MCU『シャン・チー』はカンフー映画!ケヴィン・ファイギと監督がルーツを明かす【テン・リングスの伝説】 | VG+ (バゴプラ)

MCU『シャン・チー』はカンフー映画!ケヴィン・ファイギと監督がルーツを明かす【テン・リングスの伝説】

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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』9月公開

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の第25作目『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が2021年9月3日(金)に日米同時に公開される。『シャン・チー』は7月に公開された『ブラック・ウィドウ』に続く、MCUフェーズ4の映画作品第2弾。MCU初となるアジア系主人公の作品だ。

米国ハリウッドでは、一足早くワールドプレミアを開催。主人公シャン・チーを演じたシム・リウやケイティ役のオークワフィナ、ウォン役のベネディクト・ウォンらがレッドカーペットの上に集結した。その中には、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギの姿も。コロナ禍によって『ブラック・ウィドウ』では実現できなかった2年ぶりのレッドカーペットを喜んだ。

ケヴィン・ファイギ「シャン・チーはカンフー映画」

マイクを向けられたケヴィン・ファイギは、「シャン・チーはMCUにおけるどのような要素をチームにもたらすのでしょうか」と、このMCUの新ヒーローについて聞かれ、慎重にネタバレを避けながら以下のように答えている。

様々なコミックなどを参照していますが、この映画のベースになっているのは、MCUで私たちがやったことのなかった“カンフー”というジャンルです。

このインタビューの様子はマーベル公式YouTubeチャンネルで公開されているが、ケヴィン・ファイギはメディア向けの囲み取材でも『シャン・チー』をアン・リーやチャン・イーモウといった映画から影響受けた「ピュアなカンフー映画」と表現したという。また、アクション俳優のジャッキー・チェンと長年共に仕事をしてきた豪華メンバーが揃うスタントチームが加わっていることも明かしている。

カンフー映画の歴史が『シャン・チー』に

映画『シャン・チー』の格闘シーンを手掛けたのはブラッド・アレン。ジャッキー・チェン主演の『シャンハイ・ヌーン』(2000) などにスタントとして出演し、『キック・アス』(2010) や『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017) などのスタントコーディネーターを務めていた。経験豊富なアクションスタッフによって、MCUにカンフージャンルの映画がもたらされるのだ。

そして、『シャン・チー』の監督を務めるデスティン・ダニエル・クレットンもまた、米Fandangoのインタビューにて、本作を「マーベル初の純粋なマーシャルアーツ映画」とし、「あらゆるジャッキー・チェン映画「イップ・マン」シリーズ、ジェット・リーの『マスター・オブ・リアル・カンフー 大地無限』(1993)、『グリーン・デスティニー』(2000)」から影響を受けていると話している。

『シャン・チー』は、既存のキャラクターを主演に据えたドラマシリーズから始まったフェーズ4においては、初めて新ヒーローを主人公に据えた作品になる。これはマーベル初の女性単独主人公が誕生した『キャプテン・マーベル』以来のことだ。そのシャン・チーがMCUにもたらすのは“カンフー映画”というMCUにとっての新境地。連綿と紡がれてきた歴史が今、人気SFシリーズと融合しようとしている。

“ジャンル”を攻めるフェーズ4

MCUフェーズ4においては、マーベルは新たなジャンルへの挑戦を続けている。ケヴィン・ファイギは7月にフェーズ4のMCUドラマでは特定のジャンルものに挑戦していくことを明らかにした。『ワンダヴィジョン』においてはシットコム、『ロキ』においてはタイムトラベルSF×監視社会ディストピアといった調子だ。

また、映画『ブラック・ウィドウ』もスパイ映画でありながら、ジャンルの定石を覆す物語を提示するなど、各ジャンルへの挑戦を続けている。そして、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ではカンフー映画へ……。どのような仕上がりになっているのか、公開を楽しみに待とう。

MCU映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は2021年9月3日(金) 公開予定。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』公式サイト

『シャン・チー』のあらすじはこちらの記事で。

『シャン・チー』に登場する悪の組織テン・リングスのMCU過去作での歴史はこちらに詳しい。

『シャン・チー』に宮崎駿の影響を感じたという米記者の感想はこちらから。

MCU初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』第2話の最新情報はこちらから。

『ブラック・ウィドウ』のポストクレジットシーンの解説はこちらから。

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