「スター・ウォーズ」の“特別な”アニメシリーズが準備中 ダース・モール? エピソード7以後の物語? | VG+ (バゴプラ)

「スター・ウォーズ」の“特別な”アニメシリーズが準備中 ダース・モール? エピソード7以後の物語?

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「スター・ウォーズ」に新プロジェクト

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』が2022年5月25日(水)から配信される「スター・ウォーズ」より、新アニメシリーズの製作が進められているとの情報が入った。スター・ウォーズ専門メディアの米The Convor Callに登場した作曲家のケビン・カイナーが新たなプロジェクトについて話している。

ケビン・カイナーはアニメシリーズの『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020)、『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2018)、『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』(2021-) の音楽を手掛けた人物。『バッド・バッチ』では「オメガのテーマ」が人気を呼んだ。「スター・ウォーズ」アニメシリーズの音楽といえばこの人、という人物がケビン・カイナーなのだ。

そのケビン・カイナーは、現在取り組んでいるという「スター・ウォーズ」の新たなアニメプロジェクトについて、以下のように話している。

私たちは今新しいプロジェクトに取り掛かっています。アニメーションのプロジェクトです。スター・ウォーズのね。私が言えることはそれだけです。とても、とてもヤバイやつです。ルーカス・フィルムとディズニーが全エピソードでフルオーケストラを使っていいと言うほどのものです。非常に特別なプロジェクトで、すごい人たちが関わっており、その一員になれて本当に光栄です。もう話し過ぎているかもしれませんが……。

思わず全話でフルオーケストラ使用の許可が出ているという情報を漏らしてしまうほど、大物のケビン・カイナーにとっても特別なプロジェクトなようだ。そして「すごい人たちが関わっている」と、フルオーケストラの音楽だけでなく、製作陣またはキャストに大物がいることも明かしている。大物たちが関わり、全エピソードをフルオーケストラで制作するほどのシリーズとは、どのような物語になるのだろうか。

新アニメシリーズはどんな物語に?

ケビン・カイナーがこれまで携わってきたアニメシリーズは、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005) から『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977) までの時期にまとめられている。ついに『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(2015) 以降の物語をアニメ化することもあるのだろうか。

あるいは、これまでのアニメシリーズと同じ時代を舞台にするということであれば、ダース・モールを中心に据えたシリーズも考えられる。仕事上ジェダイと対立したボバ・フェットを主人公に据えた『ボバ・フェット』の例はあるが、明確な悪役を主役に据えるとすれば異例のこと。だがダース・モールであれば、アニメシリーズでもフルオーケストラを投じるだけの価値があると言える。

なお、ドラマ『マンダロリアン』(2019-) ではアソーカ・タノ、ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021) にはキャド・ベイン、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』には大尋問官と、アニメシリーズでお馴染みのキャラクター達が実写化される流れが続いている。

アニメシリーズでモールとの因縁が深いアソーカ・タノは、ドラマシリーズ『アソーカ(原題)』の制作が進められており、同作には『スター・ウォーズ 反乱者たち』より、マンダロリアンの戦士サビーヌ・レンが登場することが決まっている。

いまや「スター・ウォーズ」シリーズは映画だけでなく、ドラマもアニメも同様に重要な存在になった。ドラマは『マンダロリアン』を中心とした『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983) の5年後のタイムラインに加えて、『エピソード3』の10年後を描く『オビ=ワン・ケノービ』が配信される。アニメシリーズは『バッド・バッチ』が2022年内にシーズン2が配信されることが発表されているが、アニメも複数のシリーズが同時進行することになっていくのだろうか。

「スター・ウォーズ」アニメ新シリーズの続報を待とう。

追記:2022年5月28日(土) のスター・ウォーズ セレブレーションにてアニメアンソロジー『スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ』の配信が発表された。詳しくはこちらから。

「スター・ウォーズ」最新作、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』は2022年5月27日(金)よりDisney+で独占配信。

Disney+

Source
The Convor Call

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』初予告の解説と考察はこちらの記事で。

初公開されたダース・ベイダーの姿とヘイデン・クリステンセンのコメントはこちらの記事で。

制作トップが語ったダース・ベイダー復活の難しさについてはこちらから。

監督が語ったダース・ベイダー復活の理由はこちらから。

ヘイデン・クリステンセンはドラマ『アソーカ』への出演も決定している。詳しくはこちらから。

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』は幼いレイアに重要な役割が与えられているとの報道も出ている。詳しくはこちらの記事で。

 

【ネタバレ注意】映画『ザ・バットマン』のネタバレ解説はこちらから。

【ネタバレ注意】映画『ザ・バットマン』の続編&スピンオフの解説&考察はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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