大木芙沙子「かわいいハミー」、ユキミ・オガワ「町の果て」(訳・解説 大滝瓶太) 一般公開!【Kaguya Planet】 | VG+ (バゴプラ)

大木芙沙子「かわいいハミー」、ユキミ・オガワ「町の果て」(訳・解説 大滝瓶太) 一般公開!【Kaguya Planet】

大木芙沙子「かわいいハミー」、ユキミ・オガワ「町の果て」(訳・解説 大滝瓶太) 一般公開

オンラインでSF短編小説を配信するKaguya Planetより、大木芙沙子「かわいいハミー」、ユキミ・オガワ「町の果て」(訳・解説 大滝瓶太)  の一般公開を開始しました。「かわいいハミー」と「町の果て」は、5月のKaguya Planet先行公開作品として配信された作品です。

※大木芙沙子「かわいいハミー」は、先行公開したバージョンから一部改稿しております。

大木芙沙子「かわいいハミー」

博士の作った最高傑作のヒューマノイドロボット〈ハミー〉。博士に言われた通り、今日もアタマを働かせて人の役に立つ方法を考える。しかしそんなハミーにはうまく稼働しない機能があった。

大木芙沙子
プロフィール
1988年生まれ。2019年からオンライン文芸誌「破滅派」にて活動。2021年には、”Neighs and Cries” (原題:馬娘婚姻譚) がNew World Writing に掲載されたのを皮切りに、Ghost Orchid Pressのホラーアンソロジーシリーズ『HOME』、 『Beneath』、『Cosmos』や、Insignia Storiesのアンソロジー『Mythical Creatures of Asia』など英語圏の媒体にも活動の場所を広げている(翻訳はいずれもKamei Toshiya)。余韻の残る短編小説が魅力の書き手で、20216月刊行の『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』(柏書房)に短編を掲載、惑星と口笛ブックスから短篇集を刊行予定。

 

※ユキミ・オガワ「町の果て」は、先行公開したバージョンからの改稿はありません。

ユキミ・オガワ「町の果て」(訳・解説 大滝瓶太)

町のはずれにある結婚相談所に訪れる人たちは皆、少し奇妙な要望を伝えてくる。それでもどこか憎めないクライアントのリクエストを私は一つずつ叶えていくが

ユキミ・オガワ
プロフィール
群馬県生まれ、東京都在住。英語で執筆する日本人作家として、The Magazine of Fantasy & Science Fiction、Clarkesworld、The Apex Book of World SF 4など多くの媒体で作品を発表している。2013年に発表した自身の初のプロ誌掲載作、「町の果て」(原題:Town’s End )は、リッチ・ホートンによる年刊SF・ファンタジー傑作選(The Year’s Best Science Fiction & Fantasy, Ed. Rich Horton, Prime Books, 2014)に収録された。2019年5月にSFのウェブジン「Rikka Zine」にインタビュー記事が掲載され、『S-Fマガジン』2019年6月号で大森望さんに紹介されるなど、日本SF界でも注目の作家だ。
大滝瓶太
プロフィール
1986年生まれ。作家。2018年第1回阿波しらさぎ文学賞を受賞。小説、文芸批評、書評、エッセイなど幅広い文筆活動を行なっている。『小説すばる』にて、書評「理系の読み方」を連載中。新作「ザムザの羽」が掲載されている『S-Fマガジン』2021年6月号は、SNSを中心に話題沸騰中。

 

6月は赤坂パトリシア「Linguicide,[n.]言語消滅」を先行公開中

Kaguya Planetでは現在、赤坂パトリシアさんの言語をテーマにしたSF短編小説、「Linguicide,[n.]言語消滅」を先行公開しています。会員登録をしてお読みください!

赤坂パトリシア
プロフィール
イングランド在住。仕事と子育てをしながら、小説投稿サイト「カクヨム」にて執筆活動をしている。2019年には、カクヨムで連載していた『ネコばあさんの家に魔女が来た』が第4回カクヨムWeb小説コンテストでキャラクター文芸部門・特別賞を受賞、2020年にKADOKAWAから単行本として出版された。イギリスの文化や歴史に関わる分野の博士号を取得しており、バイリンガルの子どもを育てていることもあり、言語、特に継承語については日頃から考えている。背後にある社会問題を射程に入れた、細やかな人物描写が魅力の作家だ。
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Kaguya PlanetはSFウェブメディア「バゴプラ」が主催する、SF短編小説をオンラインで配信するプロジェクトです。2020年12月に① 日本のSF界におけるジェンダー不均衡の是正② 新人賞以外の入り口を作ること③ 海外のようにオンラインでSF短編小説を読むカルチャーを作っていくこと、という三つの目標を掲げて活動を開始し、珠玉のSF短編小説を掲載し続けてきました。

2021年3月からは日本語の作品に加えて翻訳作品も掲載しています。現在作品を配信しているD・A・シャオリン・スパイアーズさんとユキミ・オガワさんは、邦訳が出るのはKaguya Planetが初めてで、海外で活躍している作家さんの作品を日本語圏に紹介するという役割も果たしています。

より多くの方の作品を読んでいただくために、作品は、一ヶ月の先行公開期間ののちに、無料で一般公開しております。

引き続きこれらの活動を続けていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。Kaguya Planetを応援したいという方は、月500円のサブスクで本プロジェクトをサポートして頂けます。ご登録いただいた方には、毎月約一ヶ月早くKaguya Planetのコンテンツを先行公開しています。

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