『ジェン・ブイ』第4話ネタバレ解説 一人一人が抱える“真実” あらすじ&考察 | VG+ (バゴプラ)

『ジェン・ブイ』第4話ネタバレ解説 一人一人が抱える“真実” あらすじ&考察

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2023年10月6日、第4話「真実の全貌」配信開始

「真実の全貌」というタイトルがつけられた『ジェン・ブイ』第4話だが、真実は一つではない。ゴドルキン大学に通うヒーロー候補生や彼らを取り囲むヴォート社といった大人たちのそれぞれに、誰にも明かしたくない真実が存在している。そしてその真実を誰かに打ち明ける勇気を持つ者は誰なのか。それが『ジェン・ブイ』第4話「真実の全貌」の物語の中核となっている。本記事では、そのような各々が抱える真実に向き合う姿と、そこで起きるショーランナーがエリック・クリプキだからできる“ジェン・ブイ”流、“ザ・ボーイズ”流の暴走についてネタバレありで解説&考察していく。

『ジェン・ブイ』は、『ザ・ボーイズ』のスピンオフ作品であり、原作コミック内の〈We Gotta Go Now〉というチャプターをベースにした作品である。該当する原作の23話〜30話は、日本語版の第2巻に収録されている。

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なお、以下の内容はネタバレを含むので必ずAmazonプライムビデオで本編を視聴してから読んでいただきたい。また、本作は視聴対象が18歳以上の成人向けコンテンツになっており、露骨な残虐描写及び性描写が含まれる。また、第4話については自殺と自傷の描写を含むため、視聴には注意していただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ジェン・ブイ』の内容に関するネタバレを含みます。

“森”での惨劇

スカル・○○○○

第3話「#ブリンク追悼」のラストでアサ・ジャーマン演じるサム・リオーダンを救うべく“森”に忍び込んだリゼ・ブロードウェイ演じるリトル・クリケットことエマ・マイヤー。そこでエマ・マイヤーは警備員に襲われ、とっさに警備員の耳に入り脳を貫通して反対側から出るという方法で殺害してしまう。そして腰に埋め込まれた電気ショック装置によって動けなくなったサム・リオーダンを横に、さらに警備員が大挙して来ていた。

その後の“森”では頭を貫通された警備員の死体を前にマルコ・ビゴッシ演じるエジソン・カルドーサ博士とシェリー・コン演じるインディア・シェティが今後のことを話していた。ここで二人は「Skull-f*cked」と表現しているが、「Skull-f*ck」とは女性器に頭を入れる性癖のことであり、ここでもエリック・クリプキ流の際どいジョークが繰り広げられている。

だが、ここでもっとも重要なキーワードになるのは殺された警備員には申し訳ないが、彼の名前がボブではなくグレッグだということではなく、サム・リオーダンのスーパーパワーはパトリック・シュワルツネッガー演じる兄のゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンをしのぐものであるということである。

警備員の半数を殺し、不安定な精神状態かつ長年の監禁で人間不信に陥っているサム・リオーダンを取り逃がしたことがヴォート本社に伝わればインディア・シェティとエジソン・カルドーサ博士の首が飛ぶ程度では済まない。『ザ・ボーイズ』(2019-)本編でホームランダーによる市民の殺害の正当化や、クイーン・メイブやスターライトとの間で起きたヴォートタワーでの戦いをロシアのせいにするなど隠蔽工作に長けたヴォート社ならば、二人程度なら余裕で“行方不明”にできるだろう。インディア・シェティは残りの警備員を総動員するように指示し、そして現場で人形サイズの靴を見つけるのだった。

スクービー・ドゥーごっこ

同じ頃、ジャズ・シンクレア演じるマリー・モローとチャンス・ペルモド演じるアンドレ・アンダーソン、マディ・フィリップ演じるケイト・ダンラップ、ロンドン・ソア演じる。ジョーダン・リーはエマ・マイヤーの残した発信機を野外で見つける。しかし、その現場は隕石が落ちたかのようなクレーターができており、これを生み出すほどのジャンプ力を持つサム・リオーダンのスーパーパワーの強靭さがうかがえる。

アンドレ・アンダーソンはひとまず“森”からエマ・マイヤーが脱出したことに胸をなでおろすが、無関係なエマ・マイヤーをこの騒動に巻き込んだことについてマリー・モローはアンドレ・アンダーソンを責める。学校のトップが死んだばかりだというのに、その状況下でもランキングは発表され、ゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンの没後はアンドレ・アンダーソンが1位になり、2位にマリー・モローが就いたことを皆が知る。

ジョーダン・リーは第3話でも言っていたようにバイジェンダーのアジア人では人気が出ない、自分はクランシー・ブラウン演じるリッチ・ブリンカーホフ博士のお気に入りだったから2位だったと言い、ジョーダン・リーはまた5位に転落してしまう。ランキングを気にするジョーダン・リーの言動にアンドレ・アンダーソンは激怒するが、ジョーダン・リーはそれを「トップの言葉」と吐き捨て、これにリッチ・ブリンカーホフ博士が関わっていた以上、誰も信用できないと言い切る。

ここでジョーダン・リーは「But you guys are gonna get a green van and a talking dog and f*cking solve it?」と言っているが、緑色のバンに乗って謎を解決する喋る犬と言えば、ハンナ・バーベラ・プロダクションのアニメ「スクービー・ドゥー」シリーズだろう。エリック・クリプキは出世作である『SUPERNATURAL』(2005-2020)の中でも度々「スクービー・ドゥー」シリーズとそこで登場するミステリー社をネタにしており、製作総指揮からエリック・クリプキが下りた後も『SUPERNATURAL』で「スクービー・ドゥー」ネタは続き、遂には本家とコラボしたエピソードまで制作されている。

エマ・マイヤーことを「馬鹿クリケット」と呼んだことで対立するジョーダン・リーとマリー・モロー。その中、ケイト・ダンラップはこの事件は自分たちが扱うには大きすぎると言い、ジョーダン・リーと同じく身を引くことにすると発言する。

そのように自分たちの行方を追っている者がいることもはっきりと知らないまま、エマ・マイヤーとサム・リオーダンは潰れたスターダストドライブインシアターに隠れていた。警備員を殺した罪悪感にかられるエマ・マイヤーだったが、サム・リオーダンはそれでも自分は救われたと慰める。サム・リオーダンは助けになるのは兄のゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンだけだと言うが、そこでサム・リオーダンは兄の自殺を知る。

ゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンも隠蔽のためとはいえ弟のサム・リオーダンが自殺したと聞かされたときは酷い荒れ様だったが、ゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンをしのぐスーパーパワーを持つサム・リオーダンの荒れっぷりは凄まじい。そして、サム・リオーダンは自分からみんなが離れていくことを恐れているという真実をエマ・マイヤーに明かし、エマ・マイヤーは「自分は離れない」と語りかけるのだった。

THE WHOLE TRUTH WITH TEK KNIGHT

Voght+で放送されている人気番組「THE WHOLE TRUTH WITH TEK KNIGHT」。この番組は鋭い洞察力を持つデレク・ウィルソン演じるヒーローのテックナイトが未解決事件の謎を探求していくというコンセプトの番組である。しかし、そこはヴォート社の番組。実際は真実を探求するのではなく、ヒーローの犯した犯罪などにそれっぽい理由をこじつけて大衆の目を真実からそらすのが目的だと容易に考察できる。

ここで登場するテックナイトはDCコミックに登場する世界的大人気ヒーローにして、世界最高の探偵と称されるバットマンをモデルにしたヒーローである。コミック版『ザ・ボーイズ』ではパワードスーツを装着したヒーローだが、ドラマ版では三つ揃えの背広にトレンチコートといかにも探偵っぽい恰好をしている。また、エリック・クリプキとトレンチコートと言えば『SUPERNATURAL』に登場する人気キャラクターの天使のカスティエルを連想したファンもいるかもしれない。

テックナイトは番組制作というショービジネスと“森”の隠蔽のために母校であるゴルドキン大学を訪ねたことが明らかになる。さらにインディア・シェティとの会話の中でアイアンキャストといったテックナイトが尋問をした人物の多くは自殺や昏睡状態、行方不明になっていることも明らかになる。テックナイトはヴォート社にとってショービジネス兼もみ消し役だと考察できる。テックナイトを派遣したのがコルビー・ミニフィー演じるアシュリー・バレットだというのもそれを裏付けている。

急所爆破チーム

テックナイトが取材に来ているということで緊張が走るヒーロー候補生たち。それは単に有名なヒーローに認められるかどうかというだけではなく、マリー・モローらにとっては“森”への潜入作戦が暴露される危険性も孕んでいた。それに加えて父親である先代ポラリティが“森”に関与していたことを知ってしまったアンドレ・アンダーソンはドラッグに逃げ、酩酊状態でケイト・ダンラップのもとを訪ねた。そして幼少期に憧れた父親像が崩壊したことを打ち明けるのだった。

マリー・モローはエマ・マイヤーの行方を知るため、アレクサンダー・カルバート演じるサイキックのルーファスを訪ねる。ルーファスは以前、ゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンとケイト・ダンラップに関する不謹慎なジョークを言い、ケイト・ダンラップに自分で自分の股間をバットで殴りながらジュマンジと叫ぶように操られた人物だ。

アレクサンダー・カルバートはエリック・クリプキの出世作『SUPERNATURAL』で魔王ルシファーの息子にしてネフィリム(天使と人間の子供)、そして次世代の神であるジャックを演じた俳優で。所謂クリプキ組と言えるキャスティングだ。

ルーファスはジャックのときの純粋無垢なキャラクター性とは異なり、ジョーダン・リーにサイキックで女性にわいせつ行為を行う「歩くレイプドラッグ」と呼ばれる最悪の人物で、ジョーダン・リーが行為の前に隙を突き、そこをマリー・モローによって男性器を爆破された。そこで『SUPERNATURAL』でのキャスティングを考えると「Oh my God」と叫ぶのは皮肉めいている。また、第1話「ゴドルキン大学」では「スーパー好奇心(curious)」と学校紹介ビデオで話しており、curiousにはわいせつという意味もあるため、因果応報な末路とも言える。

ルーファスが最低な行ないをしようとしていたときに流れていた楽曲はスパイダー・バレエの「True」で、この楽曲は自身の素直な心情と相手に対して誠実にまっすぐ向き合うべきと歌っている。サイキックを用いてレイプドラッグ紛いの行ないをしていたルーファスの行ないに対して真逆の歌詞を敢えて選曲したと言えよう。この後、ジョーダン・リー命名の急所爆破チームによってルーファスの男性器が爆破されてスカッとした視聴者も多かったことだろう。

アンドレ・アンダーソンと父親の先代ポラリティは「THE WHOLE TRUTH WITH TEK KNIGHT」の取材を受ける。ランキング上位5名のTOP5のメンバーにゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンの自殺の原因を擦りつけようとするテックナイト。これもアシュリー・バレットらヴォート社によるもみ消しの一つだろう。そこではテックナイトはアンドレ・アンダーソンやケイト・ダンラップ、ジョーダン・リーの弱みを見抜き、動揺させる。

50個の乳首

“森”から脱走後、未だに潰れたスターダストドライブインシアターに隠れるサム・リオーダンとエマ・マイヤー。そこでサム・リオーダンはエマ・マイヤーの自分に関する物事を茶化す癖について質問する。第3話「#ブリンク追悼」では嘔吐することはスーパーパワーの性質上仕方がないと言っていたエマ・マイヤーだったが、自分も病んでいるというサム・リオーダンの前では嘔吐することの苦しみと恥ずかしさを吐露する。

談笑する二人だったが、一方でサム・リオーダンは“森”の外にいることで誰かを傷つけるのではないかという恐怖、自分にとってすべてだった兄のゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンを失った悲しみ、そして自分から皆が離れていくことの苦しみを打ち明ける。エマ・マイヤーはそのようなサム・リオーダンに対して、自分は離れないと再び語る。

第3話「#ブリンク追悼」で嘔吐していることをアウティングされ、ステージママの母親などの存在で大学でも居場所を失っていたエマ・マイヤーにとって、離れないと離れようにも行くところがないというのは悲しいが同義だったのだと考察できる。そこでサム・リオーダンは自分に50個の乳首があったらと問い、「気にしない、二人で生きていこうよ」と弱さを受け入れてくれたエマ・マイヤーに心を開いていくのだった。この弱みを打ち明けることが強さというのは第4話「真実の全貌」の中核となるメッセージであると考察できる。

一方、人形サイズの靴とエマ・マイヤーに関連性を見出したインディア・シェティはマリー・モローに対してエマ・マイヤーについて質問する。そしてランプライター犯罪対策学科の講義は開かれるのだった。その講師はあのテックナイト。テックナイトはマリー・モローに講義という体で揺さぶりをかける。それにより、マリー・モローは自分が退学寸前だったこと、そして真のゴドルキン大学の守護者は自分ではなくジョーダン・リーであることを明かしてしまい、講義を去った。だが、TOP5を動揺させるのはテックナイトの真の目的ではなく、真の目的はサム・リオーダンの逃亡を引き合いに題してインディア・シェティをスケープゴートにすることだった。

アベニューV

以前潜伏中のサム・リオーダンは追い詰められ、幻覚を見始める。その幻覚の内容はテレビ番組を通じて流され、そこにはアベニューVという看板とパペットのディープ、そして俳優のジェイソン・リッターが座っていた。アベニューは大通りといった意味で、そこにパペットが加わると、これが「セサミストリート」シリーズのパロディであることは明らかだ。

パペットのディープの横にはKという文字の置物があり、実際の「セサミストリート」シリーズの文字の勉強方法と同じ方法で、エジソン・カルドーサ博士の殺害をサム・リオーダンに指示してくる。また、ここでのパペットのディープは鰓が会話しており、『ザ・ボーイズ』本編のディープと同じ幻覚を数奇なことにサム・リオーダンが見ている。もしかすると、いくつか『ザ・ボーイズ』作中で出版されたディープ関連の書籍の中で、ディープは自分の鰓と幻覚の中で会話したことを書いていたのかもしれない。

また、ジェイソン・リッターは実在の俳優で、「一分間にできるだけ多くの人とハグ出来るか」のギネス記録を持っている。多くのドラマや映画に出演し、アニメ『怪奇ゾーン グラビディフォールズ』では主人公のディッパー・パインズを演じている。第1話「ゴドルキン大学」の学校紹介ビデオで『リバーデイル』(2017-2023)や『プリティ・リトル・ライアーズ』(2010-2017)にもゴドルキン大学は多くの出演者を輩出していると語られているため、『ジェン・ブイ』ではこのような本人役でのキャラクターの登場も増えるのかもしれない。

弱さを見せる勇気と強さ

『ザ・ボーイズ』シーズン3でも見られたのがホームランダーの抱える有害な男性性とそれに対する弱さを打ち明ける強さとその勇気だ。『ザ・ボーイズ』シーズン3では一時、ヒューイとブッチャーがコンパウンドVとソルジャーボーイに引っ張られるような形で有害な男性性に染まってしまい、そこから脱却し、自分の弱さを見せる勇気とそれこそが強さだと悟った。

それは『ジェン・ブイ』でも同じである。“森”に関する父親への怒りから父親であるポラリティの像を破壊するアンドレ・アンダーソンは涙を流し、そして何もしないという形で支えてくれたケイト・ダンラップに感謝の意を伝える。また、ジョーダン・リーも以前より事実を打ち明けて自分こそがヒーローだと知ってほしいと願っていたが、マリー・モローに対して本当は世間や様々なものに対して怖がっていること、そしてマリー・モローもそのような打算的な思惑で動いていたのではないかと恐怖していたことを打ち明けた。

ジョーダン・リーとマリー・モローのキスシーンで流れている楽曲はマギー・ロジャースの「Want Want」で、その歌詞は一旦手に入れたら隠し通せない、別れられないものを偽ることはできないというもので、まさしく二人の心情を描写した選曲だと考察できる。しかし、そのキスシーンは飛び込んできたエマ・マイヤーによって打ち切られた。

一方で弱さを曝け出せない人間もいる。テックナイトはそれをわかりやすく描いているキャラクターだ。テックナイトは脳に小さな腫瘍が出来てからというもの、木の割れ目から掃除機、給油口に頭蓋骨の模型まで穴を見れば男性器を挿入せずにはいられない異常性癖が生じていることがインディア・シェティによって明かされる。そしてそれを暴露しないことを条件にインディア・シェティをスケープゴートにする算段はご破算となるのだった。陰謀という暗い穴という比喩が比喩ではなくなっている。

カルドーサ家での戦い

エジソン・カルドーサ博士を襲撃しに来たサム・リオーダン。ここで、エジソン・カルドーサ博士に子供と家族がいるのが明かされるのが巧みなつくりだ。エジソン・カルドーサ博士はヴォート社でコンパウンドVを赤ん坊に投与するというヒーロー製造計画に加担している人物であり、その被害者であるマリー・モローらは孤児院を出た後は精神科病棟に送られることが決まっている状況だ。

自分自身も子を持つ親ならばそのような非人道的な実験に知らぬ間に巻き込まれる子供たちに対して思うところがあっても良さそうだが、エジソン・カルドーサ博士はサム・リオーダンの腰に電気ショック装置を打ち込んでいる。まるでナチスに参加していた医者が人体実験をする一方で家では良き父親であったような、そのような人間の持つ無意識的な暴力性を感じさせる。サム・リオーダンら“森”にいる児童で人体実験をしていたにも関わらず、家族だけは助けてくれと懇願する。その人間性の描き方はエリック・クリプキら制作陣の手腕が光るものであった。

この時点でサム・リオーダンは現実と妄想の区別がつかなくなっており、すべてがパペットに見えてしまっていることが台詞から考察できる。サム・リオーダンを止めにアンドレ・アンダーソン、マリー・モロー、ジョーダン・リー、ケイト・ダンラップ、エマ・マイヤーが集結するが、アンドレ・アンダーソンとマリー・モローは知らなかったとはいえ一度サム・リオーダンの逃亡を阻止した人物である。さらにケイト・ダンラップには気絶させられた経験があるため、兄のゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンの親友や恋人と言われても心を開くことは無くなっている。

サム・リオーダンのスーパーパワーは兄のゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンを文字通り超えており、暴走状態になったゴールデン・ボーイ/ルーク・リオーダンを足止めしたジョーダン・リーの身体能力や念動力とも対等に渡り合っている。一度、逃亡を阻止したマリー・モローやアンドレ・アンダーソンのスーパーパワーは通じず、巨大化したエマ・マイヤーによって何とか取り押さえられている。また、この戦いでエマ・マイヤーのスーパーパワーが嘔吐することで小さくなるだけではなく、食べれば食べるほど巨大化することもできると明かされる。

第5話にも期待

サム・リオーダンを取り押さえて一件落着かと思いきや、いきなり場面はマリー・モローとジョーダン・リーがベッドで一夜を共にした場面へと転換する。それにはマリー・モローついていけていない様子で、このときの場面転換はルーファスのサイキックを受けたときに似ており、“森”の関係者にルーファスか、もしくはそれに近いスーパーパワーを持つ存在を匂わせる。

最後に流れている楽曲はミッシー・エリオットの「Work it」で、性行為について生々しく歌ったものである。楽曲中に流れる象の鳴き声はそのまま男性器の比喩であり、それに合わせて、ハンドドライヤーに自分の男性器を入れようと四苦八苦しているテックナイトの姿は滑稽ですらある。

急展開を見せて終わった第4話「真実の全貌」だが、第5話でこの謎は明かされるのだろうか。そしてサム・リオーダンはどうなってしまったのだろうか。“森”の真相を知ってしまったメンバーのその後はどうなるのだろうか。第5話にも期待していきたい。

『ジェン・ブイ』は2023年9月29日(金)より毎週金曜日配信。

『ジェン・ブイ』の詳細はこちらから。

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鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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