Kaguya Planet、2024年4月にリニューアル
SF企業VGプラスの運営するオンラインSF誌Kaguya Planetのサイトが、2024年4月にリニューアルいたします。
Kaguya Planetは、SF企業VGプラスが運営するSFのウェブマガジンです。SF短編小説や長編小説の連載、インタビュー、会員限定コンテンツなどを配信しています。毎月1編配信しているSF短編小説は、Kaguya Planetの会員向けに先行公開されたのち、誰でも無料でみられるように無料公開しております。
これまで、藤井太洋が「オンライン短篇SFのオールタイムベスト」と絶賛した蜂本みさ「せんねんまんねん」、伴名練の目に留まりアンソロジーに再録された麦原遼「それはいきなり繋がった」、Toshiya Kameiによる翻訳がイギリスの月刊誌『Schlock! Webzine』に掲載された揚羽はな「また、来てね!」、木海による中国語(簡体字)訳が『銀河辺縁』に掲載された久永実木彦「天国には行けないかもしれない」など、数多くの名作短編小説を掲載してきました。
そして2023年12月に3周年を迎えたことを機に、紙版のSFマガジン『Kaguya Planet』を創刊するなど、段階的にリニューアルしております。その一環として、2024年4月にKaguya Planetのサイトをリニューアルします。
Kaguya Planetでは、短編小説やインタビューなど、3年間の活動で100近くのコンテンツを配信してきました。コンテンツの数と種類の増加に対応して、リニューアル後は先行公開中/一般公開中の作品一覧や参加筆者一覧など、コンテンツの種類ごとに一覧をつくり、探したいコンテンツにアクセスしやすくなります。そして、以前よりご指摘をいただいていたログイン時の導線についても改善いたします。
また、リニューアル後は、VGプラスのイメージカラーである青を基調としたデザインから、Kaguyaのロゴになっている紫からオレンジのグラデーションを基調したデザインに一新。ポップで可愛いデザインになります。
※2024年3月末にリニューアルを予定しておりましたが、2024年4月に延期させていただきます。楽しみにしてくださっている皆様、お待たせして大変申し訳ございません。
Kaguya Planetの会員プランを三つ、設定します
Kaguya Planetは、3周年を迎えた2023年12月から、段階的に各種サービスをリニューアルしております。これまで掲げてきた三つの問題意識(①SF界のジェンダーバランスに偏りがあること、②新人賞中心の仕組み、③海外との隔たり)をさらに発展させる形で、三つの理念 ①社会の声に耳を傾ける、②経済と向き合う、③世界に開かれたSFレーベルに、を掲げることにしました。また、2023年12月には『マガジン0号 特集:月』を刊行し、無料で公開しています。
またKaguya Planetでは、毎月のSF短編小説の配信に加えて、長編小説の連載やインタビュー記事の掲載、VGプラスのワークショップに会員価格で参加できるクーポンの発行、第三回かぐやSFコンテストの開催に合わせた会員向けに特集記事の配信など、2020年の活動開始当初から大幅にサービスを拡充させてきました。サービスの拡充とマガジンの創刊、新企画・Kaguyaの読書会の開催に伴って、Kaguya Planet会員に3つのプランを設定します。
会員の種類は、月額500円の【ベーシック(月間)】、年間6000円の【ベーシック(年間)】、年間12000円の【プレミアム】です。それぞれのプランごとに会員の特典が異なりますので、登録の際にはご注意ください!
【ベーシック会員特典】
ー小説作品が先行公開で読める!
ーインタビュー、ワークショップレポートなど会員限定公開の記事が読める!
ーマガジン『Kaguya Planet』(電子版)が手に入る! ※年間会員のみ
ーイベント、ワークショップなどに会員価格で参加できる!
【プレミアム会員特典】
ー小説作品が先行公開で読める!
ーインタビュー、ワークショップレポートなど会員限定公開の記事が読める!
ーマガジン『Kaguya Planet』(電子版、紙版)が手に入る!
ーイベント、ワークショップなどに会員価格で参加できる!
ーマガジン『Kaguya Planet』の読書会に参加できる!
三つのプランには、Kaguya Planetのリニューアル後に登録できるようになります。4月のリニューアルをお待ちください。
SFマガジン《Kaguya Planet》刊行、創刊号は特集「気候危機」
Kaguya Planetでは、紙と電子で読めるSFマガジン『Kaguya Planet』を創刊します。《Kaguya Planet》はウェブのKaguya Planetで配信しているSF短編小説に加えて、ブックレビューやSF映画・ドラマにまつわるコラム、インタビューなどを掲載し、三ヶ月に一回刊行します。
マガジン『Kaguya Planet』の創刊号は特集「気候危機」。津久井五月さん、化野夕陽さん、エラ・メンズィーズさんによる、「気候危機」をテーマにしたSF短編小説を掲載する他、気候危機に関連したSF書籍のブックレビューや、コラムを掲載します。
紙版の『Kaguya Planet』は、Kaguya Planetのプレミアム会員にお届けするほか、一部書店での販売も予定しております。会員になる前に一度マガジンを読んでみたいという方は、ぜひお手に取ってみてください。
Kaguyaの読書会開始
リニューアル後のKaguya Planetでは、Kaguyaの編集者である堀川夢さんを中心に読書会を開催します。Kaguya Planetの掲載作品や関連作品を中心に、「感想を共有すること、掘り下げること」を気軽に安心して楽しめるような場にしていきます。また、読書会の活動を何らかの形でレポートに残したり冊子として発表することも検討しています。著者や訳者だけでなく読者もより主体的にKaguyaに参加できるようにすること、感想の共有や作品の批評をより開かれた営みとしていくことを目指します。
3つのプランには、4月のリニューアル後に登録できるようになります。リニューアルとマガジン1号の刊行をどうぞお待ちください。今後も珠玉の短編小説を配信し、読者も書き手も安心してSF作品を楽しめる場を作っていけるよう尽力して参ります。これらの活動を盛り上げていくためにも、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。