本予告公開『ファイブ・ナイト・アット・フレディズ』その不穏な物語とは? | VG+ (バゴプラ)

本予告公開『ファイブ・ナイト・アット・フレディズ』その不穏な物語とは?

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2023年8月アメリカ公開決定

スコット・コートン製作の大ヒットゲームFNaFこと「Five Nights at Freddy’s」シリーズの実写映画『ファイブ・ナイト・アット・フレディズ(原題:Five Nights at Freddy’s)』(2023)の本予告が公開された。

『ファイブ・ナイト・アット・フレディズ』は公開日が2023年8月27日にアメリカなることも発表された。また、制作会社は「パージ」シリーズや「パラノーマルアクティビティ」シリーズに『ゲット・アウト』(2017)を手掛けたブラムハウス・プロダクションズ、プロデューサーには『M3GAN/ミーガン』(2023)の面々が携わるとのことだ

不穏な空気を漂わせる『ファイブ・ナイト・アット・フレディズ』の本予告とストーリー。本記事ではその点について解説と考察をしていこう。

失業したマイク・シュミットとその娘アビー

本予告冒頭では家賃を滞納してしまい退去通告を受け、失業して就職先を探す「ハンガーゲーム」シリーズで著名なジョシュ・ハッチャーソン演じるマイク・シュミットパイパー・ルビオ演じるその娘アビーの場面から始まる。そしてマイク・シュミットが警備員募集を見て電話したのが『スクリーム』(1996)などで有名なマシュー・リラード演じるウィリアム・アフトンだった。

ウィリアム・アフトンはゲーム版「Five Nights at Freddy’s」シリーズにおいて紫の男とも呼ばれる重要なキャラクターである。ウィリアム・アフトンは連続殺人犯とされ、アフトン・ロボティクス社(Afton Robotics Inc.)の技術者、もしくはオーナーともされる。ウィリアム・アフトンこそがこのアニマトロニクスを創り出したすべての元凶だとされる。

しかし、そのようなことなどマイク・シュミットが知る由もなく、80年代には子供に人気だったが、現在は封鎖されたフレディ・ファズベアー・ピザ(Freddy Fazbear’s Pizza)の夜間警備員の職を受けてしまう。このとき、娘のアビーを一緒に連れて行くところからマイク・シュミットの経済的な困窮が見て取れる。

アメリカでは州ごとによって法律に差異はあるものの、12歳や13歳の子供を夜間1人で家にいさせることは違法になり、ベビーシッターを雇うなどをしなければならない。そのため、アメリカのドラマや映画などでは高校生などティーンエイジャーが小遣い稼ぎにベビーシッターをする場面がよくあるが、マイク・シュミットはそのようなベビーシッターを雇う余裕すらないことがわかる描写だ。

警察官ヴァネッサからの忠告と過去の事件

ジョシュ・ハッチャーソン演じるマイク・シュミットが夜間警備員の仕事としてモニターでの監視を始めた矢先、エリザベス・レイル演じる警察官のヴァネッサが訪問してくる。そしてヴァネッサは80年代にフレディ・ファズベアー・ピザの封鎖のきっかけとなった子供たちの連続失踪事件について語るのだった。

マイク・シュミットは「子供の幽霊がロボットに憑りついて悪さをしているとでも?」といって取り合おうとしない。ヴァネッサはロボットではなくアニマトロニクスと訂正するが、マイク・シュミットには響かない。しかし、フレディたちアニマトロニクスは再び動き出し、事件も再び発生するのであった。

そして、マイク・シュミットは捕らえられ、ゲームの中でも語られた「アニマトロニクスの中から腐敗臭がする」というバッドエンドである「歯車など細かなパーツが蠢く被り物を被らされてフレディたちと同じアニマトロニクスに変えられてしまう」ことを想起させる場面で本予告は終わる。

ラストシーン

ラストシーンではタクシーにアビーとボロボロになったフレディが乗る場面が映される。ある意味、マイク・シュミットにバッドエンドが訪れたともとれる演出だ。そして、製作発表のときに公開された画像でもあるフレディと手をつなぐ子供がフレディ・ファズベアー・ピザの前に立っている場面へとつながっていく。

マイク・シュミットとアビーに何が起きたのか、ウィリアム・アフトンの目的とは何か、そして日本での公開はいつになるのか。今後の展開に期待していきたい。

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(原題:Five Nights at Freddy’s)』は2023年8月27日全米公開予定。

実写映画『ファイブ・ナイト・アット・フレディズ』のキャストなどに関する記事はこちらから。

原作ゲーム『Five Nights at Freddy’s』公式サイトはこちらから。

Steam公式サイト『Five Nights at Freddy’s』

アップルストア『Five Nights at Freddy’s』

Googleプレイ『Five Nights at Freddy’s』

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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