『インサイド・ヘッド2』公開へ
ディズニー・ピクサーの人気アニメ映画『インサイド・ヘッド』(2015) の続編『インサイド・ヘッド2(原題:Inside Out 2)』の製作が発表された。米報道によると、2024年6月14日に全米公開される。米時間2022年9月9日(金)、米ディズニーのファンイベントD23 Expoに合わせて情報が解禁された。
Oh JOY! Amy Poehler is back to star in Inside Out 2. Directed by Kelsey Mann, produced by Mark Nielsen, and written by Meg LeFauve, Disney and Pixar’s Inside Out 2 releases Summer 2024. pic.twitter.com/HMHY391vN9
— Pixar (@Pixar) September 10, 2022
『インサイド・ヘッド』は第88回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞を受賞するなど、高い評価を受けたピクサーの人気作。マーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』(2022) でも言及されるなど、公開から数年が経過した今で根強い人気を誇っている。前作では11歳の主人公ライリーの頭の中にいるヨロコビ・カナシミ・イカリ・ビビリ・イカリが、ある事件をきっかけに変わりゆくライリーの脳内の世界を冒険する物語が描かれた。
米Varietyは、続編となる『インサイド・ヘッド2』では、ティーネイジャーになったライリーと新たな感情をめぐる物語が展開されるという。ティーネイジャーは英語読みで単語に「teen」が入る13歳から19歳までの時期を指す。ライリーは前作で11歳だったため、続編では2年以上の時間が経過していると考えられる。思春期を迎え、ライリーの脳内にはどんな新たな感情が誕生するのだろうか。
前作で共同監督を務めたピート・ドクターとロニー・デル・カルメンに代わって『インサイド・ヘッド2』の指揮をとるのはケルシー・マン。本作が初めての長編監督作品になるが、2015年公開のピクサー映画『アーロと少年』の原案として名前を連ねている。また、前作で脚本を手がけたメグ・レフォーブが続編でも脚本家として参加し、ヨロコビ役の声優を務めたエイミー・ポーラーも続投する。
現在、ピクサーは2年で3本の長編映画を公開する体制を継続しており、D23 Expoで2023年6月16日公開が発表された『エレメンタル(原題:Elemental)』、2024年3月1日公開が発表された『エリオ(原題:Elio)』に続き、『インサイド・ヘッド2』は2024年6月14日に全米公開される。
ピクサーで続編が制作されてシリーズ化された長編映画はそれほど多くない。続編やスピンオフが制作されたシリーズ化された作品を見ても、「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」「カーズ」と、どれもピクサーを代表するシリーズばかりだ。「インサイド・ヘッド」はピクサー6つ目のフランチャイズとしてこのラインナップに加わることになる。
「トイ・ストーリー」
「モンスターズ・インク」
「ファインディング・ニモ」
「Mr.インクレディブル」
「カーズ」
「インサイド・ヘッド」
映画『インサイド・ヘッド2(原題:Inside Out 2)』は2024年6月14日に全米公開。
前作『インサイド・ヘッド』はBlu-rayセットが発売中。
Source
Variety
D23 Expoでは、超実写版『ライオン・キング』(2019) の前日譚『ムファサ:ザ・ライオンキング(原題)』の2024年公開が発表されている。詳しくはこちらの記事で。
実写版『リトル・マーメイド』のティザー映像も公開された。詳しくはこちらから。