『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン2に更新!
2021年9月22日(水)にDisney+で9作品が一斉配信されたアニメ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』のシーズン2が2023年春に配信される。米アナハイムで米時間2022年5月26日(木)から29日(日)にかけて開催されているスター・ウォーズ セレブレーションの最終日に発表された。「スター・ウォーズ」公式Twitterアカウントは新たな赤いロゴも公開している。
#StarWarsVisions returns. Volume 2 streaming Spring 2023, only on @DisneyPlus. pic.twitter.com/zCAlj8lBiv
— Star Wars (@starwars) May 29, 2022
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』は、シーズン1では日本の7つのアニメスタジオが各話を手掛けたDisney+オリジナルシリーズで、ハイクオリティなアニメーションが好評を集めた。シーズン1では神風動画、キネマシトラス、サイエンスSARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、TRIGGER、プロダクションI.Gの7スタジオがアニメーションを手掛けている。
公式の発表によると、日本のアニメスタジオのみで手掛けられたシーズン1とは打って変わり、シーズン2では9つの国/地域のチームが制作を手がけるという。9つのチームの振り分けは、日本、インド、イギリス、アイルランド、スペイン、チリ、フランス、南アフリカ、そして米カリフォルニアとされている。各国のアニメスタジオに発注をかけるスタンスはNetflixアニメ『ラブ、デス&ロボット』と同じだ。日本からはどんなチームが参加するのか、そして世界の才能を集めたシーズン2の仕上がりに期待がかかる。
米時間4月13日には、米Cinelinxが複数の関係者からの情報として『スター・ウォーズ:ビジョンズ』のシーズン2製作が進められていること、それはシーズン1のヒットを受けての決定であることを報じていた。この時は配信時期は2022年秋頃になるとされていたが、実際には2022年秋にはアニメアンソロジー『スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ(原題)』が配信されることが発表されている。
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』は“カノン(正史)”に含まれない“レジェンズ”として公開された作品。正史に含まれないため比較的自由な作劇が可能で、シーズン1では、正史では滅多にシス同士の戦いなども描かれた。今回のイベントでは、パンデミック下で制作が進められたため、日本のチームとルーカス・フィルムのメンバーとはオンライン以外で会えていないということも明かされている。
神風動画の水崎淳平が監督を務めた第1話「The Duel」からは、エマ・ミエコ・キャンドンによるスピンオフ小説『Star Wars Visions: Ronin』も刊行されている。
なお、『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン1では1話あたり約13分のストーリーを全9話一挙配信という形をとった。Disney+ではオリジナルシリーズの一挙配信という形は珍しく、同じアニメでカノンに含まれる『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』(2021-) は全16話が毎週配信で公開された。今回『スター・ウォーズ:ビジョンズ』がシーズン2に更新されたことで、一挙配信形式は一定の成果を収めたと見てよいだろう。
なお、「スター・ウォーズ」シリーズからは前述の通りカノンに含まれるアニメアンソロジーシリーズ『スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ(原題)』が2022年秋に配信される。アニメアンソロジーは「スター・ウォーズ」の新たな主力になっていくのだろうか。詳細はこちらの記事で。
アニメ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン1はDisney+で独占配信中。
第1話のネタバレ解説はこちらから。
シーズン1全話の監督はこちらの記事にまとめている。
Source
Cinelinx
ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』第1話の解説はこちらから。
同日に明かされた『マンダロリアン』シーズン4の情報はこちらから。
同イベントに登場したパルパティーン役俳優のイアン・マクダーミドが語った“復活”の経緯はこちらの記事で。