第5話ネタバレ『ロキ』クラシック・ロキ誕生の背景を脚本家が語る 舞台裏も明らかに | VG+ (バゴプラ)

第5話ネタバレ『ロキ』クラシック・ロキ誕生の背景を脚本家が語る 舞台裏も明らかに

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ドラマ『ロキ』はクライマックスへ

『ワンダヴィジョン』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に続く2021年のMCUドラマ第3弾として配信されている『ロキ』は、全6話の内、第5話までの配信を終えて物語はいよいよクライマックスを迎えている。新たなキャラクターも次々と登場する中、第5話ではロキの過去、そして未来に関わる人物が活躍を見せた。今回はネタバレありでこのキャラクターの勇姿と誕生秘話を見ていく。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』第5話の内容に関するネタバレを含みます。

クラシック・ロキに注目

ドラマ『ロキ』第5話で大活躍を見せたキャラクターといえば、クラシック・ロキである。1960年代に原作コミックシリーズでロキが誕生した時代の派手なコスチュームを身にまとったクラシック・ロキは、映画『LOGAN/ローガン』(2017) でザンダー・ライス博士役、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019) でプライド将軍役を演じたリチャード・E・グラントによって演じられている。

リチャード・E・グラントはこの役を気に入っているようで、自らのTwitterでコスチュームを着て眼鏡をかけた舞台裏の姿を写真でアップしている。さらにInstagramでは、メビウス役を演じたオーウェン・ウィルソンとのおふざけ動画も投稿している。

マーベル公式では、オーウェン・ウィルソンはリチャード・E・グラントとの共演について、以下のように話している。

私はリチャード・E・グラントが大好きなんです。だらか、彼と一緒にシーンを演じたり、彼と会って時間を過ごせたのは最高なことでした。

マーベル公式は、クラシック・ロキを「(虚無にいた)全てのロキの中でも最もロキに影響を与えた存在」と形容する。リチャード・E・グラントは『ロキ』第5話の配信時点で64歳。ただし、ロキは神であるため老化のスピードが異なるはず(第1話ではロキがD.B.クーパー事件の犯人であったことが明かされたが、これは1971年の事件であり、ロキの見た目は変わっていない)で、クラシック・ロキも相当な歳月を重ねているものと思われる。

クラシック・ロキの道のり

『ロキ』第5話において、クラシック・ロキは意外な事実を口にする。クラシック・ロキが変異体になったタイミングは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018) の冒頭で、アスガルドの民を乗せた船をサノスに襲撃された際だ。神聖時間軸のロキは、サノスを欺いた上で短剣で刺し殺そうとしたが見破られ、首を捻られて殺されてしまった。

だが、クラシック・ロキは短剣ではなく自らの魔術を信じた世界線のロキだった。クラシック・ロキは自らの幻影を作り出して死を偽装すると、自らはガレキに擬態してサノスを欺き、生き延びることができた。そして宇宙を彷徨い、遠くの星で一人静かに暮らしていたのだ。

この設定について、ドラマ『ロキ』の脚本家であるマイケル・ウォルドロンは「思考実験」として、マーベル公式に以下のように話している。

もしロキが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の出来事を生き延びたとしたら——という疑問から(クラシック・ロキは)生まれたんです。「もしそれが実際に起きたとしたら、と考えました。実際にそうなった時、ロキはどのように歳を重ねていくでしょうか。TVAがロキを探しに来ることのないようにしながら、どのように歳月を重ねるのでしょうか。

結果、クラシック・ロキは兄のソーを想い、寂しさのあまり星を出ようとしたところでTVAに見つかり、剪定されてしまう。この経験から、ロキと出会ったときのクラシック・ロキは、「ロキは“のけ者の神”」であり、独りでいるべきだという結論に至っている。この点について、マイケル・ウォルドロンは以下のように話している。

ロキは最終的に「自分は独りでいるべきだ」と気付くという、悲劇的な出来事がありました。とても哀しいことです。そしてここに我らがロキの真の学びがあります。ロキはこの考え方を拒否し、「自分の本質は変えることができる」と、独りでいることを拒否するのです。ロキは正しいことをしたいんです。彼は自分の人生において本当の仲間を持てるかどうかを知りたいのです。

クラシック・ロキはロキに影響を与えたが、ロキもまたクラシック・ロキに大きな影響を与えた。“ロキ”は仲間と共に戦えると確信を持ったクラシック・ロキは、第5話のクライマックスで一瞬にしてアスガルドの街を幻影で出現させてロキとシルヴィをアシスト。自身の魔術の力を信じたクラシック・ロキの姿は、さながら大魔術師だ。ロキとシルヴィの二人に「ロキは強い」という勇気を与え、“仲間”へ希望をつなぐのだ。

ロキはクラシック・ロキに“一人で生きなくていい”ということを、クラシック・ロキはロキに“ロキの可能性”を伝えた。わずか一話で大きな爪痕を残したクラシック・ロキの存在を胸に刻んで、『ロキ』最終回の配信を待とう。

なお、クラシック・ロキを演じたリチャード・E・グラントが明かしたトム・ヒドルストンとの撮影秘話はこちらの記事で紹介している。

ドラマ『ロキ』は2021年6月9日(水) より、Disney+で独占配信。

Disney+

Source
Marvel.com

同じく『ロキ』第5話で活躍を見せた“ワニロキ”ことアリゲーター・ロキの撮影の舞台裏はこちらの記事で。

クラシック・ロキを演じたリチャード・E・グラントが希望するスピンオフの内容はこちらから。

シルヴィを演じたソフィア・ディ・マルティーノが第5話におけるシルヴィの心情を解説した内容はこちらの記事で。

『ロキ』第5話のネタバレ解説はこちらの記事で。

最終話についてプロダクション・デザイナーが語った内容はこちらの記事で。

『ロキ』内に登場した『ブレイド』『モービウス』を想起させる小ネタはこちらの記事で紹介している。

VG+編集部

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