『デッドプール&ウルヴァリン』X-MENからどう繋がる? パイロやヴァネッサも登場の理由は 特報考察 | VG+ (バゴプラ)

『デッドプール&ウルヴァリン』X-MENからどう繋がる? パイロやヴァネッサも登場の理由は 特報考察

©2024 Marvel

『デッドプール&ウルヴァリン』X-MENとの繋がりは?

2024年2月12日(月)、映画『デッドプール3』改め『デッドプール&ウルヴァリン』の特報映像が公開された。初映像となる特報では、ドラマ『ロキ』(2021-) との明確な繋がりを示す要素がいくつも見られ、いよいよデッドプールとウルヴァリンがMCUの世界にやって来るというワクワク感をもたらしてくれる内容だった。

一方で、それ以外の点でも気になるところが多い。特報映像の冒頭ではデッドプールことウェイド・ウィルソンは仲間たちに誕生日パーティを開いてもらっているが、そこにはかつて死んだはずの面々も。さらに映像の後半では映画『X-MEN2』(2003)、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006) に登場したアーロン・スタンフォード演じるパイロことジョン・アラーダイスの姿も見られた。

ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンも含め、旧「X-MEN」シリーズの面々が続々と登場する『デッドプール&ウルヴァリン』。だがウルヴァリンもまた映画『LOGAN/ローガン』(2017) のラストでその最期が描かれたはずだ。今回は、旧「X-MEN」シリーズから『デッドプール&ウルヴァリン』にはどのように繋がっていくのか、考察していこう。

旧「X-MEN」の面々はなぜ生きている?

『デッドプール&ウルヴァリン』は、元々『デッドプール3』の仮タイトルで呼ばれていた通り、『デッドプール』(2016)、『デッドプール2』(2018) の続編という側面も持っている。「デッドプール」シリーズは旧20世紀フォックスの「X-MEN」シリーズのスピンオフ作品として制作されており、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドユキオコロッサスといったX-MENのメンバーが登場していた。

『デッドプール&ウルヴァリン』の特報でも、ウェイドの誕生日のシーンでクロッカスやネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、ユキオの姿が見られる。それだけでなく、『デッドプール2』で死んだはずの妻ヴァネッサの姿もある。また、Xフォースに参加して死んだ一般人のピーターの姿も。

この様子を見るに、『デッドプール&ウルヴァリン』は『デッドプール2』のラストを継承している可能性が高い。『デッドプール2』のポストクレジットシーンでは、ケーブルが作ったタイムマシンを使い、デッドプールが過去に戻ると劇中で死んだ人々を助けに行った。

『デッドプール&ウルヴァリン』ではこのラストを踏まえて、二人が生き延びたタイムラインのその後が描かれるのだろう。また、誕生日会には同じく『デッドプール2』で死んだシャッタースターの姿もある。シャッタースターはポストクレジットで助けられる描写がなかったが、デッドプールが別途助けに行ったのだろう。

誕生日会のシーンで気になるのは、ウェイドが「この数年は大変だった」「みんながいてくれて最高に幸せ」と語っていることだ。ウェイドはこの数年間でタイムトラベルを繰り返して仲間を助け続け、タクシー運転手のドーピンダーやルームメイトのブラインド・アルも含めて皆で一緒に平和に過ごせる世界線を作り出したのではないだろうか。そこに、TVA(時間変異取締局)がやって来るというわけだ。

なお、『デッドプール2』のラストでは、デッドプールはウルヴァリンに「タイムトラベルで過去を修正するから」と言い放っている。あえてウルヴァリンにそう明言したこと自体が、『デッドプール&ウルヴァリン』というタイトルへの伏線になっていたと考えると胸熱な伏線回収でもある。

「X-MEN」シリーズとの繋がり、パイロのその後は?

特報を見る限り、デッドプールはウルヴァリンについてはTVAを通じて接触することになりそうだ。ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンは、『デッドプール&ウルヴァリン』の時間軸は『LOGAN/ローガン』よりも前だと発言している。それはデッドプールがウルヴァリンが死ぬ前の時間軸に飛び、タイムラインを分岐させるという意味だったのかもしれない。

「X-MEN」シリーズでは、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014) でタイムトラベルを使ったこともあり、様々な歴史改変が生じている。例えば『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013) には福島リラ演じるユキオが日本のエージェントとして登場しているが、『デッドプール』では忽那汐里演じる陽気なユキオがX-MENの一員として登場している。「デッドプール」を含む「X-MEN」シリーズでMCUよりも先にタイムトラベルを導入していたことで、いかなる改変もあり得る状況になっているのだ。

そして、『デッドプール&ウルヴァリン』の特報で注目を集めたのが炎を操るミュータントのパイロことジョン・アラダイスの登場だ。特報の中盤で砂漠の民のような格好で登場したパイロは、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』でアイスマンことボビーとの戦いに敗れて以降登場していない。

その直後に暴走したジーンが全てを塵にしていくが、パイロが塵になった姿は描かれなかった。同作の小説版ではアイスマンがパイロを助け出したことになっているが、映画『X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション』では、亡くなったミュータントを追悼する祭壇にパイロのライターが確認できる。『フューチャー&パスト』の世界線では、パイロはセンチネルとの戦いで死んだものと考えられていた。

先述の通り、『フューチャー&パスト』の中で歴史は変わる(MCU的に言うとタイムラインが分岐している)。それでも、『デッドプール&ウルヴァリン』ではパイロが生きていたという展開には、何らかの説明がつけられることになるだろう。

パイロはマグニートーが率いるブラザーフッド側に寝返ったミュータントだが、『デッドプール&ウルヴァリン』でも『フューチャー&パスト』の歴史改変後の平和な暮らしを享受できていなさそうな点も気になるところ。このタイムラインのパイロがまだブラザーフッドの面々と共にいるのであれば、マグニートーやジャガーノートといった「X-MEN」キャラの登場も期待できる。

なお、パイロのライバルに設定されていたアイスマン/ボビーを演じたショーン・アシュモアは、スーパーヒーロー映画を揶揄するAmazonドラマ『ザ・ボーイズ』(2019-) に2020年にゲスト出演している。ショーン・アシュモアはランプライターというパイロと同じ能力を持つキャラを演じた。デッドプールがその件をいじるのか、そしてショーン・アシュモアのカムバックもあるのかという点にも注目しよう。

なお、MCU映画としては『デッドプール&ウルヴァリン』の前作に当たる『マーベルズ』(2023) には、最後に「X-MEN」関連のサプライズが待っていた。こちらの展開との合流もあり得るのかという点も注目だ。

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月26日(金) より日米同時公開。

 

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『デッドプール&ウルヴァリン』と『ロキ』の繋がりについての解説&考察はこちらの記事で。

『デッドプール&ウルヴァリン』ヴィラン予想と考察はこちらから。

『デッドプール3』のタイトル変更についての考察はこちらの記事で。

 

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場した『X-MEN:フューチャー&パスト』オマージュの解説はこちらから。

ウルヴァリンが登場した過去作品のおさらいはこちらの記事で。

マシュー・ヴォーン監督は「デッドプールはMCUの世界を救おうとしている」と発言した。詳しくはこちらの記事で。

ヒュー・ジャックマンが語った『デッドプール&ウルヴァリン』の時系列はこちらから。

ヒュー・ジャックマンが明かしたウルヴァリン役復帰の経緯はこちらから。

本作に登場する“ドッグプール”についてはこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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