ドラマ『ロキ』スピンオフの可能性にプロデューサーが言及 シーズン3より現実味がある理由とは | VG+ (バゴプラ)

ドラマ『ロキ』スピンオフの可能性にプロデューサーが言及 シーズン3より現実味がある理由とは

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ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』シーズン2最終話第6話の結末に関するネタバレを含みます。

ドラマ『ロキ』スピンオフも?

2021年から配信を開始したドラマ『ロキ』は2023年10月からシーズン2が配信され、TVAでのロキの奮闘を描く二部作が一旦の完結を迎えた。ロキの生き方と世界のあり方を巡る物語に用意されていた圧倒的なフィナーレは、ファンや批評家から高い評価を受けている。

『ロキ』のシーズン3についてはまだ未定となっているものの、プロデューサーのケヴィン・ライトはロキの物語はまだまだ描きたいと発言している。

一方で、『ロキ』に次に起きうる展開はシーズン3だけとは限らないようだ。Phase ZeroのYouTubeに出演したケヴィン・ライトは、『ロキ』を共に制作したチームへの愛を表明した上で、以下のように語っている。

私はこの(『ロキ』の)世界が大好きなんです。このキャラクターたちを愛しています。シルヴィとTVA、登場人物たちの物語は続けていきたいですね。もちろん、ロキの物語も可能であれば続けていきたいです。今の時点では、彼(ロキ)がやっていることを考えれば、どうすればいいのか分かりませんが。

『ロキ』シーズン2のラストを考えれば、確かにロキ自身の物語をどう続けていくことができるのかという点には疑問が残る。一方で、プロデューサーのケヴィン・ライトはシルヴィやTVAについての物語も継続していきたいと発言している。『ロキ』シーズン2のラストではシルヴィは外の世界で生きていくことを決めた。一方でシルヴィの過去に何があったのか等は明かされないままだった。シルヴィのオリジンや内面を深掘りしていくスピンオフがあってもいいはずだ。

ケヴィン・ライトは、現時点でロキ自身の物語の続きを作ることの難しさを指摘しながらも、以下のように続けている。

しかし、それ以上にこの2シーズンを作ったチームと一緒に仕事を続けたいと思っています。『ロキ』シーズン3の代わりに何か方法を見つけたいのですが……もしこれが私たちの『ブレイキング・バッド』だったとしたら、私たちにとっての『ベター・コール・ソウル』はどんなものになるでしょうか?

ドラマ『ブレイキング・バッド』(2008-2013) は全5シーズンが制作された人気ドラマ。同作の終了後に、主要キャラの一人を主人公にしたスピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』(2015-2022) が制作され、本家を超える全6シーズンが発表された。

ドラマ『ロキ』の二部作が完結した今、ケヴィン・ライトはシルヴィやTVAを中心としたスピンオフシリーズを制作するという道も模索しているようだ。『ブレイキング・バッド』のパターンを踏襲するとすれば、シルヴィやメビウスを主人公にしたスピンオフシリーズの制作もあり得るだろう。

シーズン3よりスピンオフ?

ケヴィン・ライトは、米Colliderでは「相反することを言いますが」と前置きした上で、『ロキ』をシーズン3はないものとして作ったこと、2シーズンで築き上げたチームと物語を続けたいという思いを吐露している。続けて、「シーズン3であれ、他の何かであれ」「適切なストーリーがあれば、私たち全員が物語を続けたいと思っていると思います。私はそうしたいです」としている。

『ロキ』でプロデューサーを務めたケヴィン・ライトの言葉から滲み出ているのは、『ロキ』のチームとキャラクター達と共に物語を続けていきたいが、今のロキの状況からロキを主人公とした新作を作るのはなかなか難しいという状況だ。2シーズンで完結させるという前提で制作したのだから当然と言えば当然なのだが、それは同時に“物語の神”となったロキの選択を尊重する姿勢の表れとも言える。

ロキをあの状態から解放したければいかようにも物語は作り出せるだろうが、ケヴィン・ライトが「適切なストーリーがあれば」と話している通り、ロキの決断を簡単に覆して物語を続けるということはしたくないだろう。ロキ以外の人物を主人公したスピンオフシリーズの制作という提案は、ロキというキャラクターに対するケヴィン・ライトなりの愛の示し方と捉えることもできる。

ドラマ『ロキ』では、トム・ヒドルストンが主演のみならず製作総指揮も務めた。例えスピンオフにロキが登場しなくても、また『ロキ』チームによる物語が観られるはず。魅力的なキャラクター達を紹介した『ロキ』のスピンオフ登場に期待しよう。

ドラマ『ロキ』はシーズン1とシーズン2がディズニープラスで独占配信中。

『ロキ』視聴ページ (Disney+)

Source
Phase Zero / Collider

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プロデューサーが語ったシーズン3の可能性についてはこちらの記事で。

シーズン2最終話のメビウスとロキの会話について明かされた背景はこちらから。

トム・ヒドルストンが語ったシーズン2最終話の詩の意味はこちらから。

『ロキ』シーズン2最終話第6話のネタバレ解説はこちらの記事で。

 

トム・ヒドルストンが語ったシーズン2のロキの”新しい家族”についてはこちらから。

プロデューサーが語ったマクドナルド登場の理由はこちらの記事で。

トム・ヒドルストンが『ロキ』シーズン2の「責任」というテーマについて語った内容はこちらから。

ウロボロスの背景について俳優とプロデューサーが語った内容はこちらから。

【ネタバレ注意!】映画『マーベルズ』ラストの解説&考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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