『ブラック・ウィドウ』エレーナ主役の続編はある? プロデューサーが“未来”について回答 | VG+ (バゴプラ)

『ブラック・ウィドウ』エレーナ主役の続編はある? プロデューサーが“未来”について回答

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エレーナの今後はどうなる?

『ブラック・ウィドウ』でナターシャ・ロマノフの妹であるエレーナ・ベロワ役を演じたフローレンス・ピューは見事な演技を見せ、MCUデビューを果たした。フローレンス・ピューは『ミッドサマー』(2019) で主人公ダニー・アーダーを演じて高い評価を得ると、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019) ではエイミー・マーチ役でアカデミー助演女優賞にノミネートされた今最も注目されている若手俳優だ。

気になるのは、MCUにおけるエレーナの“今後”である。米ET Onlineは、『ブラック・ウィドウ』の共同プロデューサーを務めたブライアン・チャペックへのインタビューを公開。チャペックは今後のMCUでエレーナの物語が描かれるか否かについて、以下のように話した。

(エレーナを演じた)フローレンスと彼女のMCUでの未来について、現時点で言えることはないんです。でも彼女は今のところ素晴らしく、ファンに愛されているキャラクターですし、一緒に仕事をするには素晴らしい人物です。ですので、彼女のために何かを見つけられることを願っていますが、それはこれからの話です。

秘密主義のマーベルらしく非常に言葉を選んだコメントになっているが、エレーナを起用した続編製作について否定的な言葉が出ることはなかった。構想の中から排除しているわけではないようだが、ここからは『ブラック・ウィドウ』の内容を受けてのファンの後押しが単独シリーズ誕生の鍵になるかもしれない。

また、ブライアン・チャペックは『ブラック・ウィドウ』におけるエレーナの性格について、「はっきりと言い返し、何ものにも屈しない」と表現。同作の脚本を担当したエリック・ピアソンに「非常に似ている」とも話している。エレーナというキャラクターを形作る上で大きな役割を果たしたというピアソンは、これまで短編映画『エージェント・カーター』(2013) や映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017) の脚本を担当。日本では『ブラック・ウィドウ』と同時期の公開となった『ゴジラvsコング』の脚本も担当している。

メインの脚本家がキャラクター形成に深く関与したのだとすれば、今後も主要キャラクターとしてMCUに登場する可能性は高くなる。また、製作総指揮のヴィクトリア・アロンソは映画『ブラック・ウィドウ』が「他のウィドウたちが登場する道を切り拓いた」ともコメントしている。原作コミックにおいてはエレーナ・ベロナは、二代目ブラック・ウィドウとして活動を始めるが、果たして……。

『ブラック・ウィドウ』のポストクレジットシーンについての詳細な解説はこちらの記事で。

エレーナのテーマ曲も収録されたサントラはYouTubeで無料公開されている。こちらの記事で、作曲家によるエレーナの曲についてのコメントと合わせて紹介している。

映画『ブラック・ウィドウ』は2021年7月8日(木)より劇場公開中。7月9日(金) からはDisney+ プレミアアクセスでも配信中。

映画『ブラック・ウィドウ』公式サイト

Source
ET Online

【ネタバレ注意】『ブラック・ウィドウ』のテーマについての議論を含むレビューはこちらから。

【ネタバレ注意】今回解説したポストクレジットシーンと、その前のラストシーンも含む『ブラック・ウィドウ』における時系列の解説はこちらから。

【ネタバレ注意】『ブラック・ウィドウ』で流れた音楽は全曲こちらで解説している。

【ネタバレ注意】レッド・ガーディアンことアレクセイの決断の背景はこちらで解説している。

VG+編集部

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