超実写版「ライオン・キング」フランチャイズ化も ディズニー・スタジオ社長が可能性を語る | VG+ (バゴプラ)

超実写版「ライオン・キング」フランチャイズ化も ディズニー・スタジオ社長が可能性を語る

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実写「ライオンキング」フランチャイズ化を見据える

2019年に公開された“超実写版”(フルCG)の映画『ライオン・キング』は、「ライオン・キング」シリーズの生誕25周年記念作品として公開された。その5年後、30周年にあたる2024年には、そのスピンオフである映画『ムファサ:ザ・ライオンキング(原題:Mufasa: The Lion King)』の公開を控えている。

ディズニーでは、往年の名作アニメを実写化する流れが続いており、『シンデレラ』(2015) や『アラジン』(2019)、『リトル・マーメイド』(2023) といった実写化作品が高く評価されてきた。一方で、「マレフィセント」シリーズのようなスピンオフ実写映画を除いては、実写化作品の続編が作られてこなかったことも事実だ。

そんな中、2022年9月に開催されたファンイベントのD23 Expoでは、『ライオン・キング』の前日譚にあたる『ムファサ:ザ・ライオンキング』が2024年に公開されることが発表された。同作はシンバの父ムファサのオリジンを描くものになる。後日、『ムファサ』は米国で2024年7月5日(金) に公開されると発表されたのち、ストライキの影響で同年12月10日(金)に公開が延期されている。

ショーン・ベイリーが語る

「ライオン・キング」フランチャイズの展開は『ムファサ』にとどまらないようだ。ディズニー・スタジオの社長であり、全ての実写化作品を統括するショーン・ベイリーは、2023年6月4日(日) 公開の米New York Timesのインタビューに「ライオン・キング」シリーズは「大きく、壮大なサーガ」に発展し得ると話した。「物語を見つけることができれば、多くの余地がある」としており、同シリーズのフランチャイズ化を示唆している。

「スター・ウォーズ」や「MCU」のような新たなフランチャイズを生み出すことは、ディズニー・スタジオの悲願でもある。あれだけのIP(知的財産)を保有していながら、ナンバリングタイトルに収まらない“サーガ”として成立している実写作品はまだ登場していない。

ショーン・ベイリー社長はディズニーで数々の実写化作品を大ヒットに導いた剛腕であり、今後も『スノー・ホワイト/白雪姫』『モアナと伝説の海』の実写映画公開が控えている。北米では実写版『リトル・マーメイド』が高い評価を受けて興行成績を伸ばしている真っ只中だ。ちょうど1年後に公開の『ムファサ:ザ・ライオンキング』の興行成績によっては、「ライオン・キング」シリーズのフランチャイズ化路線は加速していくことになりそうだ。

『ムファサ』後のスピンオフに期待

2024年7月米公開を予定している『ムファサ:ザ・ライオキング』では、恵まれない境遇に置かれていたムファサがプライドランドを治めるようになるまでの物語が描かれる。超実写版『ライオン・キング』では、ヴィランであるスカーの人気も高まりを見せた。今後スピンオフ作品の制作が続いていくなら、スカーにスポットライトを当てた作品も観てみたい。

オリジナル版のアニメ『ライオン・キング』(1994) は、『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』(1998)、『ライオン・キング3 ハクナ・マタタ』(2004) の二つの続編映画が制作され、『ライオン・キングのティモンとプンバァ』(1995-1999)、『ライオン・ガード』(2015-2019) の二つのスピンオフアニメシリーズが制作された。

これらの作品は、それぞれ、シンバの娘のキアラ、キアラの弟のカイオン、ティモンとプンバァにスポットライトを当てた作品になっている。超実写版でもスピンオフを作っていくのならば、題材は十分にあると言える。まずはバリー・ジェンキンス監督が手がける『ムファサ』の出来栄えに期待しよう。

「超実写版」と銘打たれた前作『ライオン・キング』は4K ULTRA HD+ブルーレイ+デジタルコピー+MovieNEXワールドのセットが発売中。

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映画『ムファサ:ザ・ライオンキング(原題:Mufasa: The Lion King)』は2024年12月10日(金) 米公開。主演俳優と監督が語った内容はこちらから。

Source
New York Times

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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