『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』5月公開
MCU映画最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が2022年5月4日(祝・水)より日本での劇場公開を開始する。2016年に公開された『ドクター・ストレンジ』の続編にして、ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) や映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のその後を描く重要な作品とあって注目度も高い。
ドクター・ストレンジにワンダやモルドといったお馴染みのキャラクターに加え、プロフェッサーXの登場も噂される中、マーベル映画に新たに参戦する新顔にも期待が高まっている。それが、ソーチー・ゴメス演じるアメリカ・チャベスだ。キャプテン・マーベルに似た能力を持つアメリカ・チャベスは、コミック版ではユートピア・パラレルという別の次元からやって来るキャラクターであり、MCUのマルチバース化に伴う参戦と見られる。
そんな重要キャラであるアメリカ・チャベスを演じたソーチー・ゴメスは、2006年生まれで『マルチバース・オブ・マッドネス』の撮影終了時点で15歳。MCUに現れた新星は、米ディズニーが発行するD23マガジンの中で、ある人物から受けたアドバイスについて明かしている。
ワンダ役エリザベス・オルセンからのアドバイス
その人物とは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015) からMCUに本格参戦したワンダ・マキシモフを演じるエリザベス・オルセンである。単独シリーズ『ワンダヴィジョン』への主演も経て、『マルチバース・オブ・マッドネス』でも主役級の注目を集めているエリザベス・オルセンは、ソーチー・ゴメスにどのような助言を送ったのだろうか。
ソーチー・ゴメスは以下のように話している。
彼女は、マーベルが「意見を言ってね」というときは本心で言っているということを教えてくれました。アイデアを出したり、フィードバックを出すことは決して躊躇してはいけないとも言っていました。彼女がそう教えてくれたおかげで、考えがある時は自分の意見を伝えられる自信がついたので、そう言ってくれたことは嬉しかったです。あのリジー・オルセン(エリザベス・オルセンの愛称)からアドバイスをもらったと言えるだけでも幸せですよ!
MCUが俳優の意見を取り入れるという話には前例がある。2021年に公開された映画『シャン・チー/点・リングスの伝説』では、シャン・チーの妹であるシャーリン役を演じるメンガー・チャンが、当初シャーリンの髪に赤いエクステが入っていたことがアジア系女性へのステレオタイプではないかと製作陣に相談し、翌日から黒髪に変わったというエピソードがある。
メンガー・チャンは中国出身で、オーディションを経て『シャン・チー』でハリウッドデビューを果たした。そんな“新人俳優”からの意見も反映するのがMCUなのだ。この件の詳細はこちらから。
加えて、アメリカ・チャベスを演じたソーチー・ゴメスは『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の撮影中にエリザベス・オルセンの「すべての動きを見ていた」とも話している。エリザベス・オルセンがMCUに参戦したのは20代半ばの頃。子役からスタートし、今やMCUの中心にいる俳優となったエリザベス・オルセンから、ソーチー・ゴメスは多くのことを吸収しているようだ。
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は2022年5月4日(祝・水) より日本で劇場公開。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』公式サイト
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