MCUドラマ『アガサ:カヴン・オブ・カオス』はどうなる?
『アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題:Agatha: Coven of Chaos)』はDisney+で2024年冬に配信開始を予定しているMCUドラマ。2021年にフェーズ4の第1弾として配信された『ワンダヴィジョン』のスピンオフで、同作に登場したアガサを主人公に据えた作品になる。
『ワンダヴィジョン』でアガサ役を演じたキャスリーン・ハーンが主演で続投し、『ワンダヴィジョン』の脚本・製作総指揮を務め、映画『ブラック・ウィドウ』の原案も手掛けたジャック・シェイファーが製作総指揮を務める。また、Netflixドラマ『ウェンズデー』(2022-)のガンディア・モンテーロ、Netflixドラマ『バイオハザード』(2022)のレイチェル・ゴールドバーグがエピソード監督を務める。
配信が正式に発表されたのは2021年11月のDisney+ Dayで、この時は『アガサ:ハウス・オブ・ハークネス(原題:Agatha: House of Harkness)』というタイトルでロゴも公開されていた。その後、2022年7月にタイトルが『アガサ:カヴン・オブ・カオス』に変更され、2023年冬の配信開始がアナウンスされている。副題は直訳すると「混沌の魔女たち/魔女集会」になる。
Marvel Studios’ Agatha: House of Harkness, an Original Series, coming soon to #DisneyPlus. #DisneyPlusDay pic.twitter.com/Ovqo8mV9rH
— Disney+ (@disneyplus) November 12, 2021
Just announced in Hall H:
Marvel Studios’ Agatha: Coven of Chaos, an Original series, streaming Winter 2023 on @DisneyPlus. #SDCC2022 pic.twitter.com/0uLlhxtBF1
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 24, 2022
報道では、『アガサ:カヴン・オブ・カオス』は“ダークコメディ”になるとされている。原作コミックでは強大な力を持つ魔女のアガサも、『ワンダヴィジョン』ではワンダによって退けられた。『ワンダヴィジョン』の続きを描くとすれば、アガサの復活が描かれるということになるのだろう。
公式発表では、『アガサ:カヴン・オブ・カオス』はアガサについて深掘りする作品になるとされている。少なくとも300歳以上と考えられるアガサのオリジンを描く可能性もあり、いずれにしてもアガサファンにとっては待望の作品となりそうだ。
2023年1月に撮影開始、キャストも判明
米The Hollywood Reporterによると、ドラマ『アガサ:カヴン・オブ・カオス』は2023年1月17日(火)に撮影を開始するという。キャストの方は、『ワンダヴィジョン』第8話の1693年のマサチューセッツ州セイラムに登場した魔女のリーダーでアガサの母であるエヴァノラ・ハークネス役のケイト・フォーブスが出演することが報じられている。
また、『ワンダヴィジョン』の舞台となったウエストビューの住人たちが揃って登場することになる。ドッティ役エマ・コールフィールド、ドッティの夫フィル役デヴィッド・レンゲル、ミラー保安官役ブライアン・ブライトマン、デニス役アモス・グリック、ノーム役アシフ・アリ、ハーブ役デヴィッド・ペイトン、ハート夫人役のデブラ・ジョー・ラップが出演する。
この面々を見るに、アガサが再びウエストビューに登場することは間違いなさそうだ。一方で、アガサの母エヴァノラが登場した時の舞台は1693年で、アガサはエヴァノラのエネルギーを全て吸い取ってしまっている。この時、アガサが母の亡骸から拾ったのがいつもつけているペンダントなのだ。エヴァノラがどのような形で登場するのかにも注目だ。
新キャストには、ドラマ『レギオン』(2017-2019)のオーブリー・プラザ、『HEARTSTOPPER ハートストッパー』(2022-) のジョー・ロック、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』(2013-2019) のマリア・ディッツィア、『スーパーナチュラル』(2005-2010)のアリ・アン、『ハリウッド』(2020)のパティ・ルポーン、コメディアンでマーベルアニメ『ムーンガール&デビルダイナソー』で声優を務めたサシール・ザマタが起用される。
追加の出演者として、『ザ・ワイルズ 〜孤島に残された少女たち〜』(2020-2022)のマイルズ・グティエレス=ライリー、アーティストでパフォーマーのオクウィ・オクポクワシリ、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のマリア・ディッジアの名前も報じられている。
増えていくヴィランの主人公
『ワンダヴィジョン』のヴィランだったアガサが主人公に抜擢され、2021年からドラマシリーズが配信されているロキ、2023年のドラマ配信を予定しているエコーに続いて、MCUのドラマシリーズでは3作品目のヴィラン主人公のドラマが誕生することになる。ドラマ『ロキ』はシーズン2への更新が決定しており、やはり負の側面を強調して描かれてきたキャラクターを深堀りする物語には、独特の魅力がある。
また、『ワンダヴィジョン』の後に配信されたドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では、ヴィランチームをリクルートするヴァルが登場。ヴァルが集めたヴィランのチーム・サンダーボルツは2024年公開で映画化される。
MCUフェーズ4ではワンダとドクター・ストレンジを中心に、魔術師やヴァンパイアといったファンタジー路線に力を入れた。いずれにせよ、アガサがMCUで存在感を増していくことは間違いなさそうだ。なお、配信発表時にはマーベル公式からは「スパーキーという名前の犬は必ず隠してください」というコメントが出されている。アガサのヤバさはドラマ版でも健在なようだ。
ドラマ『アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題:Agatha: Coven of Chaos)』は、2024年冬にDisney+で独占配信予定。
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