Kaguya Planetリニューアル
オンラインSF誌 Kaguya Planetが2023年12月から段階的にリニューアルをします! Kaguya Planetは2020年12月に活動を開始して以降、珠玉の短編小説を毎月配信してきました。活動を開始した際には日本語の書き下ろしの作品だけを掲載する予定でしたが、翻訳作品・インタビュー・コンテストと関連した特集記事の掲載や長編小説の連載など、当初は想定もしていなかった発展を遂げてきました。そして三周年を迎える2023年12月から、段階的にリニューアルしていきます!
SFマガジン《Kaguya Planet》創刊
リニューアル後のKaguya Planetでは、SFマガジン《Kaguya Planet》を刊行します。《Kaguya Planet》は、三ヶ月に一回の季刊誌として刊行し、ウェブのKaguya Planetで配信しているSF短編小説を掲載します。
またマガジン《Kaguya Planet》ではその都度テーマを決めて特集を組みます。Kaguya Planetではこれまでも、ジェンダーSF特集や笑いとSF特集などの特集を組み、SF的な想像力とテーマの関係性を掘り下げてきました。これからも様々なテーマを扱っていきますのでお楽しみに! また、掲載作品に関連したSF小説・ドラマ・映画を紹介し、短編小説から広がるSFの世界をこれまで以上に堪能できるようになります。
こちらのマガジンは、Kaguya Planetの年間会員の方に電子書籍として送られます。また、下記の新サイトがオープンする2024年3月以降に紙の書籍としても刊行。一部書店でもお取り扱いいただく予定です。
そして《Kaguya Planet》は準備号として、2023年12月に『Kaguya Planet 0号』を発行します。0号のテーマは「月」です。これまでにKaguya Planetに掲載した月に関連する短編小説を掲載し、月と関連する書籍の紹介などを行います。
新しいサイトオープン
Kaguya Planetは2024年3月に新しいサイトをオープンします。新サイトは、Kaguyaのロゴになっている紫からオレンジのグラデーションを基調に、可愛くて見やすいサイトになっておりますのでどうぞお楽しみに!
また、新サイトではこれまでのサイトにあった理念の説明やコンテンツ一覧の他に、先行公開中/一般公開中の作品一覧や参加筆者一覧がつきます。この三年間で掲載コンテンツがぐっと増えたKaguya Planetに対応し、より見やすいサイトになっています。そして以前よりご指摘をいただいていたログインの導線についてもわかりやすくなります。
Kaguyaの読書会開始
リニューアル後のKaguya Planetでは、Kaguyaの編集者の堀川夢さんを中心に読書会を開催します。Kaguya Planetの掲載作品や関連作品を中心に、「感想を共有すること、掘り下げること」を気軽に安心して楽しめるような場にしていきます。また、読書会の活動を何らかの形でレポートに残したり冊子として発表することも検討しています。著者や訳者だけでなく読者もより主体的にKaguyaに参加できるようにすること、感想の共有や作品の批評をより開かれた営みとしていくことを目指します。
Kaguya の新理念
そしてこれらの事業を行なっていく中でKaguyaは、①社会の声に耳を傾ける、②経済と向き合う、③世界に開かれたSFレーベルにという三つの理念を掲げます。
Kaguya Planetでは、2020年12月の活動開始時に、①SF界のジェンダーバランスに偏りがあること、②新人賞中心の仕組み、③海外との隔たりという三つの問題意識を掲げました。これはゼロから活動を始めるにあたって、具体的で明確な課題に取り組もうと思い、掲げた問題意識です。
活動を積み重ねていく上で、解決すべき課題を明確にするだけではなく、その先にある目指すべき目標や理念は何なのかということを考えてきました。VGプラス自身ができることの幅も増えてきました。その中でKaguya Planetの三周年とリニューアルを機に、SFレーベルKaguya としてこの新しい理念を掲げることにしました。三つの理念についての詳細は、こちらの記事をお読みください。
SFレーベルKaguyaは、Kaguya Planetのリニューアルとともに新しいフェーズを迎えます。2024年に刊行する書籍の紹介や、新しいフェーズの紹介も併せてお読みください。