『アガサ・オール・アロング』9月19日配信開始
MCUドラマ『アガサ・オール・アロング』が2024年9月19日(木) よりディズニープラスで配信を開始する。『アガサ・オール・アロング』は、2021年にMCUドラマ第1弾として配信された『ワンダヴィジョン』に登場したアガサ・ハークネスを主人公に据えた作品。1月に配信された『エコー』につづき、2024年二作目のMCUドラマとして配信される。
『ワンダヴィジョン』に続いてアガサを演じるのはキャスリン・ハーン。『ワンダヴィジョン』の脚本・製作総指揮や、映画『ブラック・ウィドウ』(2021) の原案も手掛けたジャック・シェイファーがショーランナーを務める他、Netflixドラマ『ウェンズデー』(2022-)のガンディア・モンテーロ、Netflixドラマ『バイオハザード』(2022)のレイチェル・ゴールドバーグらがエピソード監督を務める。
現状の発表では、『アガサ・オール・アロング』は2024年に公開される最後のMCU作品となっている。アニメ『 ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン(原題)』が11月に配信される可能性もあるが、ディズニープラスで12月4日(水) よりドラマ『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』が配信されるため、『アガサ・オール・アロング』の後のマーベルドラマは2025年3月配信を予定している『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』までお預けになる可能性が高い。
高い評価を受けたドラマ『エコー』で幕を開け、映画『デッドプール&ウルヴァリン』で大きな盛り上がりを見せた2024年のMCUの締めくくりは、『アガサ・オール・アロング』に委ねられることになりそうだ。
ワンダの死後を描く?
米時間の2024年7月8日には『アガサ・オール・アロング』より初映像となるティザー予告が公開。『ワンダヴィジョン』でアガサ役を演じたキャスリン・ハーンがカムバックを果たし、独自の世界観を提示した。
冒頭に登場するロゴで分かるように、ドラマ『アガサ・オール・アロング』は“マーベル・テレビジョン”の作品として配信される。マーベル・テレビジョンはかつて存在した制作会社だが、2024年にMCUの配信ドラマに特化した新レーベルとして復活した。
ティザーの冒頭では、アガサは「刑事」と呼ばれており、身元不明の遺体を検分に来ている。アガサを迎え入れた刑事が「Jane Doe」と言っているが、これは遺体が女性で身元不明であることを示している。死因は鈍器による外傷によるものだという。
遺体の検死を行う場面では、アガサが持っているリストの「10月13日」の項に「W. Maximoff」という文字が現れる。そう、この名は「ワンダ・マキシモフ」を指すものである。そして、オーブリー・プラザ演じるリオが「あの魔女はあなたに呪いをかけたまま逝ってしまった」と伝え、アガサが『ワンダヴィジョン』の時の姿を取り戻す。
アガサは1693年に魔女たちから処刑されかけたが、それを生き延びて『ワンダヴィジョン』で現代のワンダの前に現れた。アガサはワンダが“スカーレット・ウィッチ”であることを見抜き、その魔力を手に入れるためにワンダに挑んでいる。
しかし、アガサはワンダに敗れ、魔法でウエストビューの街の住民という暗示をかけられて放置されていた。映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022) ではワンダが死んだともとれる演出があり、ワンダとアガサのその後は注目されていた。
『アガサ・オール・アロング』予告の後半はアガサが魔力を取り戻そうとする姿と、“魔女の道”を再び歩もうとする姿が描かれる。仲間を集めている様子のアガサが「どんな魔女がアガサの集会に入りたいと思うんだ?」と聞かれ、「あいにく、まともな魔女は探してない」と返答する様子も収められている。
マーベル公式が明らかにしたあらすじによると、『アガサ・オール・アロング』では、呪いから解き放たれたアガサ・ハークネスは伝説の試練“魔女の道”に連れていくよう懇願されるという。それを生き延びれば自分が失ったものを手に入れられると気づいたアガサは、魔女の道に興味を持ち、仲間を集めることになるようだ。
予告編の最後には、ホラー作品ではお馴染みのブリッジ歩きも。ドラマ『アガサ・オール・アロング』は、ホラーとコメディを融合した作品になりそうだ。その中でワンダ・マキシモフとのストーリーはどこまで深掘りされることになるのか。ハロウィーンの季節にぴったりな本作を心ゆくまで楽しもう。
ドラマ『アガサ・オール・アロング』は2024年9月19日(木) 午前10時よりディズニープラスで配信開始。全9話で初回は第1話と第2話が同時配信、10月30日(木) には第8話と最終回の第9話が同時配信される。
【ネタバレ注意!】『アガサ・オール・アロング』第1話のネタバレ解説&考察はこちらから。
Source
Marvel.com
『アガサ・オール・アロング』のタイトルは紆余曲折を経てこの形に収まった。詳しくはこちらの記事で。
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