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の間に起きた出来事だったということだ。物凄いスピード感で人知れず自らの過去に決着をつけ、もう一つの家族であるアベンジャーズを助けに行く——ナターシャは強い。

ポストクレジットシーンは2023年以降

そして、ポストクレジットシーンはナターシャの墓が建てられていることから、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) の後、つまり2023年以降だということが分かる。2023年11月には、東部のニュージャージー州で『ワンダヴィジョン』(2021) におけるワンダ事変が起きているが、ポストクレジットシーンの舞台は中東部のオハイオ州に戻っている。

このシーンで登場するヴァレンティーナ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021) にも登場するが、同作の舞台は2024年4月だ。『ブラック・ウィドウ』のポストクレジットシーンと『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のヴァレンティーナ登場シーンではどちらが先かは不明だが、このラストはドラマシリーズ『ホークアイ』につながっていくことが確実視されているため、ドラマ『ホークアイ』で謎が明らかになることに期待しよう。

なお、ポストクレジットシーンの詳細な解説はこちらの記事で行っている。

映画『ブラック・ウィドウ』ではナターシャが様々な国を飛び回っていたが、舞台になった年代に注目しても意外な一面を知ることができる。こうした背景を知った上でもう一度視聴すると、さらなる発見があるかも知れない。

映画『ブラック・ウィドウ』は2021年7月8日(木)より劇場公開中。7月9日(金) からはDisney+ プレミアアクセスで視聴することもできる。

映画『ブラック・ウィドウ』公式サイト

『ブラック・ウィドウ』のテーマについての議論を含むレビューはこちらから。

『ブラック・ウィドウ』で流れた音楽は全曲こちらで解説している。

ポストクレジットシーンでヴァレンティーナが iPad mini を持っていたことから分かる意外な事実についてはこちらで解説している。

エレーナの今後についてプロデューサーが語った内容はこちらから。

レッド・ガーディアンことアレクセイの俳優が語ったキャラクターの背景はこちらの記事で。

MCUドラマ『ホークアイ』の情報はこちらから。

公開されたばかりのMCUアニメ『ホワット・イフ…? (原題:What If…?)』の予告編紹介はこちらの記事で。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で分かった『エンドゲーム』後の時系列はこちらに詳しい。

VG+編集部

映画から漫画、ゲームに至るまで、最新SF情報と特集をお届け。 お問い合わせ

    関連記事

    1. 視界270度でド派手に鑑賞! 映画『ハーレイ・クイン』ScreenXで公開決定

    2. 『デューン』ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はなぜSF映画を撮るのか 「SFの世界に行ったのではなく、帰ってきた」

    3. キューバ発の宇宙映画!『セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!』がいよいよ日本公開

    4. トム・ハーディ「ヴェノムは純粋で無邪気。知性を与えることもできる」【ネタバレ】