VG+ 2018年アクセスランキング【1位〜5位】 | VG+ (バゴプラ)

VG+ 2018年アクセスランキング【1位〜5位】

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2018年の人気記事ランキングを発表!

VG+オープンから半年

SFウェブマガジン・VG+のオープンから半年が経過した。6月にオープンした本サイトは、SF (サイエンス・フィクション) の面白さ、そして奥深さをより広く世間に発信していく目的で開設された。様々なニュースや特集をお届けし、初年度から大きな反響を頂いた。目を通してくれた読者の皆様、寛容な姿勢で見守ってくださった関係者の方々に、この場を借りて改めて感謝したい。

最も読まれた記事は…!?

今回は、そんな2018年を振り返り、VG+のアクセスランキングでご紹介する。第一回目は、今年最も注目された記事の内、アクセス数第10位から第6位までの記事をまとめた。2018年にシーズン3が公開された『高い城の男』関連記事が二つランクインした他、『DEVILMAN crybaby』や『ヴェノム』など、2018年に大きな話題となった作品の関連記事が名を連ねている。トップ5には、一体どの記事がランクインしたのだろうか。

第5位
ピーター・トライアス、小島秀夫へのリスペクトを語る「メールが来た時、50回読み返した」

年間アクセスの第5位には、2018年に『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(2016)の続編『メカ・サムライ・エンパイア』を発売したピーター・トライアスの関連記事がランクイン。ピーター・トライアスが語った小島監督へのリスペクトに、多くのファンが頷いていた。
また、VG+編集部では、ピーター・トライアスより、ウメグラフィックスこと梅野隆児さんがデザインしたポストカードのギフトを受け取っている。改めて謝意を表したい。

第4位
コミック界に変化の兆し「歴史を作った女性達 アイズナー賞でようやく評価」——ワシントンポスト紙が高橋留美子の「殿堂入り」にも言及

第4位には、コミック界でも女性達が残した功績が認められ始めたという記事がランクイン。ワシントンポスト紙は、2018年のアイズナー賞で四名の女性が殿堂入りを果たしたことを特集。このうちの一人として、『うる星やつら』(1978-1987)の作者・高橋留美子についても触れている。見出しでは「overdue = ようやく、遅れて」という言葉を使い、アメリカのコミック界でも女性を正当に評価する流れが生まれつつあることを紹介した。2019年はMCU初の女性ヒーロー単独映画『キャプテン・マーベル』が公開される。この流れは更に加速していきそうだ。

第3位
「メタルギア」シリーズ31周年。『USJ』ピーター・トライアスらが祝福

第5位に続き、小島監督×ピーター・トライアスが年間第3位にもランクイン!世界中のファンとクリエイターが、「メタルギア」シリーズの31周年を祝福し、ピーター・トライアスも「メタルギア」シリーズの思い出を語っている。『メタルギア ソリッド』の実写映画化を進めるジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督は、31周年を記念して同作のファンアートを31日連続で投稿すると表明。同監督は、映画版『メタルギア ソリッド』の製作状況についても言及し、話題を呼んだ。

また、小島監督率いるコジマプロダクションは、2018年に最新作『デス・ストランディング』のトレイラーを二本公開。

ピーター・トライアスは2019年に米The Vergeで短編を公開することが決定している。

第2位
史上初のヒューゴー賞長編小説部門3連覇! 黒人女性SF作家 N・K・ジェミシンとは誰か

2018年のアクセスランキング第2位にランクインしたのは、SF最高賞ヒューゴー賞で前代未聞の長編小説部門3連覇を達成したN・K・ジェミシンの紹介記事だ。ヒューゴー賞の結果発表記事も年間アクセス数第8位にランクイン。注目度の高さがうかがえる。
この記事では、N・K・ジェミシンの作家としてのルーツを紹介。小説を書き始めた当初は出版社に作品をボツにされ続けていた彼女が、どのようにして歴史にその名を残す作家になるに至ったのかというストーリーは、多くの人々に勇気を与えた。
VG+では、N・K・ジェミシンが『大奥』から受けた影響について特集を行った他、年末には、N・K・ジェミシンが三連覇を振り返っている。

第1位
「オタク文化はもはや帝国側」SF作家の指摘が話題に——その真意とは…?

2018年、VG+の年間アクセスランキング第一位に輝いたのは、ジャンルを超えて論争を生んだこの記事。SF映画が興行収入上位を占める時代になり、ドラマやアニメなど、あらゆるコンテンツでSF作品が溢れるようになった。米カルチャーニュースサイトのThe VergeとWIREDが2018年末に同じタイミングでSFシリーズの公開を発表したという事実が、SFに対する世間の注目度を示している。

そんな中、SF界の中から「オタク文化はもはや帝国側だ」との指摘が起きたことで、各々が立ち止まり、改めて自分たちの立ち位置を見つめ直すきっかけになったのではないだろか。発言したリンカーン・ミシェル本人も「終わらない議論」と述べている通り、こうした議論が起こること自体に意義があるはずだ。

加速するSFへの追い風は、2019年も更に強いものになっていくのだろうか。VG+では引き続き、最新ニュースと独自の特集をお届けしていく。2019年もお楽しみに!!

VG+ 2018年アクセスランキング、1位〜5位は以下の通り。

 

6位〜10位の記事はこちらから。

VG+編集部

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