『SFが読みたい! 2022年版』2月10日発売
早川書房より、『SFが読みたい! 2022年版』が2022年2月10日(木)に発売された。「SFが読みたい!」は2000年以降毎年発売されているSFのガイドブック。各年の国内外のSF小説を対象に、SF関係者からのアンケートでベストSFのランキングが掲載される。表紙のイラストを手掛けているのは今井哲也。
『SFが読みたい!』に掲載されたランキングでは、国内SFでは2018年は飛浩隆『零號琴』、2019年は伴名練『なめらかな世界と、その敵』、2020年は酉島伝法『オクトローグ 酉島伝法作品集成』が選ばれている。海外SFでは2018年はケン・リュウ編『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』、2019年は劉慈欣『三体』、2020年はテッド・チャン『息吹』が選ばれた。
2021年(2020年11月〜2021年10月)に刊行された書籍の内、どの作品がベストを獲得したのかはその目で確認してほしい。なお、『SFが読みたい!』には国内版と海外版のベスト30作品ガイド、アンケートに回答したSF関係者の選出作品とコメントも掲載される。バゴプラからはオンラインSF誌のKaguya Planetでコーディネーターを務める井上彼方が回答しているので、こちらもぜひチェックしていただきたい。
また、「このSFを読んでほしい!」コーナーでは15団体のSF書籍の刊行情報が掲載されている。こちらには2022年からバゴプラが始動するKaguya Booksの刊行情報も掲載されているのでお見逃しなく。
SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2022年版』は、2022年2月10日(木)に早川書房より発売。
Kaguya Planetでは現在、「ケア」「魔女」「おばあちゃん」にスポットをあてた、ジェンダーSF特集を開催中。なかむらあゆみさんによる老姉妹SF「玉田ニュータウンの奇跡」、ジェーン・エスペンソンさんによるケアSF「ペイン・ガン ある男のノーベル賞受賞式に向けたメモ」(岸谷薄荷訳)、虫太さんによるケアSF「上と下」を先行公開中です。月500円または年間5,000円で支援していただくと、先行公開作品を読むことができます。
また、Kaguya Planetでは枯木枕さんによるSF短編小説「となりあう呼吸」も先行公開中。そして、この世界を共通の舞台にしたSF短編小説を公募します! 公募に参加される方は、「となりあう呼吸」を読み解きながら作品を構想してください。企画の詳細はこちら。