『ミズ・マーベル』シーズン2はある?
MCUドラマ第6弾として2022年6月8日から配信を開始した『ミズ・マーベル』。16歳のカマラ・カーンを主人公に据えた新シリーズで、『ムーンナイト』に続いてニューヒーローをMCUに紹介した。そして、いよいよ7月13日(水)に最終話となる第6話が配信される。
高い評価を受けている『ミズ・マーベル』だが、気になるのはシーズン2があるのかどうか。『ミズ・マーベル』は既に2023年7月28日米公開の映画『ザ・マーベルズ(原題)』に繋がっていくことが明かされているが、ドラマシリーズとしても継続していくのだろうか。
まず、『ミズ・マーベル』は複数シーズンの可能性がある“ドラマシリーズ”の枠ではなく、1シーズン限りの“リミテッド・シリーズ”の枠であることが明かされている。『ワンダヴィジョン』(2021) や『ホークアイ』(2021) と同様の扱いになる。
一方で、リミテッド・シリーズとして製作された作品のシーズン2製作が発表され、ドラマシリーズに切り替えられる例も珍しくない。『ロキ』(2021) は当初当初リミテッド・シリーズとして1シーズン限りを予定していたが、途中で方針を転換してシーズン2への更新が発表されている。
『ミズ・マーベル』にもこのパターンは起こりうるのか、プロデューサーと出演俳優のコメントを見てみよう。
プロデューサーは製作を希望
ドラマ『ミズ・マーベル』でプロデューサーを務めるサナ・アマナットは、米Screen Rantにこう語っている。
本作は、彼女(カマラ)の物語がスタートを切って別の場所へ行くためのリミテッド・シリーズとして作られたものです。彼女をヒーローとして築き上げるためのね。彼女は次に『ザ・マーベルズ』に参加する予定です。でも私は本当に願っていますよ、彼女が……シーズン2があることを願っていますし、私たちが製作に加われることを願っています。
プロデューサーのサナ・アマナットとしては、ドラマ『ミズ・マーベル』のシーズン2制作を希望しているようだ。MCUでは、一度紹介されたキャラクターが別のシリーズに活躍の場を見出すこともある。カマラ・カーンの場合は『ザ・マーベルズ』にメインキャラクターとして登場することが決まっているが、“ミズ・マーベル誕生の物語”以上のことをやりたいという意欲は製作陣の中にもあるのだ。
以下の内容は、ドラマ『ミズ・マーベル』第4話と第5話の内容に関するネタバレを含みます。
レッド・ダガーの再登場もある?
『ミズ・マーベル』第4話で登場したレッド・ダガーことカリームを演じるアラミス・ナイトは、ScreenRantの別のインタビューで「もしシーズン2があれば、私は戻ってきますよ」と語っている。
レッド・ダガーは第5話の終盤でお役御免となったが、原作コミックではミズ・マーベルのサイドキックとして活躍する。カマラがミズ・マーベルになっていく中で登場させたからには、今後もミズ・マーベル周辺での登場に期待したいところだ。
ところで、レッド・ダガーは第5話の退場時に、アメリカ政府から追われていることを示唆していた。アメリカを舞台にした作品での再登場は望めないということだ。そうであれば、演じたアラミス・ナイトが語ったとおり、カマラ・カーンを主人公に据えた『ミズ・マーベル』シーズン2での再登場が理に適っていると言える。パキスタンを舞台に新たな物語が描かれることにも期待しよう。
『ミズ・マーベル』の原作コミック日本語版は、ヴィレッジブックスから発売中。
ドラマ『ミズ・マーベル』は2022年6月8日(水) より、Disney+で独占配信。
Source
Screen Rant 1 / ScreenRant 2
第5話のネタバレ解説はこちらから。
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