“ゲンロンSF文庫”が誕生
東浩紀が編集長を務めるゲンロン編集部より、ゲンロンSF文庫が誕生する。2020年6月5日(金)、ゲンロン編集部のTwitterアカウントで第一弾のラインナップが発表された。第一弾を飾るのは大森望が主任講師を務めるゲンロン大森望SF創作講座の3期生である琴柱遥 (ことじ・はるか) の『枝角の冠』と、進藤尚典 (しんどう・たかのり) の『推しの三原則』。
【特報!】6月10日(水)「ゲンロンSF文庫」が誕生します。ゲンロン大森望SF創作講座から生まれたよりすぐりの作品群。新刊2冊に加え、過去の3作品もリニューアルしてラインナップに加わります。 pic.twitter.com/u8FXwGRzDD
— ゲンロン編集部【「ゲンロンα」オープン! 東浩紀編集長による人文系ポータルサイト!】 (@genronedit) June 5, 2020
琴柱遥『枝角の冠』は第3回ゲンロンSF新人賞受賞作品で、進藤尚典『推しの三原則』は第3回ゲンロンSF新人賞大森望賞受賞作品。『枝角の冠』は、女性だけが暮らす村が舞台で強い人物だけが“父”という異形の存在になるという設定の物語。三部作の第一弾になるという。『推しの三原則』は、粗暴なファンに悩むアイドルが自ら品行方正なAIヲタクを生み出すというストーリー。琴柱遥は初の単行本、進藤尚典は5年ぶりの著書になる。
既刊3作もリニューアル
更に、既に電子書籍として発売されている高木ケイ『ガルシア・デ・マローネスによって救済された大地』、アマサワトキオ『ラゴス生体都市』、麦原遼『逆数宇宙』もリニューアルしてゲンロンSF文庫より発売される。
高木ケイ『ガルシア・デ・マローネスによって救済された大地』、アマサワトキオ『ラゴス生体都市』、麦原遼『逆数宇宙』も「ゲンロンSF文庫」の作品として表紙をリニューアルいたします。是非この機会に傑作ぞろいの3作をお買い求めください。 pic.twitter.com/NOMIvuAtSW
— ゲンロン編集部【「ゲンロンα」オープン! 東浩紀編集長による人文系ポータルサイト!】 (@genronedit) June 5, 2020
『ガルシア・デ・マローネスによって救済された大地』は第1回ゲンロンSF新人賞受賞作品、『ラゴス生体都市』は第2回ゲンロンSF新人賞受賞作品、『逆数宇宙』は第2回ゲンロンSF新人賞優秀賞受賞作品だ。
いずれの作品も電子書籍で6月10日(水)発売となっており、ゲンロンショップおよびAmazon Kindleで購入できる。