『マンダロリアン&グローグー』はエピソード9以降初の「スター・ウォーズ」映画に
2024年4月第2週に様々な映画の新予告が公開されるシネマコンが開催されるが、そのシネマコンを待たずして、ディズニーが様々な映画の公開日を発表した。その多くは2025年や2026年のもので、近い未来の作品たちが何月に米公開されるのかを米Varietyが報じた。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)以来、初めての「スター・ウォーズ」シリーズの映画となる『マンダロリアン&グローグー』は2026年5月22日(金)に公開されることになるようだ。ドラマシリーズ『マンダロリアン』(2019-)はヒット作品となっている。
第1シーズンから様々な賞レースにノミネートし、2021年2月28日に開催された第78回ゴールデングローブ賞でも、テレビドラマ部門作品賞にノミネートされた。2021年の株主総会では、Disney+の会員数増加に影響したと公言されている。
ディズニーのキラーコンテンツとなった「スター・ウォーズ」シリーズだが、公開予定の作品は『マンダロリアン&グローグー』だけではない。『スター・ウォーズ:ジェダイの夜明け(原題:Star Wars: Dawn Of The Jedi)』が現在制作進行中である。『スター・ウォーズ:ジェダイの夜明け』は、『LOGAN/ローガン』(2017)や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)で監督を務めたジェームズ・マンゴールドが監督と共同脚本を務める。
ジェームズ・マンゴールド監督はDCUで『スワンプシング(原題:Swamp Thing)』でも監督を務めている。『スター・ウォーズ:ジェダイの夜明け』と『スワンプシング』はほとんど同時に進行していると考察され、おそらく『スター・ウォーズ:ジェダイの夜明け』の完成後に『スワンプシング』に取り掛かるものだと考えられる。
『トイ・ストーリー5』も2026年に公開
2023年2月に制作がボブ・アイガーCEOの口から発表された『トイ・ストーリー5』だが、その米公開日は2026年6月19日(金)となる。主人公のバズ・ライトイヤーをクリス・エヴァンスが演じたスピンオフ作品『バズ・ライトイヤー』(2022)の興行成績が期待を下回る結果になったディズニーの「トイ・ストーリー」シリーズとしては外せない作品だ。
そのため、キャストはウッディ役のトム・ハンクス、バズ・ライトイヤー役のティム・アレンと当初のキャストに戻した作品となっている。ディズニー・ピクサーにとっての大事なフランチャイズ作品である「トイ・ストーリー」シリーズの今後にも期待だ。
アニメーション作品では『ズートピア2(原題:Zootopia 2)』や『アナと雪の女王3(原題:Frozen 3)』も2026年に公開される予定となっている。そのため、2026年はディズニーのアニメーション映画の豊作の年となりそうだ。『モアナと伝説の海』(2016)の続編は2024年11月27日(水)に米公開されることから、全米脚本家組合や全米俳優組合のストライキからアニメーション部門は再起動し始めているようだ。
「トロン」シリーズの最新作の公開日も発表
1980年代に一世を風靡した『トロン』(1982)とそのリブート作品である『トロン:レガシー』(2010)の続編である『トロン:アレス(原題:Tron: Ares)』が、2025年10月10日(金)に米公開されることも発表された。主人公を演じるのはDCEU(DCエクステンデッドユニバース)でジョーカー役を演じたジャレッド・レトだ。
『トロン:アレス』の監督は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)や『マレフィセント2』(2019)でも監督を務めたヨアヒム・ローニングが就任する。ディズニーが公開したあらすじでは、高度に洗練されたプログラムであるアレスが、危険な任務のためにデジタル世界から現実世界に送り込まれ、人類が初めてA.I.生命体と遭遇する姿を描くという。
『トロン:アレス』は本来2023年8月に撮影開始だったが、全米脚本家組合や全米俳優組合のストライキと重なり、撮影が延期されたとのことだ。ヨアヒム・ローニング監督はストライキの期間中、作品に対する熱い想いをInstagramに投稿している。
私のキャリアで最高の瞬間は、俳優がカメラの前で演技をするのを見ることです。素晴らしい才能の持ち主とコラボレーションできたことは幸運でした。それは、私が映画監督である理由の大きな部分を占めています。しかし、私のように俳優や作家であることは、フリーランサーであることを意味しています。そして言えるのは、常に不安定な状況は誰にでも当てはまるものではないということです。そのため、セーフティネットの充実を求めるのは無理なことではないと思います。
私の親友の多くは作家です。すべては物語から始まります。すべては自分から始まります。それは続けなければなりません。そしてそれは、AIを規制する必要があることを意味しています。このテクノロジーがすべてのクリエイターに脅威を与えることは間違いないです。
今日は『トロン:アレス』の主要撮影初日のはずでした。その代わりに、私たちは150人以上の従業員を解雇され、閉鎖されました。解雇は無期限であり、誰にとっても非常に厳しい状況です。
AMPTP(全米映画テレビ制作者協会)、SAG-AFTRA(映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟)、WGA(全米脚本家組合)は、解決するまで席を立たないでほしいです。これがハリウッドです。我々は朝飯前で取引を成立させています。毎日がとても貴重なのに、なぜ突然時間ができたのですか? 今こそ外交の時であり、私たちは仕事に戻ることができます。
2024年や2025年公開のディズニー映画の情報は日本時間の2024年4月12日(金)のシネマコンのディズニーのパネルで公開されることになるだろう。今後の情報解禁にも注目する必要性がありそうだ。
Source
Variety/Joachim Rønning Instagram
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