2022年公開のSF映画まとめ! MCU&DCEUは4作、シン・ウルトラマン、ザ・バットマン、アバター2も | VG+ (バゴプラ)

2022年公開のSF映画まとめ! MCU&DCEUは4作、シン・ウルトラマン、ザ・バットマン、アバター2も

© 2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 ©円谷プロ/© 2020 WBEI TM & © DC/© 2021MARVEL

2022年公開のSF・ファンタジー・ホラー映画は?

2022年が始まった。2021年は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んだ後半から映画の公開が増え、映画界にも活気が戻ってきた。MCUからは『ブラック・ウィドウ』を皮切りに日本国内で3作品、『DUNE/デューン』や『マトリックス レザレクションズ』といったハリウッド大作に、日本では『シン・エヴァンゲリオン 劇場版:||』や『劇場版 呪術廻戦 0』も公開された。

勢いそのままに2022年も大作SF映画が目白押しだ。今回は、2022年に公開が予定されているSF映画、ファンタジー映画、ホラー映画を予習していこう。日本での公開時期が決定している作品を先に紹介し、次に日本での公開日が未決定となっている作品を紹介していく。

Contents

2022年公開のSF映画まとめ

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日公開

MCUファン待望の「スパイダーマン」最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が遂に日本国内でも公開される。2021年12月17日に公開された全米では公開週末3日間で興行収入2億6,013 万ドル(約297億円)という驚異的な記録を叩き出しており、既に2021年の全世界興行収入ナンバー1の座を手に入れている。

トム・ホランド主演のMCU「スパイダーマン」としては3作目となり、一旦“ホーム”を冠した三部作に終止符が打たれる。一方で、トムホ主演のMCU「スパイダーマン」新三部作については既に構想が進められている。前2作に続いて『ノー・ウェイ・ホーム』の監督を務めるジョン・ワッツは、MCU版『ファンタスティック・フォー(原題)』でも指揮をとることが決まっている。また、後述する通り、2022年はMCUから更に3作品が公開を控えている。

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』1月28日公開

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は2021年11月24日に全米公開された「バイオハザード」シリーズのリブート作品。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画シリーズは第6作目『バイオハザード: ザ・ファイナル』(2016) で幕を閉じ、本作からは新たなスタートを切る。

『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、よりゲームに忠実な設定となっており、ゲーム1作目と2作目のストーリーを軸にしている。監督と脚本は「海底47m」シリーズを手掛けたヨハネス・ロバーツ監督。ゲームでお馴染みのクレア役をカヤ・スコデラリオ、クリス役をロビー・アメル、ジル役をハナ・ジョン=カーメン、レオン役をアヴァン・ジョーギアが演じる。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』 2月4日公開

2月4日公開の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は「ゴーストバスターズ」フランチャイズの第4作目。第3作目のリブート版『ゴーストバスターズ』ではなく、第1作目と第2作目の続編として製作されている。監督を務めるジェイソン・ライトマンの父は、1作目と2作目で指揮をとったアイヴァン・ライトマン監督。米国では2021年11月19日に公開されている。

『355』2月4日公開

『355』は1月7日に全米公開されるスパイアクション映画。アメリカ出身のジェシカ・チャステイン、ケニア人の両親を持つルピタ・ニョンゴ、ドイツ出身のダイアン・クルーガー、スペイン生まれのペネロペ・クルス、中国のファン・ビンビンが主演を務める。最新テクノロジーを用いた秘密兵器をめぐり、ジェシカ・チャステイン演じるCIAのメイスは他国のエージェントと協力して国際テロ組織と対峙する。指揮をとるのは『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019) のサイモン・キンバーグ監督で、MCUのバッキー役でお馴染みのセバスチャン・スタンも出演する。

『大怪獣のあとしまつ』2月4日公開

松竹と東映が初めてタッグを組んだ『大怪獣のあとしまつ』は、巨大怪獣が死んだ後の“死体処理”を描く。監督はドラマ「時効警察」シリーズの三木聡、主演を務めるのはHey!Say!JUMPの山田涼介。西田敏行、オダギリジョーといった豪華キャストにも注目。

『鹿の王 ユナと約束の旅』2月4日公開

『鹿の王 ユナと約束の旅』は、上橋菜穂子のファンタジー小説を安藤雅司と宮地昌幸が映画化した作品。安藤雅司は『もののけ姫』(1997)、『千と千尋の神隠し』(2001) 『君の名は。』(2016) の作画監督を務めたことで知られる。安藤雅司にとっては本作が初監督作品になる。アニメーション制作はProduction I.Gが手がけた。俳優の堤真一、竹内涼真、杏らが声優として出演している。上橋菜穂子の原作小説『鹿の王』(2014) はKADOKAWAより発売中。

¥2,277 (2024/04/19 09:40:36時点 Amazon調べ-詳細)

『ミラクルシティコザ』2月4日公開

『ミラクルシティコザ』は、桐谷健太が主演を務める「SFロックンロールコメディ」。舞台は沖縄市のコザ。主人公の翔太はタイムスリップし、かつて米兵相手に演奏を披露していた70年代の祖父の身体に乗り移ってしまう。監督はコザで生まれ育った平一紘。本作が監督デビュー作になる。沖縄では1月21日から先行公開される。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』3月11日公開

遂に「バットマン」シリーズ最新作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が3月11日に日本で公開される。全米公開は3月4日で、ほとんどタイムラグなく最新作を楽しむことができる。予告編ではメインヴィランはリドラーとされているが、キャットウーマンやペンギンもその姿を見せている。予告編の解説と考察はこちらの記事で。

本作で新たにバットマンを演じるのは『TENET テネット』(2020) でのニール役が記憶に新しいロバート・パティンソン。「クローバーフィールド」シリーズや「猿の惑星」リブート版で知られるマット・リーヴス監督が指揮をとる。バットマンの単独映画としてはクリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト ライジング』(2012) 以来10年ぶりの新作となり、期待が高まる。

なお、本作は『ジョーカー』(2019) と同じく、DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)には含まれない。しかし、後述の通り、DCEUからは2022年に4作品が公開される予定となっている。

製作陣が語った『ザ・バットマン』がDCEUに加わらない理由はこちらから。

『私ときどきレッサーパンダ』3月11日公開

ディズニー・ピクサー最新作の映画『私ときどきレッサーパンダ』は日米同時公開で、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』と同日公開になる。「Bao」で第91回アカデミー賞短編アニメ賞受賞作品を受賞した中国生まれのカナダ人監督ドミー・シーが初めて長編作品の監督と脚本を手がける。カナダのチャイナタウンで伝統を重んじる家族と共に暮らす13歳のメイリン・“メイ”・リーは、ある日自分を見失い、突然巨大なレッサーパンダに変身してしまう。

ピクサー映画としては、2021年は『あの夏のルカ』のみの公開だったが、2022年は後述の『バズ・ライトイヤー』と合わせて2作品公開となる。

『SING/シング:ネクストステージ』3月18日公開

2016年に公開された『SING/シング』の続編『SING/シング:ネクストステージ』は、2021年12月22日の全米公開を経て、3月18日に日本に上陸する。前作に続きガース・ジェニングスが監督・脚本を務め、バスター・ムーン役をマシュー・マコノヒー/内村光良、アッシュ役をスカーレット・ヨハンソン/長澤まさみなど、前作の声優が続投する。

『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』4月1日公開

2021年に放送され大きな話題を呼んだアニメ『オッドタクシー』が『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』として映画化。監督とキャラクターデザインは引き続き木下麦が務め、音楽はPUNPEE、VaVa、OMSBが手がける。キャストも主演の花江夏樹をはじめ、アニメ版の声優陣が続投する。“あのラスト”に対して、映画版ではどのような物語が描かれるのだろうか。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』4月8日公開

「ファンタスティック・ビースト」シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が全米公開よりも1週間早い4月8日に日本で公開される。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018) に続くシリーズ3作目で、デヴィッド・イェーツ監督が続投する。

なお、原作者のJ.K.ローリングがトランスフォビア発言を繰り返していることから、本作からはトレーラーの「J.K. Rowling invites(J.K.ローリングあなたを招待する)」という一文が「Warner Bros. invites you.(ワーナー・ブラザースがあなたを招待する)」に変更されている。

『ホリック xxxHOLiC』4月29日公開

『ホリック xxxHOLiC』は、CLAMPの人気漫画『XXXHOLiC』(2003-2011) を初めて実写映画化する作品。対価さえ払えばどんな願いも叶うという【ミセ】の主人・壱原侑子の元に、様々な客が訪れる。『ヘルタースケルター』(2012) や『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019) を手掛けた蜷川実花が監督を務める。壱原侑子役を柴咲コウが演じ、四月一日君尋役を神木隆之介が演じてダブル主演を務める。

『シン・ウルトラマン』5月13日公開

樋口慎二監督の『シン・ウルトラマン』はゴールデンウィーク明けの5月13日に公開。2021年に『シン・エヴァンゲリオン』が公開された庵野秀明監督が企画・脚本を担当する。『シン・ゴジラ』に続く大ヒットに期待がかかる。主演を務めるのは斎藤工。キャッチコピーは「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』5月公開


『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、2016年公開の『ドクター・ストレンジ』以来6年ぶりのシリーズ最新作にして、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に続くMCU映画28作目。全米で5月6日公開予定、日本では5月公開予定となっている。3月25日の公開を予定していたが、追加撮影のために公開は5月まで延期された。

監督を務めるのはソニー版「スパイダーマン」三部作で知られるサム・ライミで、もちろんベネディクト・カンバーバッチがドクター・ストレンジ役で続投する他、エリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフがキーキャラクターとして登場。今やMCUに欠かせないウォン役のベネディクト・ウォン、前作に登場したストレンジの元恋人クリスティーン・パーマー役のレイチェル・マクアダムスも出演する。予告映像も公開されているが、何も情報を入れずに『ノー・ウェイ・ホーム』を観たい方は要注意。

『バズ・ライトイヤー』7月公開

「トイ・ストーリー」シリーズでお馴染みのバズ・ライトイヤーを主人公に据えた本格SF映画『バズ・ライトイヤー』は6月17日全米公開で、7月に日本で公開される。2022年のディズニー・ピクサー作品としては『私ときどきレッサーパンダ』に続く2作目となる。

主人公のバズの声を演じるのは、MCUの初代キャプテン・アメリカとして知られるクリス・エヴァンス。監督は『ニセものバズがやって来た』(2011) で監督を務めたアンガス・マクレーンが務める。予告編の解説&考察はこちらの記事で。

なお、『バズ・ライトイヤー』では『インターステラー』と同じウラシマ効果がコンセプトになっている可能性がある。考察はこちらから。

『犬王』初夏公開

湯浅政明監督の最新作『犬王』は初夏に公開される。湯浅作品としてはアニメ『日本沈没2020』(2020) 『映像研には手を出すな!』(2020) に続き、長編アニメーションとしては『きみと、波にのれたら』(2019) 以来の新作となる。本作は平家物語を題材としており、能楽を取り入れた「ミュージカルファンタジー・アニメーション」とされている。

『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』夏公開

「マイティ・ソー」最新作『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題)』は7月8日米公開、日本では夏公開とされている。5月公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に続くMCU作品で、ソーはMCUのキャラクターとしては初の4作目が製作されるキャラクターになる。これまでソーを演じてきたクリス・ヘムズワースは続投するが、ナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターが新たなソーになることが予告されている。

また、ソーからニュー・アスガルドの新たな王になることを要請されたテッサ・トンプソン演じるヴァルキリーも主要な役割を果たす。『ラブ・アンド・サンダー』には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの面々が登場する他、「ダークナイト」シリーズのバットマン役で知られるクリスチャン・ベールがヴィランのゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーを演じる。監督は前作に引き続きタイカ・ワイティティが務める。

『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』夏公開

ユニバーサルからは「ジュラシック・パーク」最新作にして、「ジュラシック・ワールド」三部作の最終章となる『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』が公開される。6月10日の全米公開を予定しており、日本では夏公開予定となっている。引き続きクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードが主演を務め、『ジュラシック・ワールド』(2015) で監督を務めたコリン・トレヴォロウが指揮をとる。コロナ禍での制作延期を経て、生命倫理を問う新シリーズの新たな物語が語られる。

『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』夏公開

2020年公開された映画『ソニック・ザ・ムービー』の続編『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』も夏に登場する予定だ。米国では4月8日に公開される。本作では遂にハリモグラのナックルズが登場。俳優のイドリス・エルバが声を演じる。監督は前作に続きジェフ・ファウラーが務める。12月に公開された『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』予告編の解説&考察はこちらから。

『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』秋公開予定

2022年最後のMCU映画になるであろう『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』は、2018年に公開された映画『ブラックパンサー』の続編。2020年8月に大腸癌で逝去したティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンはリキャストせず、ルピタ・ニョンゴ演じるナキアやダナイ・グリラ演じるオコエ、レティーシャ・ライト演じるシュリらを中心に物語が描かれる。

マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは本作について「ワカンダのレガシーを繋ぐ」と語り、プロデューサーのネイト・ムーアは本作以降もティ・チャラを登場させないと明言している。また、ドミニク・ソーン演じるアイアンハートことリリ・ウィリアムズが登場する予定で、ドラマ『アイアンハート(原題)』のDisney+での配信も予定されている。

『すずめの戸締まり』秋公開


新海誠監督による最新作『すずめの戸締まり』は、夏公開だった『君の名は。』、『天気の子』(2019) から一転して秋の公開が予定されているが、“3年周期”を維持しての公開になる。主人公の鈴芽(すずめ)は全国各地の廃墟にある災の元である“扉”を閉めていく。ロードムービーになるというが、扉を「開く」のではなく「閉じる」というコンセプトが特徴的だ。

ここからは、日本での公開が未定となっているか公開時期が未定となっている作品を紹介していく。

日本での公開予定が未定のSF映画

『スクリーム(原題)』1月14日全米公開

映画「スクリーム」シリーズ最新作『スクリーム(原題)』が1月14日に米公開。タイトルは第1作目と同じだが、『スクリーム4: ネクスト・ジェネレーション』(2011) の正式な続編になる。これまで全作品で監督を務めていたウェス・クレイヴンが2015年に脳腫瘍で逝去。2022年版『スクリーム』は新たにマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが二人で監督を務める。

「スクリーム」はこれまで、多くの女性に性的暴行を加えてきたことが明らかになったハーヴェイ・ワインスタインのワインスタイン・カンパニーが製作を手掛けてきた。ハーヴェイ・ワインスタインの逮捕と同社の破産後、「スクリーム」の権利はパラマウント・ピクチャーズへと売却され、新たなスタートを切ることになった。

『モービウス』1月28日全米公開

ソニーが権利を持つ「スパイダーマン」フランチャイズのキャラクターを映画化するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)より、最新作『モービウス』が登場する。SSU作品としては『ヴェノム』(2018) 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021) に続く第3作目となる。2023年1月米公開を予定しているSSU第4弾『クレイヴン・ザ・ハンター』にも期待が高まる。

主演はDCEU作品でジョーカー役を演じたジャレッド・レト。監督は『チャイルド44 森に消えた子供たち』(2015) のダニエル・エスピノーサ。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のラストを観た方は、『モービウス』の重要さをよくご存知だろう。日本公開は「2022年」となっている。

『ムーンフォール(原題)』2月4日全米公開

『ムーンフォール(原題)』は軌道から外れた月が地球に迫り来るというSF大作映画。監督は「インデペンデンス・デイ」シリーズ、『GODZILLA』(1998)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004) といったSF映画作品で知られるローランド・エメリッヒ監督。ハル・ベリー、パトリック・ウィルソン、ジョン・ブラッドリーらが出演する。

『オペレーション・フォーチュン:ルセ・ド・ゲール(原題)』3月18日全米公開

『オペレーション・フォーチュン:ルセ・ド・ゲール(原題)』は、『シャーロック・ホームズ』(2009) や『アラジン』(2019) で知られるガイ・リッチー監督の最新作。ジェイソン・ステイサムが主演と製作を手がける。英秘密情報部MI6のエージェントが、兵器技術の流通を阻止するために任務に挑む。

『エブリシング・エブリホウェアー・オール・アット・ワンス(原題)』3月25日全米公開

『エブリシング・エブリホウェアー・オール・アット・ワンス(原題)』は『スイス・アーミー・マン』(2016) のダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督による最新作。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でイン・ナン役を演じたミシェル・ヨーが、マルチバースを移動してカンフーを炸裂させる主人公を演じる。「アベンジャーズ」シリーズで知られるルッソ兄弟が製作を務める。

『65(原題)』4月29日全米公開

アダム・ドライバー主演の『65(原題)』は謎に包まれたSFスリラー映画。謎の惑星に不時着した宇宙飛行士が自分以外の存在に気づく。「クワイエット・プレイス」シリーズで脚本を手掛けたブライアン・ウッズ&スコット・ベックが監督を務め、製作にはサム・ライミが名前を連ねる。

『ミニオンズ フィーバー(原題)』7月1日全米公開

「怪盗グルー」シリーズの第5作目となる『ミニオンズ フィーバー(原題)』は2015年公開の『ミニオンズ』の続編にあたる。前作で共同監督を務めたカイル・バルダが本作では単独で監督を務める。1960年代を舞台にした『ミニオンズ』に続、本作では1970年代が舞台になり、12歳になったグルーの姿とミニオンたちの姿が描かれる。日本では2022年中に公開される予定。

『ノープ(原題)』7月22日全米公開


『ノープ(原題)』は、『ゲット・アウト』(2017)、『アス』(2019) で知られるジョーダン・ピール監督の最新作。『ゲット・アウト』で主演を務め、翌2018年には『ブラックパンサー』でウカビ役を演じたダニエル・カルーヤ、歌手としても活躍するキキ・パーマーらが出演する。内容は謎に包まれているが、ホラー映画とされており、公開されたポスターには巨大な雲のような物体が映し出されている。

『ブラックアダム(原題)』7月29日全米公開

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』以来となるDCEU最新作は、シャザムの宿敵として知られるブラックアダムを主人公に据えた『ブラックアダム(原題)』。奴隷を解放したことで5,000年間封印されたアダムが現代に蘇る。主演はドウェイン・ジョンソンで、監督を務めるジャウム・コレット=セラとは『ジャングル・クルーズ』(2021) に続いてタッグを組む。

『プレイ(原題)』夏米配信


「プレデター」シリーズ最新作『プレイ(原題)』は2022年夏にDisney+のスター枠で配信を開始する。米国ではHuluでの配信になる。『プレイ』は300年前を舞台に、プレデターから部族を守ろうと戦う女性の姿を描いた物語。映画『ザ・プレデター』(2018) に続く第5作目だが、「プレデター」シリーズで最も過去を描くことになる。監督は映画『10 クローバーフィールド・レーン』(2016) やドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン1第1話で監督を務めたダン・トラクテンバーグ。

『サマリタン(原題)』8月26日全米公開

『サマリタン』は、シルベスター・スタローン主演のスーパーヒーロー映画。壮絶な戦いの後に行方不明となったスーパーヒーローが20年ぶりに姿を現すという物語だ。監督は『GANTZ』のハリウッド実写版を手がける予定のジュリアス・エイヴァリー。

『ミッション:インポッシブル7(仮題)』9月30日全米公開

トム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル」シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル7(仮題)』が、パンデミックによる度重なる延期を経て公開される。公開時期は未定だが、第8作目の公開も控えている。クリストファー・マッカリー監督が前二作に続き、本作でも指揮をとる。

『ホーカス ポーカス2(原題)』2022年後半配信予定

『ホーカス ポーカス2(原題)』は1993年に公開されたファンタジーコメディ映画の続編。映画『ダンプリン』のアン・フレッチャー監督が指揮をと理、魔女のサンダーソン3姉妹を演じるヘッド・ミドラー、キャシー・ナジミー、サラ・ジェシカ・パーカーのオリジナルキャストが復帰する。ディズニー作品であり、Disnet+で独占配信される。

『ディスエンチャンテッド(原題)』2022年後半配信予定

『魔法にかけられて』(2007) の続編『ディスエンチャンテッド(原題)』も2022年後半にDisney+で配信される。タイトルは直訳すると「魔法がとけて」という意味になる。前作の15年後を舞台に「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」というお決まりのもぬに疑問を呈するストーリーになるという。主演はジゼル姫を演じたエイミー・アダムスが続投。監督は『ハート・オブ・マン』(2019) のアダム・シャンクマン。

『ピノキオ(原題)』2022年秋配信予定

ディズニー実写版『ピノキオ(原題)』は2022年秋にDisney+で配信される。トム・ハンクスがゼベットじいさん役で主演を務め、ベンジャミン・エヴァン・エインズワースがピノキオ役を演じる。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス監督で、盟友のアラン・シルヴェストリが音楽を手がける。詳細はこちらの記事で。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(パート1)(原題)』10月7日全米公開

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(パート1)(原題)』は2018年に公開された『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編。ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソンの三人が監督を務める。日本公開は2022年中。

2021年12月に公開された予告編の解説&考察はこちらから。

『ザ・フラッシュ(原題)』11月4日全米公開


『ザ・フラッシュ(原題)』は『ブラックアダム』に続くDCEU映画第12弾。『ジャスティス・リーグ』(2017) に続いてエズラ・ミラーが主人公のフラッシュことバリー・アレンを演じる他、過去にバットマンを演じて引退したマイケル・キートンとベン・アフレックがバットマン役で登場する。DCEUにマルチバースを取り込むストーリーに期待しよう。監督を務めるのは「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」シリーズのアンディ・ムスキエティ。

『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』12月16日全米公開

DCEUが猛攻を仕掛ける。『ザ・フラッシュ』のわずか1ヶ月後に『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』が公開される。2018年公開の『アクアマン』の続編で、ジェイソン・モモア主演、ジェームズ・ワン監督のタッグがカムバック。DCEUのキャラクターで単独主役作品が公開されるのはワンダーウーマンに続いて二人目になる。

『アバター2(原題)』12月16日全米公開


2021年末公開の『マトリックス レザレクションズ』に並ぶハリウッド大作『アバター2(原題)』が年末に控える。2009年公開の第一作目以来、13年ぶりの新作になり、本作もジェームズ・キャメロンが監督を務める。主人公は前作のジェイクとネイティリの子どもたち。「アバター」シリーズは5部作として製作される予定になっており、『アバター2』の後に更に3作品が製作される。

『スーパーマリオ(原題)』12月21日全米公開

セガの「ソニック」実写映画版が大ヒットを記録する中、任天堂の「スーパーマリオ」もハリウッドでアニメ映画化される。『スーパーマリオ(原題)』はクリス・プラットがマリオ役の声優を務め、アニャ・テイラー=ジョイがピーチ姫役、チャーリー・デイがルイージ役、ジャック・ブラックがクッパ役の声を演じる。監督を務めるのは『ティーン・タイタンズ・ゴー!トゥ・ザ・ムービーズ』(2018) のアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニック。マリオの生みの親である宮本茂が共同プロデューサーを務める。日本での公開日は未定となっている。

『バットガール(原題)』公開日未定


DCEUから2022年4作目の公開となる『バッドガール(原題)』はHBO Maxでの独占配信が予定されている。映画『ジャスティス・リーグ』(2017) で同役を演じたJ・K・シモンズがジム・ゴードン役で出演し、バットガールになるジムの娘バーバラ・ゴードンを歌手として活躍するレスリー・グレイスが演じる。また、『ザ・フラッシュ』に登場するマイケル・キートン演じるバットマンことブルース・ウェインも本作に登場する予定。そのシナリオに注目が集まる。

なお、日本ではU-NEXTがHBO Max作品の配信を行なっている。日本でも早い時期に見られることを期待しよう。

『ラム(原題)』公開日未定

「羊ホラー」と銘打たれた『ラム(原題)』は、アイスランドを舞台にした作品。カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に出品され「オリジナル視点賞」を受賞した本作は、羊頭で人間の身体を持つ生物を育てることになった二人が直面する、奇妙な出来事を描く。『ミッドサマー』(2019) の北米配給を担当したA24の配給作品とあって、期待が高まる。2021年に公開された本作は、日本ではクロックスワークスによる配給で2022年に公開される。

『ファイナル・カット(原題)』公開日未定

『カメラを止めるな!』(2018) を、フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がリメイクした作品。本作は1月のサンダンス映画祭でリリースされる予定で、日本でもギャガの配給で公開される予定となっている。

『カラダ探し』公開日未定

エブリスタに投稿された小説を原作にした日本の実写映画『カラダ探し』は、羽住英一郎監督、橋本環奈主演で製作される。デスゲームに巻き込まれた高校生たちは、バラバラになった体のパーツを集めて永遠に繰り返される恐怖の1日から抜け出そうとする。ウェルザードによる原作小説は、2014年には漫画化、2017年にはアニメ化もされている。

¥550 (2024/04/19 17:06:41時点 Amazon調べ-詳細)

以上が2022年公開を予定しているSF映画、ファンタジー映画、ホラー映画の中から主な作品をまとめたものだ。2022年は配信も含め、これ以外にも様々な作品が公開される予定。2022年は映画を思い切り楽しもう。

 

2021年のDisney+ Dayで発表されたラインナップはこちらから。

VG+編集部

映画から漫画、ゲームに至るまで、最新SF情報と特集をお届け。 お問い合わせ

関連記事

  1. 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』マイケル・ジャクソン登場と「Beat It」選曲の裏側

  2. コスモの性別をなぜ変えた? ジェームズ・ガン監督が問いかけに回答 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

  3. 『ブルービートル』監督作「トランスフォーマー」スピンオフにトラブル?

  4. 『アバター2』/『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で見せたジェームズ・キャメロン監督の映像美と活動家の顔