『ロキ』第5話で「旅が実を結ぶ」
Disney+で独占配信されているドラマ『ロキ』は、第1話でDisney+の視聴回数新記録を樹立する大人気ぶりを見せ、遂に全6話の後半戦に入っていく。
マーベル公式が「謎解きタイムトラベルスリラー」と銘打っている通り、ドラマ『ロキ』の魅力は次々提示される謎とその答え合わせにある。脚本を担当するマイケル・ウォルドロンは、第3話以降「どの謎もすぐに明らかになる」と明言している。
そして、シルヴィを演じるソフィア・ディ・マルティーノと主演のトム・ヒドルストンは、第4話と第5話の展開について触れている。
「奇妙で挑戦的」
第3話でシルヴィという名を明かした変異体を演じるソフィア・ディ・マルティーノは、米The Hollywood Reporterのインタビューで、第5話を含む第4話以降の展開について触れている。シーズンの残りのエピソードでは、シルヴィーに関するどのような展開が待っているのか聞かれ、こう解答している。
非常に難しい質問ですね。とりわけ私は文法が苦手なので。奇妙で、面白くて、パワフルで、危険で、挑戦的なものになるでしょう。それでいいですか?(笑)
注目したいのは最初と最後に登場した「奇妙 (weird)」と「挑戦的 (challenging)」というワードだ。第4話、第5話、第6話の『ロキ』が予想の範囲に収まるような内容にはならないということを示唆している。
「予期できない展開に」
第5話の展開に触れているのはソフィア・ディ・マルティーノだけではない。ロキを演じるトム・ヒドルストンは、英BBC Radioで第5話についてこのように話している。
第4話でこの作品は新たな展開を迎えます。そしてこの旅の目的は、ある意味で第5話で実を結ぶことになります。ですから、第4話と第5話は……覚悟しておいてください!(笑)どこかへは向かっていますが、それが皆さんにとって予期できない展開であることを願っています。私自身は非常に興奮しましたよ!
トム・ヒドルストンは「覚悟して」の部分で、『Buckle up(シートベルトを締める)」という言葉を使っているが、これはマイケル・ウォルトンが第3話について説明する時に使っていた表現と同じだ。そして、ソフィア・ディ・マルティーノと同じく第5話以降の展開を「予期できない展開」と表現している。やはり“裏切りの神”たるロキを主役に据えた作品、驚きの結末に期待がかかる。
果たして第5話ではどんな展開が待っているのか、しかと見届けよう。
ドラマ『ロキ』はDisney+で独占配信中。
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