『アナと雪の女王3』は2026年公開
2013年に公開され、全世界興収12億ドル超の大ヒットを記録した映画『アナと雪の女王』の最新作は2026年に公開されるようだ。米時間2024年2月7日(水)に開催された米ウォルト・ディズニー社の決算報告会にて明かされた。
『アナと雪の女王』は2編のスピンオフ短編が公開された後、2019年に6年ぶりの続編となる『アナと雪の女王2』が公開。『アナと雪の女王3(原題:Frozen 3)』が2026年に公開されれば7年ぶりの新作となり、「アナと雪の女王」フランチャイズとしては10年超のロングヒット作品になる。
「アナと雪の女王」のプロデューサーであるピーター・デル・ヴェッチョは、2023年12月に『アナと雪の女王3』について米The Directに以下のように語っていた。
続編を作るのは、語るに足りると感じられるストーリーがあると信じられる場合だけです。私は今『ウィッシュ』に注力しています。これもとてもエキサイティングな作品です。世間にオープンになっていることについてなら、なんでも話すことができますが、まだそれ(『アナと雪の女王3』)については何も言ってませんからね。全ては憶測ですが、でも素晴らしいものになると信じていますよ。
『アナと雪の女王3』は2022年の決算報告会で制作中であることが明かされていた。また、2023年11月には『アナと雪の女王4』の制作に取り掛かっていることも明らかになっている。今回の決算報告会で公開予定時期が明確にされたということは、ピーター・デル・ヴェッチョの言う「語るに足りる」物語がすでに存在しているということだろう。
ディズニーが「語るに足りる」か
今回のディズニーの決算報告会では、『モアナと伝説の海』の続編が2024年11月27日、実写版『白雪姫』が2025年4月1日、『ズートピア2』が2025年11月26日、『トイ・ストーリー5』が2026年に米国で公開されることが発表されている。2026年公開の『アナと雪の女王3』と合わせて、人気シリーズの続編と実写版と相次いで投入していくことになる。
一方、ウォルト・ディズニー社はイスラエルのパレスチナ侵攻に際してイスラエルへの支援のみを発表し、強い批判を受けている。100周年記念作品の映画『ウィッシュ』の公開時にはボイコットの呼びかけが行われ、結果的に『ウィッシュ』の北米での興行収入は『マイ・エレメント』の約1億5千万ドルを大きく下回る約6千万ドルという数字になっている。
『ウィッシュ』ではイスラエル批判とも取れる内容のストーリーが描かれたが、現実のディズニー社の姿勢との乖離がファン離れを生んでいる。「語るに足りる」物語を「語るに足りる」会社であれるかどうか、注視していく必要があるだろう。
映画『アナと雪の女王3(原題:Frozen3)』は2026年米公開予定。
『アナと雪の女王』はMovieNEXとサントラが発売中。
Source
The Direct
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