「キングダム ハーツ」映画化?
ディズニーとスクウェア・エニックスによる大人気ゲームシリーズ「キングダム ハーツ」が映画化される可能性があるという。多くのスクープを報じてきたDanielRPKが2024年4月22日(月)に伝え、注目が集まっている。米ComicBook.comもこれを報じている。
『キングダム ハーツ』は2020年にもディズニープラスでアニメ化されると報じられたが、その後のパンデミックの影響もあってか続報は聞かれないままだった。今回の情報では、『キングダム ハーツ』は映画化されるか、アニメシリーズになるかは不透明だとされているが、以前は「映画ではない」とされていただけに、新しい形でプロジェクトが動き出した可能性もある。
『キングダム ハーツ』の第1作目が発売されたのは2002年のこと。オリジナルキャラクターのソラがディズニーキャラが登場する世界を冒険するコンセプトで一躍人気作品となった。当初は任天堂の「スーパーマリオ」に対抗するゲームを目指して開発されたという経緯があるが、2021年には任天堂のゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(2018) に最後のファイターとして「キングダム ハーツ」のソラが参戦したことも大きな話題を呼んだ。
ゲーム原作が人気に
近年、ハリウッドではゲーム作品の映画化・ドラマ化が注目を集めている。2020年にセガからパラマウント配給の『ソニック・ザ・ムービー』が公開されると、北米ではゲーム原作映画として歴代最高となる興行収入を記録。2023年には任天堂がイルミネーションと共に製作しユニバーサル・ピクチャーズが配給した映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開され、アニメ映画史上最高のオープニング世界興収を記録している。同じくユニバーサル・ピクチャーズの配給で同名のホラーゲームを原作にした映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』のヒットも記録に新しい。
ドラマでもノーティードッグがソニーと共に製作した『THE LAST OF US』(2023-) がHBO Max(日本ではU-NEXT)で配信され、こちらもHBOの歴代記録に残るヒット作となった他、エミー賞では8冠を達成した。2023年11月には任天堂とArad Productions Inc.が共同で『ゼルダの伝説』をハリウッドで実写映画化すると発表。ゲーム会社と映画会社のコラボと快進撃が続いている。
ディズニーとしては、2024年3月からディズニープラスでアニメシリーズ『X-MEN ’97』が配信され、高い評価を受けている。ディズニー傘下のマーベル作品では映画「スパイダーバース」シリーズも大ヒットを記録しており、今後ディズニーがアニメの映像作品に注力していく可能性もある。
なお、「キングダム ハーツ」からは、最新作『KINGDOM HEARTS IV』の発売が予定されている。
Source
ComicBook.com 1 / ComicBook.com 2
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