ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』幼いレイアに重要な役割か Disney+の「スター・ウォーズ」セオリーはどうなる? | VG+ (バゴプラ)

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』幼いレイアに重要な役割か Disney+の「スター・ウォーズ」セオリーはどうなる?

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ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』に新情報

多くのファンが待ち望む「スター・ウォーズ」ドラマ最新作について、新たな情報が届いた。2022年にDisney+での配信を予定しているドラマ『オビ=ワン・ケノービ』のメインキャストと内容に関するものだ。米Cinelinxが報じたもので、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』では幼い頃のレイアをヴィヴィアン・ライラ・ブレアが演じ、レイアがストーリー上重要な役割を果たすとしている。

これまでにも「スター・ウォーズ」に関する独自情報を提供してきたCinelinxのジョーダン・メイソンは、まず、Netflix映画『バード・ボックス』(2018) にも出演したヴィヴィアン・ライラ・ブレアが、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』に登場する若き日のレイア・オーガナを演じることになったと紹介。ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』については、過去に8〜11歳の男女をキャストとして募集していたという報道もあったが、ヴィヴィアン・ライラ・ブレアは2012年生まれで、現在9歳だ。

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』は、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005) の後を舞台にしており、若き日のレイアとルークが登場する可能性が高いとされてきた。注目は、Clinelinxによる以下のレポートだ。

レイアがドラマ『オビ=ワン・ケノービ』の一部として大きく関わっているということは確かです。実際に私が聞いた話では、レイアが関わる事柄がドラマ全体のきっかけになっていて、オビ=ワンを新たな冒険に向かわせることになるようです。

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』では、レイアとルークは帝国から見つからないように、生まれた直後にそれぞれが養子に出されている。ルークは砂漠の惑星であるタトゥイーンのラーズ夫妻の家に、レイアは惑星オルデランの王家であるオーガナ夫妻の家に引き取られた。オビ=ワンはタトゥイーンに残りルークを見守ることを決めており、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』においてもルークに関連する出来事に焦点が当てられるとの予測もあった。

だが、今回の報道では意外にも王家に引き取られたレイアがオビ=ワンの旅のきっかけになるというのだ。米ScreeRantはこの件についてディズニーにコメントを求めたが、現時点では返答はないという。

Disney+のセオリーに合致?

「スター・ウォーズ」関係者に近く、独占ニュースを提供してきたCinelinxのジョーダン・メイソンによるレポートであるが故に注目が集まる今回の報道。だが、近年のDisney+配信の「スター・ウォーズ」作品を見れば、レイアをきっかけにしてオビ=ワンが冒険の旅に出るというストーリーはかなり信憑性がある。

ドラマ『マンダロリアン』(2019-) では、主人公のマンドーは“ベビーヨーダ”ことグローグーのために銀河を旅することになる。その中で二人の間に親子のような感情が芽生えていくのが物語の魅力でもある。

現在配信中のアニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』では、クローン兵のエリート分隊であるバッド・バッチがクローンの少女オメガと出会い、こちらも共に銀河を旅する。親子、あるいは歳の離れた兄妹という関係を築き、クローン戦争終結直後の混乱した時代で互いが生きる道を見出していくという物語だ。

賞金稼ぎとして生きてきたマンドー、兵士として生きてきたバッド・バッチのメンバーにとって、子どもとの生活は大きな変化のきっかけになる。

つまり、戦いしか知らなかった男性主人公に子どもが影響を与えるというのが、ここまでのDisney+における「スター・ウォーズ」作品の特徴なのだ。保守層からリベラル層まで幅広いファン層を持つ「スター・ウォーズ」シリーズにおいてはこの組み合わせが一つのセオリーになっていると考えることもできるだろう。

一方で、2021年12月に配信を予定している次のDisney+ドラマ『ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット』では、ボバ・フェットとその相棒であるフェネック・シャンドの姿を描くため、このセオリーから外れる可能性は高い。幼いレイアも流石にオビ=ワンと旅に出ることは出来ないと予測できるため、これまでとはまた違った展開の物語も期待できる。

なお、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』には新三部作でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーが同役を続投して主演を務める。新三部作でアナキン・スカイウォーカーを演じたヘイデン・クリステンセンもダース・ベイダー役で出演することが明らかになっている。Disney+シリーズではあまり見られていないライトセーバー・アクションにも注目が集まる。

また、テレビアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2018) に登場した人物も複数登場するという。アニメ『バッド・バッチ』では既に、のちに『反乱者たち』で活躍を見せるキャラクターの前日譚が描かれている。『オビ=ワン・ケノービ』では銀河を舞台にどのような物語が描かれるのか、期待して待とう。

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』は2022年よりDisney+で配信予定。

Source
Cinelinx / ScreeRant

監督とユアン・マクレガーのコメント、ヘイデン・クリステンセンの復帰についてはこちらの記事で。

初の予告映像の解説と考察はこちらから。

ドラマ『マンダロリアン』シーズン3とドラマ『ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット』についての情報はこちらから。

『バッド・バッチ』で明らかになった帝国がクローン兵を廃止した理由については、こちらで解説している。

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