【26作品】2020年公開のSF映画まとめ——ノーラン新作、ディズニー、MCU、DC、『デューン』も!!

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SFファンタジー映画が熱い

2019年は「アベンジャーズ」「スター・ウォーズ」「ジョーカー」「ゴジラ」「ターミネーター」「メン・イン・ブラック」と注目のSF作品が次々公開された。中国からは『三体』の劉慈欣の短編小説を実写化した『流転の地球』が公開され大ヒットを記録するなど、世界中でSFファンタジー映画が強さを見せた年になった。2019年のSFファンタジー映画興行収入ランキングは以下の記事からご覧いただける。

もちろん2020年も期待のSFファンタジー映画が揃っている。人気シリーズの続編に完全新作、リメイク、実写版など、様々な作品が公開される予定だ。2020年に公開される予定のSFファンタジー映画をチェックしてみよう。

『2分の1の魔法』 3月13日公開

『トイ・ストーリー4』に続くディズニー/ピクサー最新作が早くも登場。2018年は『インクレディブル・ファミリー』が公開されており、ピクサーのオリジナル作品は『リメンバー・ミー』(2017) 以来3年ぶり。科学の進歩によって魔法の力が弱まった世界が舞台になる。キャッチコピーは「少しの魔法があれば、世界は変えられる。」。監督は『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013) のダン・スキャンロン。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』 3月20日

R指定作品にも関わらず興行収入10億ドル超の大ヒットを記録した『ジョーカー』に続き、DCコミックスがおくるスーパーヴィラン映画。今作はDCコミックスのユニバースでるDCEUに分類され、『スーサイド・スクワッド』(2016) に続いてマーゴット・ロビーがハーレイ・クインを演じる。監督は中国生まれの女性監督キャシー・ヤン。

『ソニック・ザ・ムービー』3月27日公開

世界的な人気キャラクターのソニック・ザ・ヘッジホッグがついに実写映画化。2019年11月に公開が予定されていたが、2019年5月に公開した予告編でソニックのデザインに批判が集まり、デザイン修正後の2020年2月 (日本は3月) への公開延期が決まっていた。『ウエストワールド』(2016-) のジェームズ・マースデンが出演する他、ジム・キャリーがドクター・ロボトニック (ドクター・エッグマン) 役で出演する。監督はジェフ・ファウラー。

『ムーラン』 4月17日公開

1998年のディズニーアニメを実写映画化した『ムーラン』が4月に日本で公開される。2019年は『ダンボ』『アラジン』『ライオン・キング』といったクラシックアニメーションが実写化され、いずれも大ヒットを記録している。中国系アメリカ人のリウ・イーフェイが主演を務め、ジェット・リーが皇帝役を務める。性暴力をテーマにした『スタンドアップ』(2005) が高く評価されたニキ・カーロが監督を務める。音楽はゲーム「メタルギアソリッド」シリーズでも知られるハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。

『ブラック・ウィドウ』 5月1日公開

2019年7月に公開された『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』以来となるMCU作品にして、新たな時代を迎えるフェーズ4の第一弾が『ブラック・ウィドウ』だ。監督は『さよなら、アドルフ』(2012) のケイト・ショートランド。ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの過去を描く。詳細は以下の記事をご覧いただきたい。

『ワンダーウーマン 1984』 6月公開

2020年二作目のDCEU作品は『ワンダーウーマン 1984』。1984年を舞台に、パティ・ジェンキンス監督、ガル・ガドットの名コンビが帰ってくる。12月には予告編も公開され、ワンダーウーマンが黄金の新スーツを身にまとう姿も見られた。1983年にヒットしたニュー・オーダーの『ブルー・マンデー』がリミックスされてテーマ曲に用いられるなど、『ジョーカー』とは違う形で80年代の空気を押し出した作風になりそうだ。

『ソウル』 夏公開予定

2020年のピクサー映画は『2分の1の魔法』だけではない。アメリカでは6月19日に、日本では夏に“魂”をコンセプトにした『ソウル』が公開される。人間嫌いの魂“22”と中学教師のジョーの物語が描かれる。主人公ジョーの声はシンガーとしても活躍するジェイミー・フォックスが務め、監督は『モンスターズ・インク』(2001)、『インサイド・ヘッド』(2015) の監督でありピクサーのCCO (Chief Creative Officer) でもあるピート・ドクターが務める。

『TENET テネット』 9月18日公開

「ダークナイト」トリロジー、『インセプション』『インターステラー』など、数々の名作SFを世に送り出したクリストファー・ノーラン監督が、SFに帰ってくる。2014年の『インターステラー』以来となるクリストファー・ノーラン監督のSF映画作品『TENET テネット』は、時間が巻きどもされる謎の現象を収めた予告編が公開されたばかり。主演はスパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』で主役を演じたジョン・デヴィッド・ワシントン。2021年の公開を予定している『ザ・バットマン (原題:The Batman)』でバットマンことブルース・ウェインを演じるロバート・パティンソンも出演する。

『クワイエット・プレイス PARTII』 5月公開予定

2018年に公開されたホラー映画の続編。ジョン・クランシスキーが監督・脚本・製作総指揮として続投。前作から成長したリーガンとマーカスにスポットライトを当てた作品となる。前作は製作費1,700万ドル (約18億5,000万円) に対して興行収入は3億4,000万ドル (約370億5,000万円) という驚異的な数字を記録した。

日本公開日が未定の作品

『アンダーウォーター』1月10日 米公開

20世紀フォックスが仕掛ける新作SFスリラー『アンダーウォーター』。海底1万メートルを舞台に“酸素”と“謎の生命体”との闘いが繰り広げられる。主演は『チャーリーズ・エンジェル』のクリステン・スチュワート。37歳のウィリアム・ユーバンクが監督を務める。

『ブラッドショット』 2月21日 米公開

マーベルコミックスの元編集長ジム・シューターが立ち上げたバリアント・コミックスの『ブラッドショット』が実写映画化され、公開される。主演は「ワイルド・スピード」シリーズのヴィン・ディーゼル。ヴィン・ディーゼルは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のグルート役でも知られる。配給を手がけるのはソニー。マーベル、DC、ダークホース・コミックス以外のアメコミヒーロー映画の流れを作り出すことができるだろうか。

『インビジブル・マン』 2月28日 米公開

1897年に執筆されたH.G.ウェルズの小説『透明人間』を原作とした『インビジブル・マン (原題: The Invisible Man)』は、ユニバーサル・ピクチャーズによる古典モンスターSFのリブートシリーズ「ダーク・ユニバース」の最新作。2017年に公開された『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』以来の新作だが、シェアドユニバースではなく単独作品として公開される。『インビジブル・マン』は当初ジョニー・デップが主演を務めることが決まっていたが、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』への評価が振るわなかったことでユニバース計画自体が白紙に戻り、製作会社が変更になった後、イギリス人俳優のオリヴァー・ジャクソン=コーエン主演で製作された。

『ニュー・ミュータンツ』 4月3日 米公開

『X-MEN: ダーク・フェニックス』でひとまずの区切りを迎えた「X-Men」シリーズの最新作。若きミュータントたちの物語が描かれる。これまで「X-Men」シリーズの製作・配給を行ってきた20世紀フォックスがディズニーに買収されて以降、初の「X-Men」作品となる。2018年4月、2019年8月と公開延期を重ね、2020年4月に全米公開を予定している。

『アルテミスと妖精の身代金』 5月29日 米公開

アイルランド人作家オーエン・コルファーのSFファンタジー児童文学シリーズ「アルテミス・ファウル」シリーズ (2001-) を、ディズニーが実写映画化。『マイティ・ソー』(2011) のケネス・ブラナーが監督を務める。ケネス・ブラナーは北アイルランド出身のイギリス人。「アルテミス・ファウル」シリーズはアイルランドを舞台としており、アイルランド人のコナー・マクファーソンが脚本を手がけ、アイルランド人俳優のフェルディア・ショーが主演に起用される。

原作小説は第5巻までが角川書店より発売されている。

『600万ドルの男』 6月5日 米公開

『600万ドルの男 (原題: Six Billion Dollar Man)』は1973年から1978年まで放送された伝説のテレビドラマシリーズの映画版。事故で負傷した元宇宙飛行士のスティーブ・オースティン大佐は改造手術を受けてサイボーグとなり、政府の秘密機関で特殊エージェントとして活躍する。主演は「テッド」「トランスフォーマー」シリーズで知られるマーク・ウォールバーグ。『バンブルビー』(2019) を成功に導いたトラビス・ナイト監督が指揮をとる。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』 7月10日 米公開

2019年12月に予告編が公開された『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、2016年のリブート版の続編ではなく、1984年と1989年に公開された『ゴーストバスターズ』『ゴーストバスターズ2』の続編にあたる。2019年に『アナベル 死霊博物館』で主演を務め、『キャプテン・マーベル』で13歳の頃のキャロル・ダンヴァースを演じたマッケナ・グレイスと、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でマイク・ウィーラーを演じたフィン・ヴォルフハルトが出演する。前作、前々作で監督を務めたアイヴァン・ライトマンの息子であるジェイソン・ライトマンが監督を務める。過去作に出演していたビル・マーレイやシガニー・ウィーバーらも出演する。

『モービウス』 7月31日 米公開

マーベルの吸血鬼コミック『モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア』を、かつてマーベルが自社コミックの映画化の権利を売り渡していた頃に購入していたソニーが映画化する。『スーサイド・スクワッド』(2016)でジョーカーを演じたジャレッド・レトが主演を、トム・ハーディ主演の映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』のダニエル・エスピノーサが監督を務める。『ヴェノム』、MCU版スパイダーマンとの合流も噂される注目の作品。

『ビル&テッド・フェイス・ザ・ミュージック』8月21日 米公開

SFコメディ映画シリーズ「ビルとテッドの大冒険」が約30年の時を経て帰ってくる。1989年に公開された『ビルとテッドの大冒険』、1991年に公開された『ビルとテッドの地獄旅行』と同じく、主演はキアヌ・リーブスとアレックス・ウィンター。タイトルは『ビル&テッド・フェイス・ザ・ミュージック (原題;Bill&Ted Face the Music)』。前2作はタイムマシンにロボットとSFギミック満載の内容だったが、今作は果たして。

『モンスターハンター』 9月4日 米公開

 

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カプコンの大人気ゲームがついに実写化。映画「バイオハザード」シリーズと同じくポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演でカプコンゲームを映画化する。タイ人俳優のトニー・ジャー、ラッパーとしても活躍するティップ・“T.I.”・ハリスが出演。配給はソニー傘下のスクリーン・ジェムズ (日本では東宝)。

『ヴェノム2』 10月2日 米公開

ソニーの『ヴェノム』が帰ってくる。トム・ハーディが主演を続投するが、監督を務めるのはアンディ・サーキス。トム・ハーディは既に第三作目の「ヴェノム」映画への出演も決定している。MCUのトムホ版スパイダーマンとのクロスオーバーに期待がかかる。

『ジ・エターナルズ』 11月6日 米公開

2020年に公開される二つ目のMCU作品は、『ジ・エターナルズ』。不死の種族であるエターナルズが主役となる。監督は中国にルーツを持つクロエ・ジャオ。MCUでは初めてアジア系の女性監督が指揮をとり、アンジョリーナ・ジョリー、リチャード・マッデンらが主要キャラクターを演じる。

『ゴジラVSコング』 11月20日 米公開

2019年にヒットした映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の続編で、ワーナー・ブラザーズとレジェンダリー・ピクチャーズが展開するシェアドユニバースである「モンスターバース」の最新作。遂にゴジラとキングコングが激突する今作には、日本から小栗旬も出演する。監督を務めるのは『Death Note/デスノート』(2017) のアダム・ウィンガード。

『デューン』 12月18日 米公開

『ゴジラVSコング』と同じくワーナー×レジェンダリーの組み合わせで公開されるのは『デューン』。原作は1965年から1985年にわたって執筆されたフランク・ハーバートによる名作小説。1984年にデヴィッド・リンチ監督が映画化した『デューン/砂の惑星』のリブート版として公開される。監督を務めるのは、テッド・チャンの原作小説を映画化した『メッセージ』(2016)、リドリー・スコット監督の名作を蘇らせた『ブレードランナー 2049』(2017) のドゥニ・ヴィルヌーヴ。音楽は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや「ダークナイト」トリロジー、『ワンダーウーマン 1984』の音楽を手がけた巨匠ハンス・ジマーが手がける。『ドクター・スリープ』(2019) のレベッカ・ファーガソンも出演。

『トゥモロー・ウォー』 12月25日 米公開

 

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未来の地球を舞台にしたクリス・プラット主演のミリタリーSF映画。人類はエイリアンに追い詰められるが、過去から軍人たちを呼び戻し、エリアンたちに戦いを挑む。監督は『レゴバットマン ザ・ムービー』のクリス・マッケイ。

『カオス・ウォーキング』 2020年公開

 

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パトリック・ネスの小説『心のナイフ』(2008) を、「ボーン」シリーズのダグ・リーマン監督が実写化した作品。2019年3月に公開を予定していたが延期され、2020年の公開となった。『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』と『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が共に大ヒットを記録したトム・ホランドとデイジー・リドリーによるダブル主演。心の声が全て聞こえる“ノイズ”という現象が発生している世界が舞台となる『カオス・ウォーキング』の原作『心のナイフ』は、東京創元社から日本語訳が発売されている。

『ロボポカリプス』 2020年公開

2011年に発表されたダニエル・H・ウィルソンの同名小説を映画「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ監督が実写映画化。スティーブン・スピルバーグ監督による製作が進められていたが同監督がスケジュールを理由に降板。2018年ごろからマイケル・ベイ監督のもとで製作が進められている。

2020年もSFファンタジー映画はハリウッド作品を追うだけでも大変そうだ。日本では6月27日に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開される他、2019年にSF映画興収ランキングTOP10に二作品がランクインした中国からも、SFファンタジー作品が公開されるだろう。また、劇場公開ではなくNetflixなどで配信される作品も見逃せない。2020年も映画から目が離せそうにない。

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