大ヒットを受けて早くも続編制作決定
全世界でカルト的な人気を誇るスコット・カーソン制作のゲーム「Five Nights at Freddy’s」シリーズ。その実写版である2024年2月9日(金)に公開された映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』の続編の『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』が2025年秋公開予定であることがシネマコンで明かになったことを米Deadlineが報じた。第1作『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は全世界で2億9,100万ドル以上の興行収入を記録している。また、劇場公開と共に配信された配信サービス「ピーコック」で最も再生された映画でもある。
米The Directでは新たなアニマトロニクスであるマングルらしき姿を製作している光景も公開された。マングルは正式名称はToy Foxyで、子供たちの相手をさせられてバラバラになったことからマングル(バラバラ)という名称で呼ばれている。マングルは『Five Nights at Freddy’s 2』(2014)で登場するアニマトロニクスであるため、ストーリーも『Five Nights at Freddy’s 2』に準拠したものになりそうだ。
映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』を制作しているのは『M3GAN/ミーガン』(2023)や『エクソシスト 信じる者』(2023)など数々の人気ホラー映画を手掛けてきたブラムハウスであり、制作にはブラムハウスのジェイソン・ブラムだけではなく、ゲームの原作者であるスコット・カーソンも携わっている。また、日本公開記念として、2024年1月29日にジェイソン・ブラムの初来日するなど、日本でも注目度の高い作品だ。
主人公のマイク・シュミットを演じるジョシュ・ハッチャーソンが既に『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』続編の『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』が制作中であると2024年1月8日(月)の米Varietyのインタビューに明かしている。そこでは、「制作陣が今、話を具体化しようとしている最中であることは知っていますし、できるだけ早く着手したいと考えています」という旨の発言をしている。そして以下のように続けた。
明らかに、ファンは素晴らしく、熱心です。私にとってその一部になれることはとてもクールで驚異的でした。私たちはそれが視聴者とつながることを望んでいました。しかし、私達でさえ、それが実際にこのようにつながるとは誰も予想していなかったと思います。撮影現場に戻りたくてたまらないです。私たちの監督であるエマ・タミは素晴らしく、演技するのがとても楽しい世界でした。彼らが次に何をするのかを見るのが楽しみです。
主演であるジョシュ・ハッチャーソンと制作陣ですら、『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』がこれだけヒットするとは予想しておらず、続編制作には驚いたようだ。だが、その一方ですぐにでも現場に戻りたいという熱い想いをのぞかせている。
また、予告編ではナレーションで人気声優の早見沙織を起用されていることから、日本での今後の展開にも期待できる。制作陣のSNSではフレディを筆頭としたアニマトロニクスの制作風景の写真も投稿されており、「Five Nights at Freddy’s」シリーズが持つアニマトロニクスへの底知れぬ不気味さを見事に演出している。
また、映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』のアニマトロニクスを手掛けたのがクリエイター集団ジム・ヘンソン・クリーチャーショップであることも発表された。ジム・ヘンソンと言えば、現在も続く「セサミストリート」シリーズや「マペット」シリーズを生んだ伝説的な人物である。ある意味では王道の子供向けアニマトロニクスやパペットを生み出してきたジム・ヘンソンの血統が、そのアニマトロニクスやパペットに底知れぬ不気味さを抱いてしまうような作品を手掛けるという非常に巧みな演出だと言えよう。
映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は2024年2月9日(金)より全国公開。
Source
Deadline/The Direct/Variety
>映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』公式X(旧Twitter)
実写映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』予告編第1弾に関する記事はこちらから。
実写映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』のキャストなどに関する記事はこちらから。
原作ゲーム『Five Nights at Freddy’s』公式サイトはこちらから。
Steam公式サイト『Five Nights at Freddy’s』