『ホワット・イフ…？』シーズン2はどうなる？
MCU初のアニメシリーズとしてDisney+で配信されている『ホワット・イフ…？』は、第2話までで『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011) と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014) というMCUを代表する作品を題材に「もしも」の物語を描いた。第3話では、『アイアンマン2』(2010) をはじめとするフェーズ1の4作品がベースになるなど、『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』(2019) まで続いたフェーズ3までの23作品がふんだんに用いられている。
『ホワット・イフ…？』はシーズン1配信開始の時点で、シーズン2まで製作されることが決定している。シーズン1は全9話で構成されることになっているが、シーズン2もフェーズ3までの作品を対象にして「もしも」の物語が描かれるのだろうか。
シーズン2にはフェーズ4の映画を
そんな疑問に、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが答えている。米Screen Rantのインタビューで以下のように話したのだ。
『ホワット・イフ…？』の面白いところは、（「もしも」という）疑問を探究できる点です。そして、シーズン1がこれまで観てきたMCU映画とストーリーラインを利用しているように、シーズン2では確実にフェーズ4の映画作品を取り入れることになります。
『ホワット・イフ…？』シーズン2では、フェーズ4の映画作品が物語の対象になると明確に述べたのだ。MCUフェーズ4は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、2021年1月に配信されたドラマ『ワンダヴィジョン』で幕を開けた。フェーズ4の映画公開は7月に公開された『ブラック・ウィドウ』までずれ込んでいる。
それでも、ケヴィン・ファイギは『ホワット・イフ…？』シーズン2の対象に「フェーズ4の映画 (movies)」が入ると発言している。フェーズ4の映画作品は『ブラック・ウィドウ』の他に、9月3日公開予定の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、11月5日公開予定の『エターナルズ』、12月17日全米公開予定の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と、2021年は4作品の公開を予定している。2022年以降は『ドクター・ストレンジ・イン・マルチバース・オブ・マッドネス（原題）』を含む8本の映画がフェーズ4で公開される予定だ。
『ホワット・イフ…？』シーズン2の配信時期と、対象になる映画の数は連動する。仮にシーズン2が全てフェーズ4の映画作品で構成されるとすれば、12作品全てを対象にして2024年頃の配信になる。もしシーズン1配信開始の一年後にあたる2022年8月にシーズン2が配信されるなら、2022年7月8日全米公開の『ブラックパンサー：ワカンダ・フォーエバー（原題）』までのフェーズ4の7作品と、シーズン1で扱わなかったフェーズ3までの作品をミックスした内容になるだろう。
もちろん、同じ映画作品を題材に複数話の「もしも」を描いたり、ドラマ作品まで対象にしたりすれば、『ホワット・イフ…？』の可能性は無限大だ。シーズン1の残りのストーリーとシーズン2で扱われるの公開を楽しみに待とう。
アニメ『ホワット・イフ…？』はDisney+で独占配信中。
Source
Screen Rant
『ホワット・イフ…？』シーズン1ではX-MENやファンタスティック・フォーは登場しないとされている。その理由はこちらから。
ケヴィン・ファイギは、ドラマ『ロキ』シーズン2については「2022年から2023年に撮影開始」と語っている。
『ホワット・イフ…？』第3話の『インクレディブル・ハルク』登場が今後のMCUに与えそうな影響についてはこちらの記事で。
『ホワット・イフ…？』第3話のネタバレ解説はこちらから。
第1話のネタバレ解説はこちらから。
第2話のネタバレ解説はこちらから。
