映画『マーベルズ』初映像公開
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)映画の第33作目となる『マーベルズ』の特報予告が公開された。米時間4月11日(火)放送の人気情報番組『グッドモーニング・アメリカ』(1975-) で初公開されている。
『マーベルズ』は2019年公開の映画『キャプテン・マーベル』の続編にあたる作品で、主人公のキャロル・ダンヴァースに加え、前作とドラマ『ワンダビジョン』(2021) に登場したモニカ・ランボー、ドラマ『ミズ・マーベル』(2022) に登場したカマラ・カーンを中心とした物語が描かれる。2023年11月10日(金)の日米公開を予定している。
ビースティ・ボーイズの「Intergalactic」(1998) が流れる今回の予告編では、ドラマ『ミズ・マーベル』のラストから繋がる要素が多数見られる。三人は力を使うと場所が入れ替わる状態に陥ってしまったようだ。特報予告映像には、フェーズ3以来のカムバックとなるニック・フューリーに、前作で大活躍を見せた猫(フラーケン)のグースも登場している。
更に、ドラマ『梨泰院クラス』(2020) などで知られる韓国の大人気俳優で本作がハリウッドデビュー作となるパク・ソジュンの姿も確認できる。今回の特報映像では長髪の姿で、兵を従えているように見えるが、一体どんな役になるのか、原作コミックの設定と合わせてこちらの記事で考察している。
その直後に登場する『マーベルズ』のヴィランについての解説&考察はこちらの記事で。
『マーベルズ』では、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァース役をブリー・ラーソンが続投し、モニカ・ランボー役のテヨナ・パリス、ミズ・マーベルことカマラ・カーン役のイマン・ヴェラーニはMCUの映画作品では初となる主演を務める。テヨナ・パリスとイマン・ヴェラーニは共にオーディションで選ばれてドラマ出演を果たした経緯がある。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) の直前に公開された『キャプテン・マーベル』は、MCUでも最強のヒーローの一人となるキャプテン・マーベルを紹介した。一方で、その後のキャプテン・マーベルはなかなか地球にはやってきてくれず、フェーズ4では映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021) とドラマ『ミズ・マーベル』でわずかに登場しただけだった。
一方、ドラマ『ワンダヴィジョン』では、『キャプテン・マーベル』では幼かったモニカ・ランボーが大人になった姿で登場。指パッチンで消えていた間に母マリアを失い、キャロル・ダンヴァースに複雑な心境を抱いていることが示唆された。その後、モニカ・ランボーはワンダが張る結界の力に触れてスーパーパワーを得ている。
ドラマ『ミズ・マーベル』では一転して、キャプテン・マーベルに憧れるファンガールのカマラ・カーンが登場。自らのルーツであるパキスタンから伝わった魔法のバングルの力を得て、ミズ・マーベルを名乗るようになる。『ミズ・マーベル』のラストではキャプテン・マーベルと居場所が入れ替わり、映画『マーベルズ』に続くことが宣言された。
『マーベルズ』の監督を務めるのは『キャンディマン』(2021) のニア・ダコスタ監督で、MCU初の黒人女性監督とされている。脚本は『ワンダヴィジョン』の脚本にも参加したミーガン・マクドネルが手がける。
『マーベルズ』特報予告で分かった『ワンダヴィジョン』『ミズ・マーベル』との繋がりはこちらの記事で解説している。
なお、2023年1月には『マーベルズ』の影響か、『ミズ・マーベル』の最終話のあるシーンが差し替えられている。詳しくはこちらから。
2月には新ポスターが公開され、同時に7月の公開予定が11月公開に変更された。ポスターでは原作コミックに登場するスペクトラム/フォトンのマークが確認できる。詳しくはこちらの記事で。
パク・ソジュンのMCU参戦の経緯はこちらの記事で。
映画『マーベルズ』は2023年11月10日(金)日米同時公開。
6月21日配信開始のドラマ『シークレット・インベージョン』の予告解説&考察はこちらの記事で。
5月3日(水・祝)公開予定の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』新予告編の解説&考察はこちらから。