第5話ネタバレ解説! ドラマ『ボバ・フェット』アノ人登場で物語が大きく動き出す あらすじ&考察 | VG+ (バゴプラ)

第5話ネタバレ解説! ドラマ『ボバ・フェット』アノ人登場で物語が大きく動き出す あらすじ&考察

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ドラマ『ボバ・フェット』第5話はどうなった?

ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』は「スター・ウォーズ」シリーズの最新作。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980) で初めて登場した人気キャラ、ボバ・フェットを主人公に据えた作品で、『スター・ウォーズ エピソード6/ ジェダイの帰還』(1983) のその後とドラマ『マンダロリアン』(2019-) シーズン2のその後の両方を描く。

全7話で構成される『ボバ・フェット』は、第5話から後半戦に突入する。ボバ・フェットの過去が大方明らかになり、現在編では“戦争”へ向かって突き進んでいく中、第4話では「スター・ウォーズ」ファンにとってはアツイ、意外な展開が示唆された。ラスト3話の序章となる第5話ではどんな展開が待っているのだろうか。今回も各シーンをネタバレ有りで解説していく。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』第5話の内容に関するネタバレを含みます。

第5話「マンダロリアンの帰還」のネタバレあらすじ&解説

やはり登場したあの人

第4話の過去編では、ドラマ『マンダロリアン』シーズン1の展開に合流し、ボバ・フェットとフェネック・シャンドの出会いが描かれた。ボバ・フェットはこれまで使い捨てにされてきた経験から、よりマシな組織を運営することを志し、フェネックを自身の“起業”に誘うのだった。

現在編ではタトゥイーンの実力者達を召集すると、市長を丸め込んだパイクとの戦争に備えて中立な立場を守るよう要請。兵が足りないと言うボバだったが、シャネックが「兵は金で買える」と告げるとドラマ『マンダロリアン』のテーマ曲を思わせる音楽が流れたのだった。

過去パートではドラマ『マンダロリアン』でボバ・フェットがマンダロリアンの前に現れる展開の直前まで、現在パートでもマンダロリアンの登場を匂わせた第4話。『ボバ・フェット』第5話はマンダロリアンの登場に期待がかかる中で幕を開ける。

そして、肉をさばく屠畜場にお馴染みの音色と共に登場したのは、やはりマンダロリアンのマンドーことディン・ジャリンだった。背中にはシーズン2の第5話で手に入れたベスカーの槍を背負っており、シーズン2後の姿であることが読み取れる。依頼を受け、借金を背負っているカバ・バイズを捕らえに来たようだ。相手はクラトゥイニアンという種族の組織だ。

マンドーは、ベビーヨーダことグローグーと別れた後も一人で賞金稼ぎを続けているらしい。抵抗する相手をモフ・ギデオンのダークセーバーを使って倒していくが、まだ使いこなせておらず自らの足を傷つけてしまう場面も。賞金首も含め、抵抗した一同を殺戮したマンドーの姿は、『マンダロリアン』でベビーヨーダといた頃から変わってしまったようにも見える。

一方で、殺した屠畜場のボスが残したクレジットから搾取されていた分の賃金を取るように屠畜場の労働者達に告げている。労働者の味方ではあるようだ。

そして、『ボバ・フェット』のタイトルロゴが登場するが、この時の音楽がグレードアップされており、『マンダロリアン』のテーマとマッシュアップしたものになっている。そして表示されるタイトルは「マンダロリアンの帰還」。言わずもがなだが『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983) のオマージュである。

マンドーが合流したのは…

マンドーについての若干の心配と、二つのドラマのクロスオーバーに対する最高の高揚感で幕を開けた『ボバ・フェット』第5話。マンドーは“賞金首”を届けると、必要な情報だけを聞き出してその場を離れる。このシーンは、マンドーがエレベーターに乗ってから依頼主と話し、エレベーターから降りるまでカットが途切れることなく続いており、長回しをしているように見える。

仕事を請け負ってまでマンドーが手に入れたかった情報は、ドラマ『マンダロリアン』に登場したマンダロリアンのアーマー職人アーマラー達の居場所だった。アーマラーは、教義によりマンドーがベビーヨーダの父親であると告げ、ジェットパックをマンダーに授けた人物。シーズン1最終話の第8話ではマンドー達を逃し、一人で銃器を使わずにストームトルーパー達を倒してみせた。

『マンダロリアン』と『ボバ・フェット』の製作総指揮であり、MCUのハッピー・ホーガン役でお馴染みのジョン・ファブローが声を演じるパズ・ヴィズラも登場。マンドーに手当てをしながら、同胞の生き残りがこの三人だけになったことを告げる。

マンドーを傷つけたダークセーバーを取り上げたアーマラーは、教義に反し戦わずにこのダークセーバーを手に入れれば国に災いをもたらし、マンダロアは破壊されると話す。これは『マンダロリアン』シーズン2の最終回第8話でモフ・ギデオンが話していた通りの内容だ。

ダークセーバーを奪ったマンドーはそれを欲していた名家出身のボ=カターン・クライズにセーバーを渡そうとしたが、教義上それは受け入れられなかった。つまり、今はマンドーが正式なダークセーバーの所有者なのだ。

そして、アーマラーはダークセーバーの起源を1,000年以上前にター・ヴィズラが作ったものと説明する。これはアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2018) のシーズン3第15話「ダークセーバーの試練」でも描かれた内容でもある。ター・ヴィズラはマンダロリアンからジェダイ・オーダーに加わった最初の人物だった。

アーマラーは「ミソソーがマンダロアの新時代を告げる」という予言を紹介しているが、ミソソーとは牙の生えた恐竜のような生き物で、マンダロリアンの紋章はミソソーの頭蓋骨になっている。

続いてアーマラーは本来装甲のために使うベスカーを武器として加工しているベスカーの槍に「マンダロリアンの脅威になる」と苦言を呈す。前述の通り、この槍は『マンダロリアン』シーズン2で手に入れたもの。かつてアナキン・スカイウォーカーの弟子だったジェダイのアソーカ・タノから授けられたものだった。だが、せっかくのベスカーの槍もあっさりアーマーの素材になってしまう。

また、ボ=カターン・クライズについては「戒めとなる存在」として、血筋とダークセーバーを根拠にマンダロアの支配権を主張したことで道を見誤ったとしている。ボ=カターン・クライズはアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020) から登場している人物だ。

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ボ=カターン・クライズはダークセーバーを手に入れてマンダロリアンの反乱軍を率いたが、帝国による総攻撃によってマンダロア破壊されてしまった。いわゆる“大粛清”と呼ばれる出来事である。この時、マンダロリアンの母星であるコンコーディアに隠れていた仲間が彼女らを救い出したとアーマラーは語る。いつか祖国に戻るために遺志を受け継いできたというのだ。

マンダロリアンであること

ベスカーの槍を差し出したマンドーは、アーマラーにグローグーのための装備を作って欲しいと依頼する。会って無事を確かめたいのだという。もう会いに行こうとしているのだ。愛着を捨てることがジェダイの教義と話すアーマラーに、マンドーはマンダロリアンの教義は忠誠と結束だと主張する。

かつては父と子の話だった『マンダロリアン』も、グローグーがジェダイの手に渡った今、異なる教義を持つもの同士の絆の話になっていくのだろうか。ジェダイの教義はアナキンをダークサイドに落とした原因の一つでもある。既に制作が進められている『マンダロリアン』シーズン3も楽しみだ。

アーマラーは槍から小さな包みに入るほどの大きさのアイテムを作り出す。それを受け取ったマンドーは、今度はダークセーバーの訓練を受ける。ダークセーバーを操れるマインドになっていないマンドーは、ダークセーバーを振り回せば振り回すほど、逆にダークセーバーに振り回されてし待っている。

そしてそのマンドーに、ター・ヴィズラの子孫であるパズ・ヴィズラが決闘を挑む。やはりダークセーバーはマンダロリアンの間に争いをもたらす呪いのアイテムに思えるが……。マンドーは体格差のあるパズ・ヴィズラを倒すが、誓いを立てようとするアーマラーに人前でマスクを外していないかどうかを確認され、正直に外したことがあると答えてしまう。

『マンダロリアン』シーズン2の最終話では、マンドーはグローグーと別れる際にマスクを外してその顔を見せた。ダース・ベイダーがその最後に息子のルークに顔を見せたことのオマージュである。しかし、その事実を聞いたアーマラーはマンドーに破門を言い渡す。一方で、アーマラーは「マンダロアの鉱山の下の泉に入らねばならない」と救済策を教えてくれる。全教義を覚えているアーマラーのさじ加減という感じはするが……。

タトゥイーン行きの便に乗るマンドーは、全ての武器を預けてシップに乗り込む。嫌な予感しかしない……。ローディアンの種族の子どもを見て、グローグーを思い出すマンドー。アーマラーが包んでくれた“お土産”の包みがヨーダの形になっている。

ここまで、教義や歴史に詳しいアーマラーを通して、ドラマ『マンダロリアン』におけるマンドーの道のりについて解説付きのおさらいをしているように見える。

新愛機登場

マンドーが乗るシップはタトゥイーンのモス・アイズリーに到着。ここまでは完全に“『マンダロリアン』シーズン2.5”という様子である。そして登場したのは『マンダロリアン』シーズン1第5話初登場の修理工ペリ・モットーだ。マンドーはレイザー・クレストの代用品を取りにタトゥイーンに来たようだ。レイザー・クレストはマンドーのシップで、『マンダロリアン』シーズン2の第6話でモフ・ギデオンに破壊されていた。

ペリ・モットーが用意していたのは、かつて「N-1 スターファイター」だった機体。字幕では「ロイヤル・ガード用のスターファイター」とされているが、ここで言う「ロイヤル・ガード」とは、あの真紅の衣装に身を包んだ皇帝のロイヤル・ガードではない。共和国時代の女王に仕えた「近衛兵」という意味だ。イニシャルは小文字で「royal guard」になっている。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999) では幼い頃のアナキンとR2-D2が乗り込み、見事な操縦を見せて敵の司令船を撃破している。ジャンク品に見えるが、ペリ・モットーはこの船を修理してみせると豪語。ジャワから貴重なパーツを調達してくる。

昔ジャワと付き合っていたというペリ・モットーはジャワの言葉が話せるらしく、マンドーの通訳を担当してパーツを調達させる。ドラマ『ボバ・フェット』ではサンド・ピープルことタスケン・レイダーのイメージを塗り替えたが、ジャワについても“理解不能な種族”というイメージを払拭する描写が取り入れられている。

ペリ・モットーとマンドーはドロイド達と共にN-1 スターファイターを組み立て上げていく。ジャワは、パイクのスパイス列車から盗んだというパーツを調達してくる。おそらくボバ・フェットが破壊した列車から持ち出したのだろう。そして、N-1 スターファイターはイエローの旧共和国仕様からシルバーのマンダロリアン仕様に生まれ変わる。新しい愛機を嬉しそうに撫でるマンドー。捨てる神あれば拾う神ありとはこのことだ。

そして、かつてアナキンがR2-D2を乗せたドロイド用のコクピットは、グローグーが乗れるように改造されている。ペリ・モットーの気遣いだ。テストフライトでN-1 スターファイターの実力を試すマンドーは、『エピソード1』のポッドレースの舞台にもなったベガーズ渓谷を抜け、宇宙へ飛び出す。

快調に飛んでいたが、ビーコンも出さずに旅客船の隣を高速で飛んだことでパトロールに捕まってしまう。しかしパトロールの一人は、帝国の残党を倒したマンドーの過去に勘付いていた。「いくつか質問したい」と言われるや、マンドーは亜高速スラスターを使ってこの場を脱出。新シップの圧倒的な能力を見せつけるのだった。

待っていたのは?

ペリ・モットーの元に戻ったマンドーは意外な客と対面する。フェネック・シャンドだ。このドラマが『ボバ・フェット』だということをすっかり忘れるところだった。フェネックは「戦力」としてマンドーを雇おうとするが、マンドーは「おごり」として協力する。しかし、マンドーは「その前に小さな友達と会いたい」と発言。

まさかまさか、『マンダロリアン』シーズン3ではなく『ボバ・フェット』でのベビーヨーダ登場を示唆して、『ボバ・フェット』第5話は幕を閉じる。

『ボバ・フェット』第5話考察

『ボバ・フェット』第5話はまさに『マンダロリアン』シーズン2.5。シーズン3の配信を前にマンドーのその後が描かれた。アーマラーとの対話はシーズン2の振り返りも兼ねており、またグローグーをジェダイに任せるという目的をシーズン2で達成したマンドーに新たな旅の目的を与えている。

一つは破門されたマンダロリアンに復帰するため、既に破壊されているマンダロアの鉱山の泉に浸かること。これは惑星マンダロアの衛星であるコンコーディアに向かうことを意味している。もう一つはグローグーに再会して、アーマラーが作ってくれたベスカーのアイテムをグローグーに届けることだ。

前者については、顔出しOKのボ=カターン・クライズの一派もいることだし、そこまでしてマンダロリアンの守旧派に戻りたいのかと思わないでもないが、そこは個人の信仰なので仕方ない。グローグーについては、マンドーは「無事を確かめたい」と言っていたが、元気にやっているグローグーの様子を見ればそれで満足できるのだろうか。

『ボバ・フェット』の中でグローグーとの再会が実現すれば、『マンダロリアン』シーズン3ではグローグーはメインキャラクターとして登場しない可能性もある。一方で、第4話ラストでは第5話でのマンダロリアン登場を示唆してその通りの展開になった。二話連続で同じようなクリフハンガー(次回に期待させる演出)を見せており、次は外してくる可能性も考えられる。

また、マンドーがドラマ『ボバ・フェット』の中で、ダークセーバーを使いこなせるようになるかどうかにも注目したい。『マンダロリアン』シーズン3では剣士マンダロリアンの活躍が見られるかもしれない。

そして、新たな戦力を手に入れたボバ・フェットだが、なんと第5話では一度も登場せず。過去編の回想もなかった。今回は一休みとなったが、これでボバ陣営はボバとフェネック、ガモーリアン×2、若い衆×4、ランコア、ブラック・クルルサンタン、マンドーという布陣に。計11のキャラクターが揃い、12人送り込まれてきたパイク陣営に対しても遜色のないメンバーになっている。

それにマンドーにはN-1 スターファイターも付いている。パイクとの戦いでスターファイターを使うかどうかは分からないが、『マンダロリアン』シーズン3ではマンドーの愛機になり、グローグーを乗せることになるのだろうか。

突然『マンダロリアン』要素が満載になったドラマ『ボバ・フェット』。ラスト2話でどんな展開が待っているのか、引き続き注目しよう。

ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』は2021年12月29日(水) よりDisney+で独占配信中。

『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(Disney+)

第6話の解説はこちらから。

第1話の解説はこちらから。

第2話の解説はこちらから。

第3話の解説はこちらから。

第4話の解説はこちらから。

『マンダロリアン』シーズン3は『ボバ・フェット』と同時進行で製作されていたことが報じられている。詳しくはこちらから。

過去作品でのボバ・フェットの活躍と本作までの経緯はこちらの記事に詳しい。

ボバの“妹”であるオメガが主要キャラとして描かれるアニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』は、シーズン2の配信が決定している

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』のメイキング映像も公開されている。詳細はこちらから。

アナキンの弟子であるアソーカ・タノを主人公に据えたドラマ『アソーカ』についての情報はこちらから。

『バッド・バッチ』で判明した帝国がクローンを廃止した理由についてはこちらの記事で。

『バッド・バッチ』の各話解説はこちらから。

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齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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