『2分の1の魔法』が日本でも公開
ピクサー/ディズニー最新作の映画『2分の1の魔法』が2020年8月21日(金)より、遂に日本で公開された。アメリカでは3月に公開されており、英紙のレビューに批判が集まったり、ピクサー/ディズニー作品として初めて公式にレズビアンのキャラクターが登場したことに注目が集まったり、2月時点で大きな話題を読んでいた。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、日本では公開が延期になっていたが、日本でもようやく劇場公開が実現。緊急事態宣言の影響で短くなった夏休みのひとときのオアシスとして、素敵な物語を届けてくれている。
声を務めたのはトム・ホランドとクリス・プラット
『2分の1の魔法』で注目を集めたのは、主人公のエルフの兄弟を、MCU (マーベル・シネマティック・ユニバース) でお馴染みの二人のスターが演じたことだ。気弱な弟のイアンを「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランドが、冒険好きの兄のバーリーを「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのクリス・プラットが演じている。声優として共演した二人は、一緒に収録に挑んだ際にはトム・ホランドの笑いが止まらなくなってしまったと振り返っている。
出演した映画の情報をついつい話してしまう「ネタバレ王子」として愛されているトム・ホランド。『2分の1の魔法』について聞かれたMTVのインタビューでも、お茶目な (?) 一面を覗かせている。
トム・ホランドの「やることリスト」は…?
『2分の1の魔法』の劇中、トム・ホランドが声を演じた主人公イアンは、16歳の誕生日を迎えて、自分のノートに「やることリスト」をつける。「もっと喋るようにする」「人をパーティに誘う」など、“ToDoリスト”というよりは、大人になるために、出来るようになりたいことをリストにしているのだ。
インタビュアーに「『2分の1の魔法』の登場人物は、やることのリストをつけています。あなた自身もオーガナイズされていますか?」と聞かれ、以下のように答えている。
そうだとも、そうでないとも言えますね。Eメールに返信するのが苦手なんです。私からメールの返信が来ないので、私の周囲の人は精神的に辛い思いをしているはずです。
でも、自分自身の小さなリストには少しづつ取り組んでいます。例えば、2020年中にはこれができるようになる、この10年でここまで行く、生きている間にこれをやる、といった具合です。やりたいことについては、かなりしっかりしたリストを持っているんです。
リストの項目の一つは、ちゃんとメールを返信できるようになることです。
Eメールの返信が億劫になってしまうタイプであることを明らかにしたトム・ホランド。それでも、小さな目標を立てて、人生を通して一つずつそれをクリアしているのだという。
『2分の1の魔法』の原題は『Onward』、つまり「前進する」という意味だ。たとえ一歩一歩でも、できることを増やしていくこと、その姿勢を持つことの大切さを『2分の1の魔法』とトム・ホランドは教えてくれている (?)。
映画『2分の1の魔法』は2020年8月21日(金)より全国で公開。
Source
MTV