牧野大寧「城南中学校生徒会役員選挙『カレーVSラーメン』」、先行公開開始!
SF企業 VGプラスが運営するオンラインSF誌 Kaguya Planetにて、6月のKaguya Planetの第一弾として、牧野大寧さんの新作SF短編小説のの先行公開を開始しています。カバーデザインを手がけたのはVGプラスデザイン部です。500円〜会員登録してお読みください!
ウェブマガジンKaguya Planetでは毎月、SF短編小説を配信中! 掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……。魅力的な特典が盛りだくさん! ぜひ会員登録してKaguya Planetに応援をよろしくお願いいたします。
6月のKaguya Planet、1人目は牧野大寧さん
6月のKaguya Planetでは、牧野大寧さんの新作SF短編小説を配信します。牧野大寧さんは2023年に、「城南小学校運動会午後の部『マルチバース借り物競走』」で第三回かぐやSFコンテストの読者賞を受賞。副賞として、Kaguya PlanetとSFGのコラボ企画の監修をしていただきました。コラボ企画では、「マイクロノベルバトル カレーVSラーメン」と題して、カレーかラーメンを題材に作品を募集。応募された作品の数で勝敗を決定しました。
牧野大寧さんにはマイクロノベルバトルの応募作品を踏まえて、カレーとラーメンに関するSF短編小説を執筆していただきました。「城南小学校〜」でたくさんの読者の心を鷲掴みにした牧野さんの新作の舞台はなんと城南中学校! 中学校を舞台に繰り広げられるカレーとラーメンのバトルをどうぞお楽しみに!
また、応募作品の中から、Kaguya PlanetとSFGの編集部が選んだイチオシの作品を『SFG vol.6 電脳特集』に掲載しています。最大300字のマイクロノベルの中に広がるカレーとラーメンの豊かな世界をお楽しみください。
牧野大寧「城南中学校生徒会役員選挙『カレーVSラーメン』」
きっかけは些細なことだった。とある木曜、城南中学校の給食の献立が間違って印刷されており、ラーメンが出てくると思っていた生徒たちの前に配膳された給食がカレーだったのだ──。
Kaguya PlanetとSFGのコラボ企画
Kaguya PlanetとSFGでは、上記のマイクロノベルバトル企画以外に、二つのインタビュー企画を共同で行っています。どちらのインタビューも充実した内容になっておりますので、ぜひお読みください。
①池澤春菜さんインタビュー
声優、書評家、脚本家など、幅広いジャンルで活躍している池澤春菜さんに、合同でインタビューを行いました。Kaguya Planetでは、小説家として珠玉の短編小説を発表している池澤さんに執筆についてお聞きした、池澤春菜インタビュー「SFで誰かの人生を掘り出す」をウェブで公開しています。また、日本SF作家クラブの会長時代の経験についてお聞きしたパート『Kaguya Planet 0号』に掲載しています。『Kaguya Planet 0号』はこちらから無料で読むことができます。
SFGのパートでは、SF書評家としての池澤さんに、SFに対する熱い想いやSFの可能性についてお聞きしています。
SFに関わる方に、ご自身のSF観をお聞きする「SFの流儀」。企画に登場いただいたのは池澤春菜さん。SFに対する熱い想いとともに、これからのSFの可能性をお聞きしました。SF今月発売された小説集『わたしは孤独な星のように』とともにどうぞ pic.twitter.com/sXHPtoAJ4P
— SFG (@SFGeneration) May 18, 2024
②SF作家対談:天沢時生×水町綜
SF作家の天沢時生、水町綜に合同で、対談形式のインタビューを開催しました。様々な媒体で活躍されているお二人ですが、「サイバーパンク」や「不良」など、いくつか共通のモチーフがあります。それぞれのモチーフの魅力や距離感をお聞きしています。
Kaguya Planetでは、「不良とパンクとSFと」と題して不良とパンクについてお聞きしました。また2人のこれまでの執筆の来歴などもお聞きしました。
SFGでは、「ヤンキーvsドンキ」と題して電脳について掘り下げたパートを『SFG vol.6 電脳特集』に収録しています。
#文学フリマ東京 『SFG』電脳特集に気鋭の若手作家が登場!「ヤンキーvsドンキ」という対談がなぜ電脳SFなのか、そんな疑問も記事を読めばきっとわかることでしょう
ヤンキー代表・水町綜さんvsドンキ代表・天沢時生さん。空前絶後の対談に刮目せよ! pic.twitter.com/R6QXo7S6d7— SFG (@SFGeneration) May 17, 2024
パレスチナ特集開催中
Kaguya Planetでは現在、パレスチナ特集を開催中。パレスチナ人やパレスチナにルーツのある作家の翻訳作品を掲載しています。特集「パレスチナ」では、70年以上続く「パレスチナ問題」をめぐる報道やさまざまな語りにおおきな偏りがあることに対して問題提起をし、「パレスチナの声に耳を傾ける」ためにできることを模索しています。
現在はソニア・スライマーン「ムニーラと月」(岸谷薄荷訳・佐藤まな監訳)、ズィヤード・ハッダーシュ「ここの外では」(佐藤祐朔訳)を先行公開しています。ソニア・スライマーンさんはパレスチナの民話や伝承を題材としたファンタジーやSF作品を多く発表しているパレスチナ系の作家です。「ムニーラと月」は、アラブ圏の精霊であるジンが主人公のレズビアンロマンスです。
ズィヤード・ハッダーシュさんはヨルダン川西岸地区在住の作家。「ここの外では」は、2024年1月に発表されたばかりの作品。2023年10月に激化した、イスラエルによる攻撃にさらされているガザを、とある視点から描いた作品です。
6月のKaguya Planetでは、『Palestine +100: Stories from a Century After the Nakba』という、ナクバから100年後である2048年のパレスチナを舞台にしたアンソロジーに収録されている、ガザ出身の96年生まれの作家Tasnim Abutabikh「Vengeance(原題)」を掲載いたします。パレスチナの少年と30代の男性による、抵抗の継承がテーマのサイバーパンクSFです。
各種SNSでも「パレスチナ」特集の最新情報を発信しております。また月に一回程度、最近の活動や最新情報をお知らせするニュースレターもお送りしております。フォロー&ご登録よろしくお願いいたします。
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マガジン『Kaguya Planet 特集:気候危機』発売中!
『Kaguya Planet vol.1 気候危機』
特集:気候危機
気温上昇、海洋汚染、エネルギー問題など、地球環境と人間や生物たちに大きな影響を及ぼしている気候変動。
身近な生活の中でも感じられるほどの変化が顕在化し、早急な改善や解決が叫ばれる一方、さまざまな社会問題と絡み合っている複雑な問題でもあります。
マガジン『Kaguya Planet』の記念すべき創刊第1号には、ウェブメディアKaguya Planetで2024年1~3月に開催した「気候危機」特集の掲載小説3作のほか、テーマにまつわるレビューやコラムを収録しました。
フィクションや批評を通して、気候危機が抱える〈交差性〉の一端をのぞき見てみませんか。
⚫︎小説
化野夕陽「春の魚」
津久井五月「われらアルカディアにありき」
エラ・メンズィーズ「雨から離れて」(川崎遥佳訳)
⚫︎ブックレビュー
堀川夢 アンナ・カヴァン『氷』
⚫︎コラム
鯨ヶ岬勇士「バルタン星人と気候危機〈二〇億三〇〇〇万人の移住〉」
齋藤隼飛「気候危機の時代のSF映画」
⚫︎インタビュー
ゲーム『Rise of the Ronin』英語版 高杉晋作役 リック・クマザワが語るレプリゼンテーション
映画『ペナルティループ』監督・荒木伸ニ 俳優・山下リオ
⚫︎PICK UP 『流転の地球 ─太陽系脱出計画─』コラム
サイズ:A5
ページ数:64ページ
一般価格:1650円(税込)
ISBN:978-4-911294-00-0
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