『ハーレイ・クイン』公開間近
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』がアメリカで2020年2月7日(金)に公開される。日本では3月20日(金)より公開される予定だ。ハリウッドでは公開に先駆けて1月23日(木)にプレミア上映を実施。出演者と製作陣が集結する贅沢な一夜となった。
同プレミアには、映画『ハーレイ・クイン』の監督を務めたキャシー・ヤン監督も登場。Variety誌のインタビューに、6月に公開される映画『ワンダーウーマン 1984』で指揮をとるパティ・ジェンキンス監督から受けた助言の内容を明らかにしている。
いきなりの大役
キャシー・ヤン監督は、「スーパーマン」や「バットマン」といった人気シリーズを抱えるDCコミックスのDCEU (DC エクステンデッド・ユニバース) 作品では初のアジア系女性監督として映画『ハーレイ・クイン』の指揮をとった。インディーズ映画『デッド・ピッグス (原題: Dead Pigs)』(2018)が好評を博し、長編デビュー2作目にしてハリウッド大作映画を手がけることになった。
『ハーレイ・クイン』での監督抜擢について「すべてがあっという間に起こった」と話すキャシー・ヤン監督。大役を任されたことにプレッシャーがあったことを認め、「自分の選ぶ方向性が会社が望むものであれば素晴らしいことだし、そうでなければしょうがない。考えすぎないようにしました」と話している。
『ワンダーウーマン 』パティ・ジェンキンス監督からの助言
更に、この巨大なフランチャイズで監督を務める上で大きな助けとなったのは、「ワンダーウーマン」シリーズのパティ・ジェンキンス監督からの助言だったという。
最初から組織的な支援は頂いていました。それでも、初めてのことばかりで毎日不安に苛まれていました。実は、製作の準備中にパティ・ジェンキンス監督に電話したんです。「私は何をしてるの?」って (笑) そしたら、彼女は「あなた以上にこの映画を理解している人はいません。だからあなたが監督なんですよ」と言ってくれたんです。本当に、本当に救われました。
大きな期待がかかるフランチャイズ作品を手掛けることに不安を抱えていたキャシー・ヤン監督。だが、『ハーレイ・クイン』という作品のことを最も理解しているのは、その作品を作っている監督自身だということを、パティ・ジェンキンス監督から教えられたのだという。
同じDC映画で『ワンダーウーマン』(2017)の指揮をとったパティ・ジェンキンス監督は、女性監督演の作品としては興行収入歴代一位となる大ヒットを記録した。DC映画初の女性ヒーローを成功に導き、主演のガル・ガドットとともに続編『ワンダーウーマン 1984』を完成させている。先輩からの助言は、いきなりの大役を任されたキャシー・ヤン監督にとって大きな救いになったようだ。
映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は2020年3月20日(金) より日本公開。
ドジャ・キャット、ノーマニらが参加するオリジナルサウンドトラック、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY:ザ・アルバム』は映画公開前の2020年3月4日(水)に発売される予定だ。