MCUドラマ『アガサ・オール・アロング』2024年9月19日配信開始 『ワンダヴィジョン』のスピンオフ | VG+ (バゴプラ)

MCUドラマ『アガサ・オール・アロング』2024年9月19日配信開始 『ワンダヴィジョン』のスピンオフ

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MCUドラマ『アガサ・オール・アロング』は9月配信

MCUドラマ『アガサ・オール・アロング(原題:Agatha All Along)』が、ディズニープラスで2024年9月19日(木)より配信を開始する。本作は2021年にフェーズ4の第1弾として配信された『ワンダヴィジョン』のスピンオフで、同作に登場したアガサを主人公に据えた作品になる。

これまで、数度に渡りタイトルや配信時期の変更が発表されてきたが、2024年5月についに正式なタイトルと配信日が発表された。予定通り9月19日に配信を開始すれば、MCUドラマとしては『エコー』に続く2024年2作目のタイトルとなる。

公開された予告映像では、これまでに繰り返し発表されていたタイトルの変更をなぞる形でこれまでのサブタイトルが紹介されている。元は『アガサ:ダークホールド・ダイアリーズ(原題:Agatha: the Darkhold Diaries)』というタイトルで報じされていたが、配信が正式に発表されたのは2021年11月のDisney+ Dayで、この時は『アガサ:ハウス・オブ・ハークネス(原題:Agatha: House of Harkness)』というタイトルとされていた。

その後、2022年7月にタイトルが『アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題:Agatha: Coven of Chaos)』と発表され、2024年5月に『アガサ:ライイングウィッチ・ウィズ・グレートワードローブ (The Lying Witch with Great Wardrobe)』というタイトルがマーベルのX公式アカウントから投稿されたがすぐに削除され、話題となっていた。

今回の発表では、それらのタイトルを全て表示した上で、正式タイトルになると思われる『アガサ・オール・アロング』が発表された。「全てをめちゃくちゃにしていたのは誰?」という問いかけも歌と合わせて投げかけられており、「全部アガサの仕業」を意味する『アガサ・オール・アロング』というタイトルに合わせた仕掛けがなされている。これまでのタイトル変更はどうやら、アガサの仕業だったようだ。

『アガサ・オール・アロング』では、『ワンダヴィジョン』でアガサ役を演じたキャスリーン・ハーンが主演で続投する。『ワンダヴィジョン』の脚本・製作総指揮を務め、映画『ブラック・ウィドウ』の原案も手掛けたジャック・シェイファーが製作総指揮を務める。また、Netflixドラマ『ウェンズデー』(2022-)のガンディア・モンテーロ、Netflixドラマ『バイオハザード』(2022)のレイチェル・ゴールドバーグがエピソード監督を務める。

報道では、『アガサ・オール・アロング』は“ダークコメディ”になるとされている。原作コミックでは強大な力を持つ魔女のアガサも、『ワンダヴィジョン』ではワンダによって退けられた。『ワンダヴィジョン』の続きを描くとすれば、アガサの復活が描かれるということになるのだろう。

公式発表では、『アガサ・オール・アロング』はアガサについて深掘りする作品になるとされている。少なくとも300歳以上と考えられるアガサのオリジンを描く可能性もあり、いずれにしてもアガサファンにとっては待望の作品となりそうだ。

2023年1月に撮影開始、キャストも判明

The Hollywood Reporterによると、本作の撮影は2023年1月17日(火)に開始するとされていた。キャストの方は、『ワンダヴィジョン』第8話の1693年のマサチューセッツ州セイラムに登場した魔女のリーダーでアガサの母であるエヴァノラ・ハークネス役のケイト・フォーブスが出演することが報じられている。

また、『ワンダヴィジョン』の舞台となったウエストビューの住人たちが揃って登場することになる。ドッティ役エマ・コールフィールド、ドッティの夫フィル役デヴィッド・レンゲル、ミラー保安官役ブライアン・ブライトマン、デニス役アモス・グリック、ノーム役アシフ・アリ、ハーブ役デヴィッド・ペイトン、ハート夫人役のデブラ・ジョー・ラップが出演する。

この面々を見るに、アガサが再びウエストビューに登場することは間違いなさそうだ。一方で、アガサの母エヴァノラが登場した時の舞台は1693年で、アガサはエヴァノラのエネルギーを全て吸い取ってしまっている。この時、アガサが母の亡骸から拾ったのがいつもつけているペンダントなのだ。エヴァノラがどのような形で登場するのかにも注目だ。

新キャストには、ドラマ『レギオン』(2017-2019)のオーブリー・プラザ、『HEARTSTOPPER ハートストッパー』(2022-) のジョー・ロック、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』(2013-2019) のマリア・ディッツィア、『スーパーナチュラル』(2005-2010)のアリ・アン、『ハリウッド』(2020)のパティ・ルポーン、コメディアンでマーベルアニメ『ムーンガール&デビルダイナソー』で声優を務めたサシール・ザマタが起用される。

追加の出演者として、『ザ・ワイルズ 〜孤島に残された少女たち〜』(2020-2022)のマイルズ・グティエレス=ライリー、アーティストでパフォーマーのオクウィ・オクポクワシリ、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のマリア・ディッジアの名前も報じられている。

増えていくヴィランの主人公

『ワンダヴィジョン』のヴィランだったアガサが主人公に抜擢され、2021年からドラマシリーズが配信されている『ロキ』、2024年1月に配信された『エコー』に続いて、MCUのドラマシリーズでは3作品目のヴィラン主人公のドラマが誕生することになる。ドラマ『ロキ』もシーズン2が高い評価を受けており、やはり負の側面を強調して描かれてきたキャラクターを深堀りする物語には、独特の魅力がある。

また、『ワンダヴィジョン』の後に配信されたドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では、ヴィランチームをリクルートするヴァルが登場。ヴァルが集めたヴィランのチーム・サンダーボルツは2025年公開で映画化される。

MCUフェーズ4ではワンダとドクター・ストレンジを中心に、魔術師やヴァンパイアといったファンタジー路線に力を入れた。いずれにせよ、アガサがMCUで存在感を増していくことは間違いなさそうだ。なお、配信発表時にはマーベル公式からは「スパーキーという名前の犬は必ず隠してください」というコメントが出されている。アガサのヤバさはドラマ版でも健在なようだ。

ドラマ『アガサ・オール・アロング(原題:Agatha All Along)』は、2024年9月19日(木)にDisney+で独占配信予定。初回は2話が同時配信される。

Disney+

『アガサ・オール・アロング』初映像の紹介はこちらの記事で。

『デッドプール3』のMCU入りについてライアン・レイノルズが語った内容はこちらから。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』本予告の解説はこちらの記事で。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOL.3』はロケットのオリジンを描くとされている。詳しくはこちらから。

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