『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』より、表題作正井「朧木果樹園の軌跡」と千葉集「擬狐偽故」を全文公開! | VG+ (バゴプラ)

『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』より、表題作正井「朧木果樹園の軌跡」と千葉集「擬狐偽故」を全文公開!

『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』より、表題作正井「朧木果樹園の軌跡」と千葉集「擬狐偽故」を全文公開!

SFレーベルKaguya Booksから2022年8月29日に刊行する、井上彼方編『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(社会評論社) に収録する二作品、正井「朧木果樹園の軌跡」と千葉集「擬狐偽故(ぎこぎこ)」の全文を公開します!

Kaguya BooksはSF企業VGプラス(バゴプラ)の主催する新しいSFレーベル。2022年3月にクラウドファンディングを成功させ、出版活動を開始しました。

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表題作の正井「朧木果樹園の軌跡」は、さかなのふねに乗って、新しい星へと移住していく生き物を描いたSFです。漁で大きなさかなを捕まえたら、港で育てているふねと戦わせ、打ち勝った方が新たなふねになる。ひとがふねとともに経た年月の軌跡は、歌になって語り継がれていく…… 悠久の時の流れと滅びの独特の感覚が魅力的な作品です。

千葉集「擬狐偽故(ぎこぎこ)」は、生きたまま襟巻きになる狐、エリマキキツネの物語です。日本に帰国したくないわたしは、ホテルのバーで一人の女性に出会います。その女性は巻いているというよりは、巻かれている。それが最初の印象だった…… ちょっと気取ったキツネの語り口にもご注目ください!

正井「朧木果樹園の軌跡」

正井
筆者プロフィール
2014年に個人誌としてSF短編集『沈黙のために』を発表。2017年には『さまよえるベガ・君は』を、2019年には『沈黙のために』の新装版を発行した。「大食い女」を寄稿した『フード性悪説アンソロジー 燦々たる食卓』(2018) をはじめ、数多くの同人誌で小説および短歌・俳句を発表してきた。2019年に第一回ブンゲイファイトクラブ本戦出場。2020年には第一回かぐやSFコンテストで「よーほるの」が最終候補11作品に選出された。Kaguya Planetにて架空の土地を舞台にした人魚譚「宇比川」とケアとジェンダーをテーマにした「優しい女」を発表し、どちらも高い評価を受けた。独特の文体と唯一無二の作風でファンから強い支持を得ている。

千葉集「擬狐偽故」

千葉集
作者プロフィール
2019年に動物をコマにして回す〈動物回し〉というゲームをめぐる学園SF「回転する動物の静止点」で第10回創元SF短編賞宮内悠介賞を受賞。審査員の宮内悠介さんから、ドライブ感ある文章や光る表現を高く評価され、「文体においてすでにしてSFが成立している好例」と評された。2020年には、カビだらけの世界を描いたポストヒューマンSF「次の教室まで何マイル?」で第1回かぐやSFコンテストの最終候補に選出。「次の教室まで何マイル?」は、リカとサンスウとオンガクが人間になるために単位集めに奔走する冒険譚で、飄々とした文体の中にユーモアのセンスが光る作品だ。

『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』に収録された25作品の紹介文を公開中!

井上彼方編『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』は、2020年と2021年に開催された第一回・第二回かぐやSFコンテストの受賞者と最終候補者を中心に構成されたSFアンソロジーです。

合計25名の作家による書き下ろしSF短編小説を〈時を超えていく〉〈日常の向こう側〉〈どこまでも加速する〉〈物語ることをやめない〉という四つのパートに分けて収録しています。全作品の紹介文はこちらから読むことができます。

井上彼方編『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(Kaguya Books) は8月29日刊行!Amazon等で予約受付中です。

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果樹園SFを公募!

SF企業VGプラス(バゴプラ)の運営するオンラインSF誌Kaguya Planetでは、『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』の刊行と連動して、果樹園の出てくるSF短編小説を公募します。

期間は2022年8月19日(金)〜。採用された作品は9月のKaguya Planetにて先行公開されます。詳細はこちら。

 

また、Kaguya Booksでは、晩夏にかけて他の出版社さんから刊行される4冊のアンソロジーとのコラボ企画も実施中。「#日本SFアンソロジーの季節」でキャンペーンに参加してください!

VG+編集部

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