『ムファサ:ザ・ライオンキング』発表
米時間2022年9月9日(金)、米ディズニーのファンイベントD23 Expoで映画『ムファサ:ザ・ライオンキング (原題:Mufasa: The Lion King)』の2024年公開が発表された。本作は2019年に公開されたジョン・ファヴロー監督の映画『ライオン・キング』の前日譚にあたる。シンバの父でプライド・ランドを治めてきたムファサのオリジンが描かれることになるという。
『ムファサ:ザ・ライオンキング』の指揮をとるのは、『ムーンライト』(2016) でアカデミー賞作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督。2020年9月にはムファサを主人公とした「ライオン・キング」の新作を監督することについて米Varietyの取材で触れており、以下のように意気込みを語っていた。
私はこれらの(ライオン・キングの)キャラクター達と一緒に育ちました。90年代に妹が二人の男の子を育てるのを手伝っていた時です。アフリカン・ディアスポラ(奴隷としてアフリカから連れ出された人々の子孫)の人々の生活と魂を描く自分の仕事を進めながら、ディズニーと共に友情、愛、レガシーについての素晴らしい物語を広げていく機会を得るなんて、夢が現実になりました。
今回、タイトルロゴおよび公開時期と共に正式発表となった『ムファサ:ザ・ライオンキング』では、若き日のムファサの物語に焦点が当てられるという。米IGNによると、恵まれない境遇だったムファサが、いかにプライドランドの支配者へと上り詰めたかが描かれるという。脚本を手がけるのは2019年のフルCGリメイク版で脚本を務めたジェフ・ネイサンソン。ムファサと共にスカーのオリジンが描かれる可能性もありそうだ。
Mufasa: The Lion King. 2024. pic.twitter.com/7rhorK8oLF
— Disney D23 (@DisneyD23) September 9, 2022
今回の発表に合わせ、バリー・ジェンキンス監督は米IGNにこう語っている。
私はこの映画を作らなければなりませんでした。14歳で2人の甥っ子を育てていた時に(『ライオン・キング』の)ビデオテープがあって、2日間で95回くらい観たんです。私はムファサについて考えていました。ムファサはどうやって偉大になったのか。ムファサが偉大なのは、彼と一緒にいる家族や友人のおかげなのです。
前作ではシンバ役をドナルド・グローヴァー、ナラ役にビヨンセという豪華声優陣が実現。ムファサ役はジェームズ・アールジョーンズが務めたが、『ムファサ:ザ・ライオンキング』の声優陣はまだ発表されていない。ジェームズ・アールジョーンズは「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーの声で知られており、Disney+で配信されたドラマ『オビ=ワン・ケノービ』(2022) でもダース・ベイダーの声を演じている。
映画『ムファサ:ザ・ライオンキング (原題:Mufasa: The Lion King)』は2024年公開。
「超実写版」と銘打たれた前作『ライオン・キング』は4K ULTRA HD+ブルーレイ+デジタルコピー+MovieNEXワールドのセットが発売中。
オリジナルサウンドトラックも発売中。
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