『ホワット・イフ…?』第4話の登場人物は?
MCUがおくる『ホワット・イフ…?』は、フェーズ3までの作品を対象に起こり得た「もしも」の物語を描いていくアニメシリーズ。MCU初のアニメシリーズであり、「もしも」の物語といえど、『ホワット・イフ…?』で起きることはマルチバース化したMCU世界の別バースで実際に起きていることとされている。
『ホワット・イフ…?』では、第1話ではペギー・カーター、第2話ではティ・チャラ、第3話ではニック・フューリーにスポットライトが当てられた。もちろんこれらのキャラクターだけでなく、スティーブ・ロジャースやピーター・クイル、アベンジャーズの面々にも変化が生じ、映画版とは全く異なる世界のあり方が示されている。では、『ホワット・イフ…?』第4話ではどのキャラクターにスポットライトが当てられるのだろうか。
以下の内容は、アニメ『ホワット・イフ…?』第4話の登場キャラクターに関するネタバレを含みます。
『ホワット・イフ…?』第4話はドクター・ストレンジ編
『ホワット・イフ…?』第4話の中心に立つのはドクター・ストレンジだ。第4話の配信直前、マーベル公式は第4話のポスターを公開し、“ドクター・ストレンジ・スプリーム”が登場することを明らかにした。
Doctor Strange Supreme arrives in the fourth episode of Marvel Studios’ #WhatIf, streaming Wednesday on @DisneyPlus. pic.twitter.com/wnreNODdnD
— What If…? (@whatifofficial) August 30, 2021
題材になる映画『ドクター・ストレンジ』は2016年に公開されたMCU14作品目、フェーズ3の第2作目として公開された作品だ。以前からドクター・ストレンジはMCUマルチバース化の鍵となる人物と目されていた。遂にMCUを代表する魔術師がマルチバースの世界に登場するのだ。
ドクター・ストレンジとマルチバース
ドクター・ストレンジがマルチバースの鍵を握ると注目を集めたのは、映画『ドクター・ストレンジ』の続編タイトルが『ドクター・ストレンジ・イン・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』に決定してからだ。「混沌のマルチバース」とタイトルにあることから、魔術師であるドクター・ストレンジがマルチバース化の扉を開くのではないかとの予想が立っていた。
この流れを加速させたのが、2021年1月に配信されたドラマ『ワンダヴィジョン』だ。原作コミックにおいてマルチバース間を自由に移動できる“ネクサス・ビーイング”であるワンダは、MCUにおいては他のユニバースから子ども達を連れ戻すという目的を得た。
『ドクター・ストレンジ・イン・マルチバース・オブ・マッドネス』にはワンダが登場すること、『ワンダヴィジョン』にはドクター・ストレンジの登場が予定されていたこと、劇中CMで「ドクターからの助言を」というフレーズが登場したことから、マルチバース化にはやはりドクター・ストレンジの存在が不可欠であるとの見方が強まっていた。
『ワンダヴィジョン』におけるワンダとドクター・ストレンジの繋がりはこちらとこちらの記事に詳しい。
一方、MCUのマルチバース化が一気に進んだのは6月から配信が始まったドラマ『ロキ』でのこと。『ホワット・イフ…?』は“分岐イベント”が止まらなくなった状態のMCU世界が描かれており、現在のMCUは時間軸が盆栽のように枝分かれし、マルチバース化が勝手に進んでいく状態にある。
そして今後のポイントは、マルチバースが存在しているだけでなく、各ユニバースが繋がっていくことにある。2021年12月17日(金)に全米公開を予定している『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編では、スパイダーマンことピーター・パーカーに頼まれ、ドクター・ストレンジがマルチバースの扉を開いている。これにより、サム・ライミ監督版「スパイダーマン」シリーズのユニバースとMCUが繋がる展開が有力になっているのだ。
このように、ドクター・ストレンジはMCUのマルチバース化、更に言えばマルチバース間の接続に欠かせない存在だと言える。『ホワット・イフ…?』第4話ではドクター・ストレンジ自身がどのように分岐イベントを生み出し、どのような結末を迎えるのか、その展開に注目しよう。
アニメ『ホワット・イフ…?』はDisney+で独占配信中。
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