ドラマ『エコー』撮影スタート
MCUドラマ『エコー(原題:Echo)』の撮影が正式に始まったようだ。『エコー』は、ドラマ『ホークアイ』(2021) で初登場となったマヤ・ロペスを主人公に据えた作品。ドラマから派生して新しいドラマが制作さられるのは、MCUで初めてのパターンになる。
そのマヤ・ロペスを演じるアラクア・コックスが米時間の2022年4月21日(木)、自身のInstagramのストーリーズで『エコー』の撮影を開始することを明かした。
アラクア・コックスが投稿したのは、俳優のデヴァリー・ジェイコブスからの手紙と花束。手紙には「あなたはこれから歴史をつくる」と、励ましの言葉が並べられている。アラクア・コックスは「明日の撮影初日の前に」このサプライズを受けたとコメントを記載している。
マヤ・ロペス役を演じるアラクア・コックスは、原作コミックのエコーと同じく耳が聞こえないネイティブ・アメリカン。オーディションで勝ち取った『ホークアイ』への出演では、俳優初挑戦にして堂々の存在感を見せた。
同じくアメリカ先住民のルーツを持つデヴァリー・ジェイコブスの手紙では、「私もキックオフの場にいられたらいいんだけど、でも私の魂はそこにあるし、すぐに会えるでしょう」と綴られている。デヴァリー・ジェイコブスの『エコー』出演もあり得るかもしれない。
なお、ドラマ『エコー』は『ホークアイ』の舞台となったニューヨークではなく、ジョージア州で撮影が行われるという。また、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、『エコー』は『ホークアイ』のラストから直接繋がる物語になると発言している。作品の舞台は『ホークアイ』と映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021) の直後ということになるようだ。
キングピンとデアデビル登場か
その2作品の流れを受けてか、ドラマ『エコー』にはキングピンとデアデビルが登場するという情報も出ている。コスチュームデザイナーのステイシー・カバレロのウェブサイトで、手掛けた仕事として『エコー』のタイトルがあり、ドラマ『デアデビル』(2015-2018) でキングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオと、デアデビルを演じたチャーリー・コックスの名前が記載されていたのだ。
ドラマ『エコー』には、『デアデビル』と『パニッシャー』の脚本家が就任している。『ホークアイ』でのキングピンの復活と、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でのデアデビルことマット・マードックの健在ぶりを受け、時系列的にはこの二人が接触してもおかしくはない。だが、『エコー』舞台がニューヨークでなくなるということは、『デアデビル』の舞台となったヘルズキッチンを二人が飛び出すことになるのかどうか。
また、『ホークアイ』ではヴィラン寄りの立ち位置だったマヤ・ロペスだが、デアデビルとの共闘はあるのか、そして『ホークアイ』から『エコー』へと繋がったように、『エコー』はMCU版『デアデビル』の制作へと繋がっていくのか、楽しみは尽きない。
ドラマ『エコー』の配信時期は未定。2022年4月に撮影がスタートし、制作が順調にいけば、2023年中の配信が予想される。
エコーことマヤ・ロペスの初登場を描いたドラマ『ホークアイ』はDisney+で独占配信中。
キングピンを演じたヴィンセント・ドノフリオが『ホークアイ』のラストについて語った内容はこちらから。
以前はAmazon倉庫で働いていたというアラクア・コックスのこれまでの経歴はこちらから。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でデアデビルがカメオ出演したシーンについての解説はこちらの記事で。
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『ホークアイ』最終回第6話のネタバレ解説はこちらから。
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