三年に一度、「細田守の夏」がやってきた!
待望の夏休み映画
『サマーウォーズ』(2009)の細田守監督による最新作『未来のミライ』がいよいよ本日、7月20日全国で公開される。細田監督にとっては、『バケモノの子』(2015)以来、三年ぶりの新作長編映画となる。細田監督の夏休み映画は、『時をかける少女』(2006)以来、三年に一度のペースで公開されている。『未来のミライ』の作画は、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』や『バケモノの子』も手がけた青山浩行。カンヌ映画祭の「監督週間」での上映時にはその描写の美しさを絶賛されたという同作、細田映画らしく、夏休み映画にピッタリの爽やかな作品に仕上がった。
アジア各地でも続々公開
既に88の国と地域で公開されることが決まっており、タイでは8月23日に公開されることが決定した。タイでの配給を担うのは、JAM(Japan Animation Movie)Thailand。JAM Thailandはこれに合わせてタイ語字幕のトレーラーを公開している。香港と中国でも、同じく8月23日に公開される。台湾では、一週間早い8月17日に公開予定だ。北米では年内の公開とされており、アジアでは一足早く『未来のミライ』を楽しむことができる。
映画祭にも次々出品
先述の通り、5月には第71回カンヌ国際映画祭と並行して開催される「監督週間」で公式上映が実施された。同イベントに招待された20本の長編作品の内、アニメーション作品は『未来のミライ』のみ。6月にはオーストラリア最大の映画イベントであるシドニー映画祭でも上映された他、アヌシー国際アニメーション映画際では長編コンペティション部門に出品されている。世界規模の展開を見せるスタジオ地図の本気度が伺える。
不思議な兄妹の物語
『未来のミライ』のストーリーは、甘えん坊の男の子“くんちゃん”と、彼の妹である“ミライちゃん”を中心に展開される。未来からやってきたミライちゃんは、くんちゃんを冒険に連れ出す。見たこともない世界での様々な出会いを通して、くんちゃんは少しずつ成長を遂げながら、様々な「家族の愛」の形を知っていく…。
「最小のモチーフを用いて、最大のテーマを語り切りたい」(公式ウェブサイト)と語る細田監督が新たに紡ぎ出したストーリーを、ぜひ劇場でチェックしよう。
『未来のミライ』は7月20日(金)より、全国でロードショー。
Source
Anime News Network