佐伯真洋「月へ帰るまでは」無料公開! 植物船を舞台に“種”を問い直すSF短編小説【Kaguya Planet】 | VG+ (バゴプラ)

佐伯真洋「月へ帰るまでは」無料公開! 植物船を舞台に“種”を問い直すSF短編小説【Kaguya Planet】

カバーデザイン 浅野春美

佐伯真洋「月へ帰るまでは」一般公開

毎月SF短編小説や作家インタビューなどをオンラインで配信するKaguya Planetより、佐伯真洋「月へ帰るまでは」を一般公開しました。「月へ帰るまでは」は、1月のKaguya Planet先行公開作品として配信されていた作品です。

“植物船”が行き交う世界を舞台に、種(しゅ)をテーマにした物語が繰り広げられます。巨大な植物船に乗る主人公たちの出会いが、この世界の真実を明らかにしていく——圧倒的なスケールで展開される植物バイオSFをご堪能ください。

※今回一般公開した作品は、先行公開した作品に一部改稿を加えたものです。

佐伯真洋「月へ帰るまでは」

そこは“植物船”が行き交う世界。船は都市となっていた。巨大な植物船コロニーに乗る梅の船の民・トーリャと柳の船の民・リョウは、ある日、思いがけない出会いを果たす。

佐伯真洋(さえき・まひろ)
プロフィール
1991年生まれ、大阪府出身。仕事と育児をしつつ大学で勉強中。2016年、初めて書いたSF小説「母になる」が第4回日経星新一賞で最終候補に選ばれると、同年から3年連続で同賞の最終候補に選出された。2020年には「青い瞳がきこえるうちは」が第11回創元SF短編賞の最終候補入りを果たす。同年夏に開催された第1回かぐやSFコンテストでは「いつかあの夏へ」で読者賞を受賞。筆者名を伏せた状態で実施された読者投票で最多票を獲得した。同年12月には、Toshiya Kameiが英訳した「母になる」がWelkin Magazineに掲載されることが決定し、英語誌でのデビューが決まった。国内外で活躍の場を広げる次世代注目のSF作家。

 

現在、Kaguya Planetでは勝山海百合さんへの作家インタビュー「勝山海百合が語る、てのひら怪談・かぐやSFコンテスト・期待の作家」を先行公開中。月500円の「応援」の登録をしていただくと先行公開中のコンテンツを閲覧することができます。

また、2月27日(土)には、Kaguya Planetの2月の作品として、冬乃くじによるSF短編小説を先行公開します。冬乃くじさんは第一回ブンゲイファイトクラブと第二回ブンゲイファイトクラブで2年連続本戦出場を果たした実力者。ブンゲイファイトクラブ本戦出場者のKaguya Planet登場は、正井さん、蜂本みささんに続き、3人目になります。

また、3月のKaguya Planetは、複数のSF短編小説を公開する予定になっています。筆者の発表をお楽しみに!

坂崎かおる「パラミツ戦記」も好評配信中

今回一般公開された「月へ帰るまでは」を執筆した佐伯真洋さんは、第一回かぐやSFコンテストで読者賞を受賞した作家です。バゴプラでは、同コンテストで審査員特別賞を受賞した坂崎かおるさんのSF短編小説「パラミツ戦記」を無料公開中。SNSでも注目を集めています。

「パラミツ戦記」は第一回かぐやSFコンテスト審査員特別賞の副賞として企画された「バゴプラとSFGに姉妹編を掲載」というプロジェクトの一環として公開されました。「パラミツ戦記」の姉妹編「常夜の国」は“アジア”をテーマに制作されているSF同人誌『SFG Vol.03』(春完成予定) に掲載される予定です。「パラミツ戦記」のSFアイデアを共有するこちらの作品もお見逃しなく!

Kaguya Planetに応援を!

Kaguya Planetは、①日本SF界のジェンダーバランスの是正②新人賞以外の入り口を作ること③オンラインでSF短編を読む海外のシステムに近づけること、という三つの目標を掲げてスタートした取り組みです。筆者の皆さんには原稿料をお支払いして作品を掲載しており、運営費用は読者の皆さんの「応援」によってまかなわれます。そして、「応援」の登録をして頂いた方は、1ヶ月早く各作品を読むことができます。ぜひ、「応援」を宜しくお願い致します。

Kaguya Planet

また、Kaguya Planetは“投げ銭”の形での寄付も受け付けております。1円から支援できますので、ぜひご支援を宜しくお願い致します。

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