映画『バズ・ライトイヤー』米ティザー予告解説! 「トイ・ストーリー」バズ・ライトイヤーのオリジン描く本格SF 2022年夏公開 | VG+ (バゴプラ)

映画『バズ・ライトイヤー』米ティザー予告解説! 「トイ・ストーリー」バズ・ライトイヤーのオリジン描く本格SF 2022年夏公開

©️2021 Disney Pixar

映画『バズ・ライトイヤー』2022年夏公開

ディズニー・ピクサー映画最新作『バズ・ライトイヤー(原題:Lightyear)』のティザー予告映像とポスターが初めて公開された。また、劇場公開日は2022年夏と発表されている。『バズ・ライトイヤー』は2020年12月に製作が発表された作品。「トイ・ストーリー」シリーズでお馴染みのバズ・ライトイヤーの“オリジン”を描く映画になるとされていた。

『バズ・ライトイヤー』では「キャプテン・アメリカ」シリーズでキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスが新たにバズ・ライトイヤーの声を務める。今回の映像では、クリス・エヴァンスが演じる若き日のバズ・ライトイヤーがバッチリ映し出されている。

バズ・ライトイヤーといえば、「無限の彼方へ! さあ行くぞ!」というフレーズでお馴染みのおもちゃ。1995年に公開された『トイ・ストーリー』では、“最新のSFおもちゃ”としてのバズ・ライトイヤーと、“古いカウボーイおもちゃ”としてのウッディの対立と協調が描かれた。

今回の『バズ・ライトイヤー』では、「トイ・ストーリー」シリーズの世界観からは一転して、本来のバズ・ライトイヤーの設定である劇中アニメ『バズ・ライトイヤー』の主人公としてのバズ・ライトイヤーのオリジンが描かれる。

ティザー映像でハイテクな宇宙船に乗り込むバズ・ライトイヤーは見事に「無限の彼方」へと飛び立つと、「スター・ウォーズ」シリーズのスペースジャンプを思わせる演出で太陽の周囲を飛ぶ。この描写から考えられるバズの任務については、こちらの記事で詳しく考察している。

その後、部屋に佇むバズ・ライトイヤーはスーツを脱ぎ、「STAR COMMAND」と書かれたTシャツを着ている。スター・コマンドは銀河の平和維持を目的とした組織で、バズ・ライトイヤーが所属している団体だ。主に悪の帝王ザーグを敵としている。

これまでバズ・ライトイヤーを主人公に据えたビデオゲームやアニメには「Buzz Lightyear of Star Command」というタイトルが冠されており、スター・コマンドはバズ・ライトイヤーファンの間ではお馴染みの存在である。

その後も、ロボットと共に道の惑星に潜入する姿やロボットからハイパースピードの説明を受ける姿スペースシップの中の司令官らの姿など、本格SF映画と寸分も違わぬクオリティのシーンが次々と映し出される。さらには、バズ・ライトイヤーが緑の触手にさらわれるシーンも。

最後には、「トイ・ストーリー」シリーズでお馴染みのユニフォームを前にして、バズ・ライトイヤーは笑顔を見せる。そして、もう一人のパイロットに「To Infinity…(無限の彼方へ……)」と言われ、バズ・ライトイヤーが「and…(さぁ——)」と応答したところで今回のティザー映像は幕を閉じる。「To Infinity…and beyond! = 無限の彼方へ! さあ行くぞ!」の名言はここで生まれたのだろうか。

『バズ・ライトイヤー』では、これまで「トイ・ストーリー」シリーズでバズ・ライトイヤーの声を担当していたティム・アレンに代わり、新たにクリス・エヴァンスが声を務める。今回は、若き日のバズ・ライトイヤーの姿が初めて声と共にお披露目になった。

なお、今回のティザー予告では、デヴィッド・ボウイの「スターマン」(1972) がBGMとして使用された。宇宙からスターマンがやってくる、という内容の曲だ。特にティザー予告の最後のシーンでは、「Let all the children boogie=子ども達に好きに踊らせてやりな」という歌詞が強調されている。子ども達のヒーローであるバズ・ライトイヤーにはピッタリの選曲だ。

『バズ・ライトイヤー』では、テストパイロットだったバズ・ライトイヤーがスペースレンジャーへと成長していく物語が描かれる。バズ・ライトイヤーはなぜ宇宙の平和を守ることを選び、どのようにしてヒーローへと成長していったのだろうか。そのオリジンが明らかになることに期待しよう。

映画『バズ・ライトイヤー』は2022年夏に米劇場公開。日本では7月公開予定。

 

VG+編集部

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