『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』映像追加版は9月9日日本公開へ
2021年12月に米国などで公開され、世界中で大ヒットを記録した映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の新映像追加版が、2022年9月9日(金)より日本で公開される。米公式が日米を含む34ヶ国での劇場公開日を発表している。
Swinging soon to a theater near you! Check out the global releases for #SpiderManNoWayHome – The More Fun Stuff Version and save the date! 🕸 📆 pic.twitter.com/IUTIzTwHbB
— Spider-Man: No Way Home (@SpiderManMovie) July 19, 2022
日本では池袋、大阪、札幌、名古屋、福岡での公開が発表されている。
#スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
THE MORE FUN STUFF VERSION
🕷9月9日(金)公開🕷🕷札幌・名古屋・福岡での上映館が追加
📽ユナイテッド・シネマ札幌
📽109シネマズ名古屋
📽ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
📽池袋HUMAXシネマズ
📽大阪ステーションシティシネマ pic.twitter.com/ApHuRFAPUX— ソニー・ピクチャーズ映画 公式 (@SonyPicsEiga) August 16, 2022
新映像を追加したバージョンは『スパイダーマン THE MORE FUN STUFF VERSION』と題されている。本作は6月11日にその存在が明かされ、発表と同時に2022年9月2日(金)より米国とカナダで公開されることが発表されていた。
米加以外の公開地域については近日発表されていたが、30ヶ国超での公開日を米公式が発表するのは異例のこと。グローバルに愛されるスパイダーマンならではの告知といえる。
日本以外の国では、香港や台湾、ベトナム、韓国といったアジアの国々の名前も見られる。劇中でもフォーカスされたフィリピンでの公開も決定している。
発表は6月に
6月の発表時には、トム・ホランド、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドの三人が並ぶ告知映像が公開されていた。
You wanted more Spidey and you got it! 🕷🕷🕷 #SpiderManNoWayHome: The More Fun Stuff Version swings into movie theaters in the US and Canada September 2! More countries to be announced soon! @SpiderManMovie pic.twitter.com/4dyhob9Qt2
— Marvel Entertainment (@Marvel) June 11, 2022
この映像では、トム・ホランドが「私はスパイダーマンです」と挨拶をすると、アンドリュー・ガーフィールドが「私がスパイダーマンです」、トビー・マグワイアが「私もスパイダーマンです」と続き、三人で笑い合う仲睦まじい姿を見せている。
アンドリュー・ガーフィールド演じるピーター・パーカーの「もう一回やるべきだよ」というセリフにトビー・マグワイア演じるピーターが「いいよ」と応じると、9月2日に『モア・ファン・スタッフ・バージョン(もっと楽しいものバージョン)』が公開されることが告知される。最後には「誰が観に行く?」というテロップと共にスパイダーマン同士で指を差し合うおなじみのミームも。
「追加および拡張」シーンと共に
米マーベル公式によると、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム:モア・ファン・スタッフ・バージョン』の公開は、コミック版スパイダーマンの生誕60周年と映画版スパイダーマンの誕生20周年を記念して実施される。スタン・リーとスティーブ・ディッコが創造したスパイダーマンがコミックに初めて登場したのは1962年8月刊行の『Amazing Fantasy』#15でのこと。トビー・マグワイア主演でソニー版の『スパイダーマン』が公開されたのは2002年のことだ。
『モア・ファン・スタッフ・バージョン』は、「追加および拡張されたシーン (added and extended scenes)」と共に公開されるという。オリジナルバージョンでも上映時間は2時間28分となっていた本作、尺を整えるために製作陣がなくなくカットしたであろうシーンが惜しみなく開放されることに期待しよう。
なお、MCUの作品では、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) でも新映像を追加したバージョンが公開されている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の興行収入は米国内で歴代3位となる約8億ドルを記録し、世界でも歴代第6位にランクインする約189億ドルを記録した。単独主人公のスーパーヒーロー作品としては歴代1位の数字となっている。
9月公開の意義とは?
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム:モア・ファン・スタッフ・バージョン』は、アメリカとカナダでは2022年9月2日に公開される。9月2日から始まる週末は、「労働者の日」の祝日である9月5日(月)に繋がるレイバー・デーの休暇(Labor Day Holiday)の時期にあたる。経営者のアイアンマンや神様のソー、学者のハルクらとは異なり、労働者階級を代表するヒーローである“親愛なる隣人”スパイダーマンに相応しい公開日だと言える。
また、2022年の9月はMCU映画にとってちょうど谷間の時期にあたる。7月8日(金)に『ソー:ラブ&サンダー』が公開され、8月10日(水)配信の短編シリーズ『アイ・アム・グルート(原題)』や8月17日(水)配信開始のドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』が控えているが、映画の劇場公開は、11月11日(金)全米公開の『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー(原題)』まで開く。
9月2日に『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム:モア・ファン・スタッフ・バージョン』が入ることで、5月4日(水・祝)公開だった『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』から『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』まで、2ヶ月に一回、隔月でMCU作品が劇場公開されることになる。コロナ禍の我慢の時期を経て、2022年はMCUファンにとっては贅沢な一年になる。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION(原題:Spider-Man: No Way Home: The More Fun Stuff Version)』は2022年9月9日(金)より、日本公開。
【ネタバレ注意!】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION』で追加されたシーンの解説はこちらの記事で。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の4K ULTRA HD+Blu-rayは日本限定プレミアム・スチールブック・エディションが発売中。
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【ネタバレ注意!】ドラマ『ミズ・マーベル』第1話の解説はこちらから。
【ネタバレ注意!】映画『ソー:ラブ&サンダー』エンディングからポストクレジットシーンの解説はこちらから。
【ネタバレ注意!】『ノー・ウェイ・ホーム』のエンディングからミッドクレジット、ポストクレジットの解説はこちらの記事で。
【ネタバレ注意!】『ノー・ウェイ・ホーム』の終わり方を受けたスパイダーマン達とその他のキャラクターの今後については、こちらの記事で考察している。
【ネタバレ注意!】脚本家が解説した『ノー・ウェイ・ホーム』ラストの意図はこちらの記事で。
【ネタバレ注意!】MJとピーターの会話についてのマーベル公式の解説と、トム・ホランドとゼンデイヤの見解はこちらの記事で。
魔法の力を得た? ピーターを噛んだクモについての考察はこちらの記事で。
MCU「スパイダーマン」は新たな三部作が製作される予定がある。詳しくはこちらから。